ついに念願の試食&対面授業 実施! 世田谷中学校編
食育部のyurinaです!
梅雨の時期の間は気持ちもマイナスに。。。早く梅雨明けをと日々思っていましたが、いざ梅雨明けしたと思った直後に猛暑になるなんてどなたも想像していませんでしたよね。これもきっと地球温暖化が影響しているのではないでしょうか。
さて、今回は6月に3回授業を実施させて頂きました学校を紹介します!
●学校のご紹介
今回お邪魔させて頂いたのは、東京学芸大学附属世田谷中学校です。
東京都世田谷区にある学校で、最寄り駅は東急田園都市線 駒沢大学駅。駅からは徒歩25分、バス5分のところにあります。前回投稿しました小金井中学校と同じ学芸大附属中学校になります。
●どんな授業?
今回は「食を通して人・社会・環境について考える」をテーマとした探求の授業を実施しました。全3回の講義や動物性たんぱく質を使用しない食材を用いた調理実習、グループワーク等を通して、食と環境とのかかわりについて気づきを得て、各個人がテーマを設定できるお手伝いをさせて頂きました。
対象者は中学2~3年生の女子15名です。(たまたま女子が集まったとのこと!)
●授業内容
第1回 6月 2日(金)
・「食と環境問題とのつながり」 講義
・原田産業様 商品紹介など
・LIKE CHICKEN!?試食
第2回 6月10日(金)
・「食の多様性」 講義
・コオロギパウダー、コオロギせんべいの紹介
・研究テーマの検討
第3回 6月24日(金)
・世界の栄養課題 講義
・ミャンマー生中継
・グループワーク~ミャンマーの栄養課題を改善するには~
・食べて学ぶSDGsまとめ
●どのように試食したの?
今回5人ずつ①焼き調理班②カレー班③茹で調理班の3グループに分かれて実施しました。LIKE CHICKEN!?を焼いたり、茹でたり等簡単な調理を生徒のみなさんに取り組んでもらい、試食が実現しました(試食&調理がやっと実現できて良かった~!)
コロナ対策として試食時は向かい合わないように座り、黙食で実施しました。試食した感想などの共有は、しっかりとマスクをした状態で実施しました。
●試食品のご紹介
今回ご試食いただきましたのは、『LIKE CHICKEN!?』という大豆ミートです。
無償で試食品のご提供を頂きました原田産業様に改めて感謝申し上げます。乾燥タイプの大豆ミートは水戻しが必要ですが、LIKE CHICKEN!?は冷凍品のためレンジで解凍すればすぐ使用でき、気軽にプラントベースフードを生活に取り入れられるのが特徴です。実際に私も食べた経験があるのですが、見た目だけでなく食感が鶏肉に似ていてとても驚いた商品です。
●生徒のみなさんの感想
・ヴィーガンやベジタリアンなどの人でも関係なく大豆ミートのおいしさを味わうこともできるし、手軽でどんな料理でも合うのでこれを機にスーパーやお店に行った時などに買ってみたいなと思いました。また、私たちが普段から何気なく食べている牛や豚が地球温暖化に影響していることを知り、プラントベースのように週に1回でもいいので大豆ミートを取り入れて地球温暖化に配慮していきたいと思いました。
・大豆ミートは今までにも食べたことがあったけれど、なぜ大豆ミートを薦めているのか環境にどう影響しているのかなど知らなかったです。今回お話を聞いて環境にもとてもよいということを知りました。実際に食べてみてもすごくおいしくてカレーと合わせたときにもおいしかったので何にでも合うんだなと思いました。私も環境に気にかけて週一とかからでも植物性たんぱく質での食をやってみようかなと思います。
・畜産と地球温暖化が関わっているのが驚きました。大豆ミートのLIKE CHICKEN!?なら、おいしいからいつもの食事にも取り入れられると思いました。食と環境問題を結び付けて考えるのも面白いと思いました。食料飢餓を無くすためにも、私たちが積極的に取り組む必要があると感じました。
●ミャンマー生中継
食の仕事に携わっているミャンマー人女性2名とオンラインで繋ぎ、対話を行いました。生徒のみなさんは少し緊張気味でしたが、しっかりと質問できていました。日本にいるとなかなか気づくことが難しいミャンマーの食の課題や、医療体制がまだまだ整っていない問題…等、生徒のみなさんは今の日本と比べながらディスカッションをしていました。その後、ミャンマーの健康課題を解決するためにどんな取り組みが必要かを考えるグループワークを行い、短い時間の中でしたが、どの班も立派に発表していました。
●最後に
今回の授業実施に当たり、お世話になりました附属世田谷中学校の家庭科教諭様はじめ諸先生方、そして原田産業様に感謝いたします。3回の授業を通して、生徒のみなさんの研究テーマ決めに少しでも力になれていましたら嬉しいです。研究発表会があるとのことですので、その際はまたお邪魔させて頂きます。
以上、食育部のyurinaがお届けしました!