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記録的短時間大雨情報と大雨特別警報の関連性
【記録的短時間大雨情報と大雨特別警報の関連性】
これからの季節に知っておきたい記録的短時間大雨情報と大雨特別警報の関連性などを記載しています。
テレビでは放送されない命を守る行動とは?
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○記録的短時間大雨情報とは?
記録的短時間大雨情報とは数年に1回程度程度しか起こらないような1時間80ミリ〜120ミリの猛烈な雨が観測された場合に気象台から発表されます。
また、大雨警報発表中に各地域で定められた1時間雨量の基準を上回り、土砂災害、洪水害、浸水害の危険度分布で「非常に危険」(警戒レベル4)が出現した地域に発表されます。
○2022年記録的短時間大雨情報発表一覧
●3月26日 鹿児島県屋久島町南部付近(6時30分まで120ミリ以上)
●3月26日 鹿児島県屋久島町南部付近(9時まで約120ミリ以上)
●4月27日 沖縄県与那国空港(20時20分まで110ミリ)、沖縄県与那国町付近(20時30分まで120ミリ以上)
●5月26日 愛媛県愛南町付近(17時20分まで約120ミリ)、愛媛県宇和島市付近(17時20分まで約110ミリ)
●5月28日 沖縄県宮古島市伊良部付近(6時50分まで120ミリ)、沖縄県宮古島市平良付近(6時50分まで約120ミリ)
●5月31日 沖縄県南城市玉城付近(12時20分まで約110ミリ)、沖縄県南城市佐敷付近(12時20分まで約110ミリ)
●6月11日 岩手県盛岡市南部付近(19時20分まで約100ミリ)
●6月21日 東京都青ヶ島村付近(5時30分まで約110ミリ)
●7月3日 愛知県小牧市付近(11時まで約100ミリ)
●7月3日 京都府京丹波町南部付近(13時30分まで約100ミリ)
●7月3日 京都府福知山市南部付近(13時30分まで約90ミリ)
●7月3日 福井県福井市付近(19時50分まで約80ミリ)
●7月5日 長崎県雲仙市付近(5時40分まで約110ミリ)
●7月5日 長崎県雲仙市付近(6時まで120ミリ以上)
●7月5日 熊本県荒尾市付近(7時まで約110ミリ)
●7月5日 福岡県大牟田市付近(7時まで約110ミリ)
●7月5日 熊本県荒尾市付近(7時10分まで120ミリ以上)
●7月5日 福岡県大牟田市付近(7時10分まで120ミリ以上)
●7月5日 北海道岩見沢市岩見沢付近(13時20分まで約100ミリ)、北海道三笠市付近(13時40分まで約110ミリ)
●7月5日 青森県七戸町付近(13時20分まで約90ミリ)、青森県黒石市付近(13時40分まで約90ミリ)
●7月5日 青森県平川市付近(14時まで約90ミリ)
●7月5日 青森県弘前市付近(14時20分まで約90ミリ)、青森県大鰐町付近(14時20分まで約90ミリ)
●7月5日 青森県鰺ヶ沢町付近(15時30分まで約90ミリ)
※上記は気象庁のデータを集計。
※上記の内容の無断転載やSNSへの無断転用等は禁止しています。
○大雨特別警報とは?
特別警報とは重大な災害が発生もしくは発生するおそれが著しく大きい場合に警告のために発表する情報です。
通常の警報とは違い、警報の発表基準をはるかに超える規模で起こるような甚大な被害が発生する恐れがあり、最大級の警戒をする必要性がある場合に適用されます。
大雨特別警報に関しては、甚大な災害が既に発生している。もしくは直ちに甚大な災害が発生する場合に発表されます。
従って大雨特別警報が発表された後、当該地域で避難を開始する行動は危険が高まります。
意外と知られていませんが、大雨特別警報が発表された場合は避難所などの自宅の外へ避難せず、自宅の中で垂直避難をすることが求められます。
○大雨特別警報発表一覧
●2013年9月16日(京都府、滋賀県、福井県)
●2014年7月7日~7月9日(沖縄県沖縄本島地方)
●2014年8月9日(三重県)
●2014年9月11日(北海道石狩、北海道空知、北海道胆振、北海道後志)
●2015年9月10日~9月11日(栃木県、茨城県、宮城県)
●2016年10月3日(沖縄県沖縄本島地方)
●2017年7月5日~7月6日(島根県、福岡県、大分県)
●2018年7月6日~7月8日(福岡県、佐賀県、長崎県、広島県、岡山県、鳥取県、京都府、兵庫県、岐阜県、高知県、愛媛県)
●2019年7月20日(長崎県五島、長崎県対馬)
●2019年8月28日(佐賀県、福岡県、長崎県)
●2019年10月12日~10月13日(静岡県、神奈川県、東京都、埼玉県、群馬県、山梨県、長野県、茨城県、栃木県、新潟県、福島県、岩手県)
●2020年7月4日(熊本県、鹿児島県)
●2020年7月6日~7月7日(福岡県、佐賀県、長崎県)
●2020年7月8日(岐阜県、長野県)
●2020年10月10日~10月11日(東京都伊豆諸島南部(三宅村、御蔵島村))
●2021年7月10日(鹿児島県、熊本県、宮崎県)
●2021年8月13日(広島県)
●2021年8月14日(佐賀県、長崎県、福岡県、広島県)
※上記は気象庁のデータを集計。
※上記の内容の無断転載やSNSへの無断転用等は禁止しています。
○記録的短時間大雨情報と大雨特別警報の関連事例
下記に主な豪雨災害における大雨特別警報が発表された地域での記録的短時間大雨情報の回数を記載しています。
複数の自治体で大雨特別警報が発表される程の災害では、数日の間に記録的短時間大雨情報が複数回発表されていることがわかります。
(関連事例)
●令和2年7月豪雨
(2020年7月4日〜7月8日)
【大雨特別警報】
熊本県、鹿児島県、福岡県、佐賀県、長崎県、岐阜県、長野県
【記録的短時間大雨情報】
熊本県 10回、大分県 3回、長崎県 2回、宮崎県 1回、佐賀県 1回
●西日本豪雨
(2018年7月6日〜7月8日)
【大雨特別警報】
福岡県、佐賀県、長崎県、広島県、岡山県、鳥取県、京都府、兵庫県、岐阜県、高知県、愛媛県
【記録的短時間大雨情報】
岐阜県 7回、愛媛県 4回、高知県 1回
●九州北部豪雨
(2017年7月5日〜7月6日)
【大雨特別警報】
福岡県、大分県
【記録的短時間大雨情報】
福岡県 15回、大分県 2回、佐賀県 1回、長崎県 1回
※上記は気象庁のデータを集計。
※上記の内容の無断転載やSNSへの無断転用等は禁止しています。
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