マガジンのカバー画像

海外で働くとき、必ず役に立つ書籍の解説と紹介

37
中国を中心にアジアで仕事をしている私が読んだ本の中で、これは役に立ったと思った本を紹介し、簡単に解説しています。記事を読んでもらって、これもっと深く知りたいなと思ったらアマゾンで…
運営しているクリエイター

#グローバリズム

『WORK ROLES!』を読む①~Googleの人事制度から何を学ぶのか

この本の著者ラズロ・ボックはさまざまな仕事を経てGoogleに入社してから、急成長するこの企業…

Makoto_Kubota
4年前

『失敗の本質』を読む④~日本軍敗北の組織上の要因Ⅱ

前記事はこちら→『失敗の本質』①、『失敗の本質』② 「日本軍がなぜ惨憺たる敗北を喫したの…

Makoto_Kubota
4年前
3

『失敗の本質』を読む③~日本軍敗北の組織上の失敗要因の分析

前記事はこちら→『失敗の本質』①、『失敗の本質』② 「日本軍がなぜ惨憺たる敗北を喫したの…

Makoto_Kubota
4年前

『失敗の本質』を読む②~日本軍敗北の戦略上・組織上の失敗の要因を知る

前記事はこちら→『失敗の本質』① 日本軍がなぜ惨憺たる敗北を喫したのか、それについて主な…

Makoto_Kubota
4年前
1

『失敗の本質』を読む①~日本軍はなぜ惨憺たる敗北を喫したのか~戦略上の要因

この本は、大東亜戦争(本書ではこのように呼称しています)における日本軍の失敗の要因をノモ…

Makoto_Kubota
4年前
1

無責任社会のこれから②~『(日本人)』を読む(最終回)

権限に比べて責任ばかりが大きすぎる社会は何を生んだのでしょうか。 それは、誰も責任を取る…

Makoto_Kubota
4年前

無責任社会のこれから~『(日本人)』を読む

前記事「グローバルと無限責任社会」において、日本の自己責任は近代社会としての自己責任ではなく、中世の呪術的な無限責任なのだ、と述べました。近代社会においては、権限と責任は一対一で対応します。 1.組織の責任ですが、日本では「けがれ」を祓うために責任ばかりが大きすぎて誰も背負うことができない、という無責任社会になりました。組織の末端には小さな責任と小さな権限、大きな権限持つ組織の中枢では大きな責任を担うのが普通です。しかし無責任社会は組織の中にも浸透し、権限と責任は分離し、外