えさきしゅんすけ
日記を書くと決めた日に日付が変わってしまった。全くの怠惰だ。しかし、書かないよりはマシだろう。 今日は晴れた日。少し気温も高かった。昨晩あまり眠れずに工事の音で朝を迎えたので寝不足が過ぎた。 昨晩に憂鬱になってた影響もあって、午前中は全くのなんのやる気も出ず、しかしベッドに寝転がって睡眠不足を解消しようにも工事がうるさ過ぎて眠れない。 思い切ってバイトを休んでみた。お昼ご飯を彼女が作ってくれた。おいしいタコチャーハンに、食欲が刺激されて思わずおかわりした。 その後もベッド寝
全然やる気が出ない。去年はコロナが〜で世間のふさぎこんだ雰囲気に飲まれがちで、今年こそは気楽に過ごせたらいいな〜とぼんやり思ってた。 実際はそれどころか、年末に帰省してからずっとぼーっとしてて、いまだに正月気分が抜けない。というか全くやる気が出ない。何事に対しても。中間発表あるし、そろそろ研究進めなきゃと思いつつも、こうやってノート書くのでもう達成感半端なくてお腹いっぱい。ずっと頭にあるのは「早くメガテンして〜」。 そもそも年末からパッとしたことがない。飲み会でふざけたい。い
鳥取駅に着いた。正直、県庁所在地の街にしてはこじんまりとしてる。高い建物がまず無く、とにかく空が開けていた。絵に描いたような田舎である。とにかく人が少なく車もあまり走っていない。そのあまりの人気のなさ具合は、一瞬間違えて違うバス停で降りてしまったかと勘違いしたくらい。 とりあえずバスを降りて、駅に必ず銅像のようなモニュメントを探すことにした。裸の銅像があったらみうらじゅんよろしく、ヌー銅として写真に収めて鳥取の旅の景気付けをしたかったからだ。しかし「おそらく鳥取駅」を10
当日、夕方ごろに天神のバスセンターにやってきた。夏休み中とはいえ、人があまり利用しないであろう平日の何てない日をあえて選んでいた。が、結局バスの半分近く人が乗ってきた。みんなわざわざ夜行バスを使って鳥取に何をしに行くんだろう。まさかみんな鳥取に観光目的で行って、鳥取に「何もない」ことを確認しにいく失礼な集団なんじゃないか。そんなアホな妄想で時間を潰しながらバスが出発するのを待った。 幼い頃は車好きだったからか、夜行バスが好きだった。当時は何も考えずに乗っていて、目を覚ます
鳥取にいざ行くと決めたのはいいが、足がない私は公共交通機関に頼るしかなかった。てっきり福岡から飛行機で行けるものだと思ったら、乗り換えなしだと夜行バスしかないという。鳥取が己の姿を見せてきた気がした。 世の中にはやっても意味のない、人から何の躊躇もなくムダと吐き捨てられることが存在する。それらは通常、人から評価されることを忌み嫌うかのように突っ走り、それでいて日の目を浴びない切なさに日々苦悩する。フツウの人間はそんなことに憧れなんて抱けないが、むしろそれにしか人生を捧げら
「山形にはいろいろあったのに、鳥取は何もなかったのよね」 久しぶりに会った知人は旅行が趣味らしく、こんなことを僕に話した。 観光で行く目的地はさまざまであっても、目的はだいたい決まっている。いかにその土地を楽しめるかだ。そのために観光地と呼ばれる土地は、観光に来た客をもてなそうとさまざまな工夫をする。 先程の知人の言葉も例に漏れず、山形県は観光客をもてなす工夫が様々にしてあったのだろう。実際知人は山形がよっぽど楽しかったらしく、また旅行に行く計画を立てている。 普通そ
高校生の時、それまで特に何か秀でてるわけでもなく、ただ周りの大人に言われるがままに従って生きていた。当然何かに満足することもなく、退屈していたし、不安もたくさんあった。友達も2人しかおらず、何を信じればいいかわからない、自分がどうなっていくのか見当がつかなかったとき、みうらじゅんに出会った。ビックリした。それまで出会ったことのない振る舞い、考えの人物で、気づいたら憧れ、自分がなろうとしていた。 そんな誰に打ち明け打ち解けたらいいのかわからず、日頃書き溜めている暇な大学生が思