毎日読書メモ(129)「BRUTUS 村上春樹さん、今日は何を読んでいるんですか?」
早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)開館記念なのか? 「BRUTUS」10月15日号と11月1日号で村上春樹特集。今号は「読む。」、表紙は、村上春樹ライブラリーの階段にたたずむ村上春樹72歳。
「何を読んでいるんですか?」インタビューが1ページ。その後、「村上さんが手放すことのできない51冊の本について」特別寄稿28ページ分。すごく変わったセレクション。読んだことある本は2冊しかなかった(レイモンド・カーヴァーの原書があり、村上訳の日本語を読んだのを入れても3冊)。翻訳書や洋書も結構多いが、日本文学もそれなりに含まれている。第三の新人は、『若い読者のための短編小説案内』で取り上げただけあって、何冊か含まれている。
そして、1984年の「BRUTUS」に掲載された短編「三つのドイツ幻想」などを紙面そのまま採録。単行本『螢・納屋を焼く・その他の短編』におさめられたのは勿論読んでいたが、こんな写真と一緒に掲載されていたのか、というのが興味深い。同じ号に収録されたドイツに関するエッセイもそのまま再録されている。こっちは初めて読むかも。
「著作で探る村上春樹」に膨大な著作リストが時系列に並べられているが、殆ど全部うちにあるな、と思うと逆にため息が出る。そして、隈研吾の寄稿つきの村上春樹ライブラリー案内。小野正嗣と辛島デイヴィッドによる翻訳論。これはファン保存版だね。
ちなみに今号が「読む」編で、次号は「聴く。観る。集める。食べる」編らしい。何をしても特集になる人。そのうち呼吸しているだけで特集になりそうだ。
早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー):予約は瞬殺。早くクリック合戦に勝利して、行ってみたい!
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