ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語/わたしのハムナプトラ
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』を鑑賞。
映画は、ふとしたシーンで涙が溢れ出る清々しい内容で、とてもよかったです。今年頭にみたミッド・サマーで主人公役だった人 (ネットで名前を調べたら「フローレンス・ピュー」さんだそうです) が出てて、いい味出してた。
映画の内容よりも気になったのが、映画のタイトル。
タイトルが英語だから、てっきり原題も『Story Of My Life』なのかと思いきや、『Little Women』という。
この『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』という邦題、よく考えたなーって感じで、とてもステキ。
多分オリジナルのまま「リトル・ウーメン」だと、カタカナの響きまたは字面的に日本人にはイマイチな感じなのであろう。かといって邦題を「若草物語」だけだとすごい地味すぎて、ワクワク感もなくヒットもしなかったであろう。
『Little Women』が『Story Of My Life』に変わったように、全く別の英語の邦題に変更されていることが結構多い。
こないだ、日本人とアメリカ人のゲイのお友達とお茶してた時の話。
なぜか、かなり昔の映画「ハムナプトラ」が会話に出て。
日本人の友達が外国人の友達に、一生懸命になって
「Do you know ハムナプトラ ? ムービー のネーム イズ ハ・ム・ナ・プ・ト・ラ」とかなりハイレベルなジェスチャーも交えつつ説明するも通じず。
で、ハムナプトラ をググって映画の画像を見せてみると
「オー、ディス イズ マミー」と答える。
マミーがなんのことかわからないので、みんなでウィキペディアで確認したら、原題がMummyで、ミイラって意味だそう。
ハムナプトラって一体どういうことだよっていう。
オリジナルのまま「マミー」ってカタカナの邦題にすると、「おかあさん」って意味の方の単語を連想したり、子供用乳酸菌飲料みたいなかわいい響きになってしまうから却下になったのかしらね。
という、若草物語の流れからの余談でしたとさ。
追記:
ふと思い出した『アナと雪の女王』とか、もし原題『Frozen』のまま日本でフローズンとしてカタカナで上映してたら、あそこまでヒットしてなかったと思われ。
英語圏ではない日本において、邦題考えるのって電通案件レベルの死活問題ね。
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