見出し画像

自分で「じょうず!」と言う娘を見て思い出すクレヨンしんちゃんの映画

1歳8ヶ月の娘をあまり褒めたことがない気がする。

「だいすき!」
「ママね、娘ちゃんがいてくれてすごく幸せなの!」
「今日も元気でいてくれてありがとう」
「嬉しいね!」
とかは毎日言ってるんだけど、

「すごい!」とか
「上手!」とか
「頭いい」とか
「優しいね」とかは
ほとんど言ったことない気がする。

いや「すごい」はあるかな。
でもほとんど言わないな。
ちなみに夫も全然褒めない人w

そんな風に褒められないで育った娘が家でパズルをしていた時のこと。
私の方を見て、
「娘ちゃんが!娘ちゃんが!!」と言い出した。
娘の手元を見てみるとぴたっとパズルがはまってる。
私が「おー、できたんだね」と答えると、
「じょうず!じょうず!!」と自分で言ってパチパチし始めた。

なんか新鮮。
「上手」なんて言葉を覚えたのね。
保育園の影響だな。
私たち夫婦は「上手」と声がけすることもないし、娘も今までこんな反応をしたことなかった。(今まで娘はこういう時、にこっと笑うだけだった)

外の世界に出るってこういうことなんだなって思う。
私と夫がどう育てようが、一歩外に出れば娘はやったことや能力、はたまた性格や容姿に対する「評価」に晒される。
それがいい評価にせよ悪い評価にせよ。

私が「上手かどうか」よりも「楽しいかどうか」、「自分がどう感じるか」を大切にしてほしいと思っているからか、ちょっとだけ複雑な気持ちになる。
(まぁ今回は自分でできた嬉しさを表現したかっただけなんだろうけど)

でもま、いいか。

私も随分と人の評価を気にしながら生きてきた。
今も気にしてる。
でも、少しずつ「自分がどう思うか」「自分が心地よいか」を優先できるようになってきた。
バランス大事よね。
そんな過程も悪くないと思う。
だから娘も長いスパンで彼女の満足いく人生になってくれればいいな。

突然だけど、私はクレヨンしんちゃんの「謎メキ!花の天カス学園」という映画が好きだ。

この映画にはいろんな人の「青春」が描かれてるんだけど、中には結構な「黒歴史」を送っている人もいる。
そういうのも含めて「無駄なことってないよね」「どんな青春もいいね」って言ってくれる感じがすごく好き。

人にどう思われるか(つまり人からの評価)を過剰に気にして、引っ込み思案になったり、厨二病になったり、キャラ作ってみたり。
それも青春だよね。
そんな試行錯誤してたどり着く自分らしさっていいなと思ったりする。


あ、そうだ。
私は娘のことをあまり褒めないと言ったけど、
「かわいい」は1日30回くらい言ってるw
こればっかりは口から勝手に出ちゃう。
将来自意識過剰になるかなw

いいなと思ったら応援しよう!