無理をしなくていい
無理に自分を元気にしたり
無理に明るく振舞ったり
無理に掃除をしたり
無理に毎日やっていることに取り組んだり
・・・
そんな風に無理をして何かをしようとすること、ありませんか?
あなたの中には、よく耳にする
「もう一人のあなた」や「あなたの中の子ども」という
存在がいます。
その【あなたの中の存在】が「イヤだ」と感じているとき
表向きの「大人のあなた」が無理矢理に「やろう」と
していることがあります。
たとえば・・・
仕事で疲れているのに無理に元気を出して笑顔を見せたり
家事が溜まっているけれど体が動かないのに無理に掃除をしたり・・・
その無理矢理な行動は、内側の自分との間に摩擦を生じさせます。
この摩擦は、エネルギーを大量に消費します。
具体的には・・・
【本能】を司る大脳の旧皮質と【理性】を司る新皮質との間で
闘いが生じている状態です。
旧皮質は「休みたい」「楽をしたい」と感じる一方で
新皮質は「やらなければならない」と命じます。
この内部の葛藤が大きなストレスとなり、疲労感や不快感を
引き起こすのです。
だから、無理をして疲れるのも、シンドいのも
当たり前のことなんです。
しばしば、自分の内側の声を無視して理性的に行動しようとしますが
その結果、心身に負担がかかってしまうのです。
そこで、時にはその【もう一人の自分】の味方になってやることが
大切です。
たとえば・・・
「今日は休んでもいいんだ」「無理しないで自分のペースでやろう」と
自分に優しくすること。
内なる自分の声に耳を傾け、その声を尊重してあげることで
心身のバランスを取り戻すことができます。
このように、自分自身と対話し、無理をせずに自然体で過ごすことが
長い目で見て健康で幸せな生活を送るための鍵となります。