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ぶどう色、季節は混ざる。


久しぶりに、新しい化粧品を買った。

お気に入りのブランドの季節の新作を見ては、毎回うっとりするのだけれど、凝ったメイクをしないから使いこなせないよね、と自分で納得する。


それでもこの秋は、いつも使っているフェイスカラーの限定色が素敵だったのと、久しぶりに新しい口紅が欲しい、という自分の中の小さなときめきを拾おう、と思った。


このnoteでも何度か書いたけれど、osajiのコレクション毎のテーマや、詩のような色の名前や説明の言葉が大好きで。

Kyouteki〈強敵〉
ブルーのラメを散りばめたくすみ感のあるプラムレッド。強さのなかにかすかなエスプリを含んだ、目指す道筋を指し示してくれるお守りのようなカラーです。
アイ、チーク、リップに。

OSAJI「ニュアンスフェイスカラー 2023autumn」より


今まで持ったことがない色。
紫っぽい赤に、ブルーの細かいラメがはいっていて、ぶどうのような。

似合うか似合わないか、とか
誰か気付いてくれるかな、とか
いつもの色を結局使っちゃうかもな、とか

でもいいのだ、蓋をあけるたびに、顔にのせるたびに、ちょっとうれしくなるからね。
ここのところ、毎日使っている。


朝日に照らされる。


夏と秋が混ざっている。

ホットコーヒーをいれたいと思いながら、今日もとりあえずアイスコーヒーをいれていた。

ありがたいことだけれど、あちこちから一斉に果物が集まってきている。
りんご、なし、桃、ぶどう…。

毎日様子をうかがって、触って、匂いを確かめて、いつ冷蔵庫に入れようか、どれから食べようか考えて忙しい。
(こういうの、江國香織さんのエッセイにあった。)


それと同時に、最後のひとしぼり!と言うような夏の野菜たちが集まってきた。
全くありがたいのだけど、そう、とてもとてもありがたいのだけど…。
(……どうしてタイミングが重なるのだろう…。)


昨日お義父さんから、大量のなす、ピーマン、きゅうり、トマトが届けられた、と思ったら、今朝隣のおっちゃんからも大量のピーマンときゅうりが届けられた。
ちなみに一昨日には、スーパーで自らも買っていた…。

冷蔵庫はパンパン。
出番待ちの果物たちと、野菜たちで、パンパン。



とりあえず、うーんと考えて。

10年以上愛読している、農家のレシピ、のような料理本を見て、はじめてのきゅうりのキューちゃん作りにチャレンジしている。
2kg近くのきゅうりを使って…。


次男が、何これ、と聞くので、
きゅうりのキューちゃんだよ、と答えると。

何それ知らない、
へちまのへーたろー、なら知ってるけど、と言っていた。


キューちゃん、美味しくできるといいな。
ちょっと手前と時間のかかる本格的なレシピだけど。



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