ぶどう色、季節は混ざる。
久しぶりに、新しい化粧品を買った。
お気に入りのブランドの季節の新作を見ては、毎回うっとりするのだけれど、凝ったメイクをしないから使いこなせないよね、と自分で納得する。
それでもこの秋は、いつも使っているフェイスカラーの限定色が素敵だったのと、久しぶりに新しい口紅が欲しい、という自分の中の小さなときめきを拾おう、と思った。
このnoteでも何度か書いたけれど、osajiのコレクション毎のテーマや、詩のような色の名前や説明の言葉が大好きで。
今まで持ったことがない色。
紫っぽい赤に、ブルーの細かいラメがはいっていて、ぶどうのような。
似合うか似合わないか、とか
誰か気付いてくれるかな、とか
いつもの色を結局使っちゃうかもな、とか
でもいいのだ、蓋をあけるたびに、顔にのせるたびに、ちょっとうれしくなるからね。
ここのところ、毎日使っている。
夏と秋が混ざっている。
ホットコーヒーをいれたいと思いながら、今日もとりあえずアイスコーヒーをいれていた。
ありがたいことだけれど、あちこちから一斉に果物が集まってきている。
りんご、なし、桃、ぶどう…。
毎日様子をうかがって、触って、匂いを確かめて、いつ冷蔵庫に入れようか、どれから食べようか考えて忙しい。
(こういうの、江國香織さんのエッセイにあった。)
それと同時に、最後のひとしぼり!と言うような夏の野菜たちが集まってきた。
全くありがたいのだけど、そう、とてもとてもありがたいのだけど…。
(……どうしてタイミングが重なるのだろう…。)
昨日お義父さんから、大量のなす、ピーマン、きゅうり、トマトが届けられた、と思ったら、今朝隣のおっちゃんからも大量のピーマンときゅうりが届けられた。
ちなみに一昨日には、スーパーで自らも買っていた…。
冷蔵庫はパンパン。
出番待ちの果物たちと、野菜たちで、パンパン。
とりあえず、うーんと考えて。
10年以上愛読している、農家のレシピ、のような料理本を見て、はじめてのきゅうりのキューちゃん作りにチャレンジしている。
2kg近くのきゅうりを使って…。
次男が、何これ、と聞くので、
きゅうりのキューちゃんだよ、と答えると。
何それ知らない、
へちまのへーたろー、なら知ってるけど、と言っていた。
キューちゃん、美味しくできるといいな。
ちょっと手前と時間のかかる本格的なレシピだけど。