カンボジアの寺子屋協力隊への参加〜労働組合にて〜
2015年の春
労働組合にて
ユネスコ主催の
学校に行けない
カンボジアの子供達に授業をする
寺子屋協力隊
というボランティア活動に
参加させてもらいました
主催の土台となるユネスコの
世界寺子屋運動のホームページはこちらです
非常に貴重な経験をさせてもらったので
記事として纏めさせて頂きます!
1年に1度のペースで開催されているそうで
この年は日本各所のグループ企業から
30名(自分の会社からは同期と2人で)
が参加しました
研修の内容としては主に以下の4つです
・学校に行けない子供達に授業をする(この記事ではココをメインに書きます!)
・地雷博物館の訪問(カンボジアは現在も多くの地雷が埋まっている状況で、埋まっている可能性のある場所には一般人は近付かないようにしていますが、それでも事故が起きる事もあり、地雷のせいで足が無くなってしまった方の話などを聞かせていただきました)
・シェムリアップ市長の講談会と交流(独裁政治から国が崩壊した話を起点に、リーダーとなる人物による影響力について、その怖さを教えてもらったり、現在のカンボジアの街作りの取り組みなど聞かせてもらったりお話させてもらいました)
・マダムサチコさんという日本人の女性社長がカンボジアでクッキー屋さんを経営するまでに至った経緯の講談会(日本とは常識が全く異なる文化の従業員に、日本の仕事の在り方を根付かせるまでの努力の結晶のお話を聞かせてもらいました)
↑マダムサチコさんの記事はこちらに詳しく載っているものがございました
この記事では
寺子屋協力隊の授業の内容について
詳しく書いていこうと思います💡
まず現地の研修前に
日本で事前研修があり
初めて会う方達と
4つのチームに分かれました!
授業内容のカテゴリは
既にプログラムが決まっていて
以下の4つでした
国語(日本語)、理科、伝統芸能、運動会
私は理科の授業のグループを担当しました!
自分達(理科チームは5人のグループ)で
授業の内容を決めて良いとのことで
仕事終わりに何度か集まって
色々アイディアを出した結果
・ペットボトル空気砲(でんじろう先生的な)
・風船電話(糸電話と同じ)
・スーパーボールロケット🚀(3段のスーパーボールでとんでもなく遠くに飛んでいくもの)
の3つを題材に
その仕組みを説明する
という方向になりました!
その時の事前研修の様子は
こんな感じですね😊
他のグループも内容が以下で固まりました!
■国語(日本語)チーム
自分の名前を日本語で書いて名刺を作る
■伝統芸能チーム
門松を色紙等で立体的に作る
■運動会チーム
玉入れ・綱引き・ジャンケン列車・フォークダンス(運動会とかで円になってペアでダンスするやつ)
という感じです!!
もうなんか事前研修の時点で
ワクワクしてた覚えがあります(*´∇`*)
現地での前夜
私は理科チームの盛り上げ役の
役回りだったようで真ん中でオー!ってやってますねw
伝統芸能チームは
リハの時から浴衣着て説明してましたね✨
そもそもですが
授業って、何語??
と思った方も多いかもしれないです!!
カンボジアはクメール語です
チュムリアップスーォ
が こんにちは ですね☀️
文字は象形文字なので
書くのは結構難しいです!
基本的な挨拶一覧はこちらです
さぁ、どう乗り切ったかといいますと
実は、カンボジアに到着した時から
同行中、強力な助っ人に来てもらってました!
カンボジア🇰🇭は
親日国家で日本語学校も多いのです💡
そこの現地の日本語学校の学生が
ツアーコンダクターを担当してくれました
なので、授業中は日本語で行い
同時通訳で伝えてもらった
ので一安心でした!😭✨
こちら
私のチームのコンダクターのブンさんです
平均気温40℃の中
シェムリアップという中心街からバスで
1時間半近くかけて、寺子屋に到着しました
到着して間もなく、そこの子供達以外にも
村中の人達が集まってきました
どーやら村の中では
この催し事はお祭り
のような感覚のようでした
最初は
出迎えのダンスを披露してくれました💃✨
後ろに村の子供達がわんさか覗いてます🤣
その後、国語(日本語)の授業で名刺をつくり
理科の授業では
原理を説明した後
実際に試してもらうという手法を採りました
下の写真はペットボトル空気砲で
ビニール袋に向けて
空気を当てるという実験です!
風船電話の説明のときは
振動が音として伝わるんだよという説明をし
その証拠として、予めビーズを風船の中に入れて、ビーズが震えている事を説明しました💡
私はスーパーボールロケットの説明を担当し、事前に持ってきたスーパーボールロケットを班ごとに配り、やってもらいました
こういうやつです↓
自分がどんな説明したか、忘れましたが
反発力の相乗効果で最後のボールが凄い勢いで、飛んでいくという説明だった気がしますw
その後、
伝統芸能チーム主導で門松を作り
運動会を実施しました
運動会のときは、村中の人が集まって
その後、アイスクリームのトラックが来る
というサプライズになってたのですが
みんなテンション爆上がりでした!!😂✨
最後に、この寺子屋協力隊に参加した際に
鮮明に覚えている3つの記憶について
書いて終わりたいと思います
①子供達の目の輝き
カンボジアの僻地で、人も牛も痩せ細っている状況の中、その村の子供達の目がキラキラしていて、常に楽しそうな笑顔で遊んでいる姿を見て、グッと込み上げてくるものがありました
環境とのギャップに当時の心境としてはどーしてかなと思ったりもありましたが、そう思う事もある意味エゴな気もしてきてます
カンボジアの日常としての暮らしは子供達には当たり前であるということ
今はそれを強く感じます
②日本語学校に通う学生さんとの交流
年の近いコンダクターの学生と夜、数人で色々語り合えたのは非常に貴重な時間でした
また、寺子屋に来ていた下の写真の彼女はこの寺子屋出身で今はカンボジアの医療向上のために医者を目指したいと話していました
当時の自分よりも若く、しっかりと目標を定めている姿が非常に印象的でした
③アイスクリームを食べた男の子のリアクション
運動会の後、人生で初めてアイスクリームを食べた男の子の表情とリアクションの大きさが忘れられません😋✨
デジモンの服着て、焦り過ぎてビニールが口に入っちゃった姿がかわいかったです😊
非常に有り難い人生経験となりました
忘れられない・忘れたくない 想い出です
以上になります
最後まで読んで頂きありがとうございます