多読のコツ 私の場合
書評を書いているため、最低でも毎月平均20冊は本を読んでいる。
そこにプライベートの読書を入れたら、だいたい一日一冊平均となる。
多読の人から見たら、まあそんなもんだよね、という数字かもしれないが、最近、私のブックインスタを見てくれている人たちから「どうしてあんなにたくさん本を読めるんですか?」と、よく聞かれる。
たいしたハウツーではないが、読書が苦手で一冊も最後まで読めないと、悩んでいる人がけっこう多いようなので、私の読書法をご紹介したい。
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1 著者略歴を読む
どういう人が書いているのかということがわかるので、ざっと目を通しておく。
2 表紙・帯を読む
なんなら、中身を読まずとも、大体の要点がここに書かれている。掴んだ上で、中を読んでいくと視点がブレない。
3 目次を読む
目次はキャッチコピーの束のようなもので、この本がどういう構成で、何が書かれているのかが、おおよそわかる。
4 「はじめに」をちゃんと読む
著者がどういうことをしていて、何を伝えたいが故に、この本を書いたのかが「はじめに」には凝縮されている。
5 本編は写真を目で撮るように、ざっと最後まで飛ばし読みする
写真を目カメラで撮るように、文字を追うというよりも、ページ全体を記憶するようなイメージでバシッバシッと見ながら、最後まで目を通す。おおよそ5分くらいで。
6 目次に戻って、気になったページをチェックし、きちんと読む
書評を書くときの読書であれば、目次に戻ってテーマにあった項目を拾い上げて、今度はある程度、文字を追って内容を読み込む。と言ってもたぶん5〜8分くらい。
プライベートの読書であれば、ここで目次をもう一度読むと、もうすでに、そこそこの内容は頭に入っている。ここで止めることもあるが、気になる項目があった場合は、文字を追って読んでいく。
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たぶんこれで30分もかからない。
もちろん、何度でも読み込みたい本、じっくり時間をかけて読みたい本、というものも中にはあるが、私の読書法は、時間がなくても、とにかく早く中身を知りたいという観点に絞っている。
後でその本を読んだかどうかも忘れてしまうくらいの読書もあるのだが、内容のエッセンスが自分の血肉になっていると信じているので、隅々まで内容を記憶しているかどうかには、あまりこだわっていない。(読んだ記録としては、インスタにあげている。)
複雑な読書法ではないが、多読していきたいと考えている人は、参考にしていただけたらと思う。
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