胸に刻まれた先生たちのアクション
さて、本日は回顧してみたことをツラツラと
”生徒指導で衝撃をくれた先生”について
です
魅力的な先生たち
私のワークキャリアは、
個別指導塾 → 営業(証券系) → 通信制高校職員
という、少し風変わりかもしれません。
異業種から通信制高校職員になった当時23~4歳あたりの私は、
まだその業界に対する知識も経験も足りず、右往左往していたことを思い出します。
そこから数々の経験を経て、数々の記録を出すことにはなっていったのですが、そこには魅力的な先輩方・仲間の姿があったからこそ、今につながるものと思っています。
印象に残っているものを何個かご紹介。
どんなことがあっても、立ち続ける
A先輩は、社歴15年近くの先輩。生徒から一番人気があった先生でした。
基本的に職員室にいるよりも、子どもたちのいる教室やたまり場になっている部屋にいることが多く、事務作業は無駄の内容に早く終わらせる。
子どもたちといる時間を大切にする先生でした。
9:00始業、すぐに職員朝礼、そして9:30からの授業。
だいたいこの流れで一日が始まりますが、着任して1週間程度でふと気づきました。
…朝礼が終わった後、いつもA先生いないな…?と。
他の職員は、授業準備や事務処理、個別の電話対応などで職員室に滞在していることが多いのですが、A先生はいない。
どこにいるのだろう…と探すと、
校舎の入り口から少し離れたところに立って、登校する生徒と挨拶や談笑をしていました。
A先生
「お、気づいたね~~!生徒に顔を覚えてもらうのも大事な仕事だからね」
それがその場面での会話でした。
その後、飲みの場でこの話題になり、ずっと毎朝立ち続けている理由を挙げてくれました
・顔を覚えてもらう→顔を覚える:関係性を少しずつ構築する
・生徒たちに今日もいるよという安心感を与えたい
・表情・声のトーンの違いに気づき、声がけできる
・地域に学校がある、生徒を見守っているという存在感や指導の表明
などなど…
とぶっちゃけてもくれましたが笑
「生徒ファースト」の基本を見せてもらった先輩でした。
雨の日も、雪の日も、そしてイベントの日も。
変わらないことの大事さを教えてもらいました。
本当の「目線の合わせ方」
B先生は、社歴20年以上の大ベテラン。パッと見は怖い(笑)けど、自由人なスタイルと英語に対する情熱がカッコいい!先生でした。
先生が適当にしてないと、生徒もゆるく過ごせないから
「適当に適当」
職場を楽しくするには、上司を必ずイジる、無茶振りする
「仕事は上司に振るもの」
このスタンスは大好きでした。
日常をいかにゆるく、面白くするかに力を注いでいた印象があります。
普段は陽気に生徒と話をするB先生。
ある日、比較的おとなしめの女子生徒が、教室でポツンと座っていました。
なかなか学校になじめず、友人もまだ出来ていない。
その子のそばに近づき、話かけるときは
立ってではなく、必ず座る。
イスに座るのではなく、しゃがみこんで話す。
なにか不満を訴えてきて、職員室付近にたむろする生徒たち。
とりあえず話を聞こうと、そこに近づく。
まぁいいから座れと椅子に座らせ、自分はしゃがんで話をする。
英語の授業中、生徒に話を振って答えられないで考え込んでいる生徒がいれば、近づき、しゃがみこんで話を聞く。
「先生っていうのは、先に生まれただけだから。えらくもなんともない」
その一言を添えているのも印象的でした。
よく目線を合わせようという言葉は、立場や相手の心情などに使用されますが、まずは「物理的」にもというのがポイントです。
このようにして心理的安全性を確保することや、
先生と生徒ではなく、一人の人間として会話をすることで、
認める・認められる関係性を作ることに注力された実践でした。
熱を伝える方法
C先生は、その時は社歴10年以上で中堅~ベテラン選手。
私より1年先の入社ですが、年齢は一回り近く上。
実は、別の部署で働いており、その際に揉めそうになりかけることもあった中で、互いにちょっと距離感を絶妙にしていた時期もありました。
そしてまさか同じ職場で、さらに私が上長、C先生が部下という立場で一緒になるとは夢にも思いませんでした。
本人は口では絶対に言わないが、かなり「生徒想い」。
自分の時間を削ってでも実践する丁寧な生徒対応と、
一度話始めたら止まらないマシンガントークスキルと、
変わらない信念を持ち続けている先生です。
あだ名が「武士」だったのも頷ける(^-^;
悪い言い方をすれば「不器用」なほど、事務作業は遅めだったので、
「手伝いますよー?」と言っても、
「いや、これは私の範疇のものなので…」となってしまう。
どれどれ…?とその内容を見てみると、生徒に対しての手紙をしたためておりました。それも学校に足を運べていない生徒分、さらに連絡事項の書類には、重要ポイントにマーカーや、加筆、ハンコを使ったり…
…そこまでしますか?というレベル。
家庭訪問もする。電話もする。メールもする。手紙も書く。
保護者から声掛けをしてもらう。友達から様子を聞く。
…色々な手を尽くして、何か少しでも変えてやる!という熱意にあふれた対応をしていました。
そこまでやる!を体現しています。
ちなみに私はC先生と職場が離れる時に、贈り物として、
鬼滅の刃の煉獄さんのステッカーを贈りました。
『心を燃やせ』が代名詞だったり、よく使うキーフレーズだったので笑
今は妙手ではなくても、いつか妙手になるときがくる
私自身も人に何か与えていることがあったので、話の流れで最後にご紹介します。
先ほどのC先生でも、やはり指導で迷うことがあったらしいです。
その時私が伝えた言葉が本当に嬉しかったと、今も連絡をしあうときにそのエピソードを話してくれます。
指導というものは、難しいもので、
その時はダメでも、のちに効果が出てくる
その時は良くても、のちに反省材料ができる
こうしたことを繰り返すものなのでしょう。
今は妙手ではなくても、いつか妙手たりえることを信じて、
誠実に指導を続けることが大事なのだと思います。
C先生はこの面談の後、こう伝えてくれました。
果たして、私がC先生に伝えたことも妙手かどうかはわかりません。
でもこれは伝えなきゃな、伝えたいなという一心でした。
ただ、未来に希望を持ち、実践することに、意味は必ずあると信じます。
まとめ
特に諸先輩たちの実践は、
私に無かった感覚や考え方を与えてもらうもので、その積み重ねが今の自分を形成してるものだと確信しています。
正直、まだまだ全然書き足りません…。
少しずつこうしたエピソードも小出しにしていきますね。
本日のまとめをすると
やりたいことは強い。
だからこそ、やりたことを見つけていきましょう。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
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※スキ・コメントのところを少し変化させました。
次の段階に向けての準備です(*^▽^*)
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