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泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO」に行ってきました

先日、カメラマン仲間がBOOK AND BEDに宿泊したというツイートを見て、もともと気にはなっていたんですが、いく機会がなかったので、泊まってみることにしました。

BOOK AND BED TOKYOとは

「泊まれる本屋」がコンセプトのホステルで、全国4店舗 池袋本店、浅草店、京都店、福岡店があります。

実はこの前の九州旅で福岡店に泊まろうとしたんですが、予約が取れずこのまま諦めるのも悔しいので、わざわざ都内の店舗(池袋本店)を予約しました。

休日の小旅行みたいな感じでわくわくです。

泊まってみた

というわけで、チェックイン時間も近づいてきたので、BOOK AND BEDに向かいます。

池袋本店はビルの7,8階に入っています。(大学時代に毎日のように通ってた道にできてました)

エレベーターを登り中に入ると、とにかくおしゃれ。最近のホステルってたいがいおしゃれなもんですが、他のホステル以上にムーディーな雰囲気が漂っています。

エレベーターホールに出るとこんな木のボードが出てたりします。

さて、フロアに入って行きます。

池袋店は上の画像のようなフロア構成になっていて、各階にシャワー、トイレ、ベッド、本棚、ソファーが並んでいます。7階と8階で置いてある本も違うので、宿泊者は専用のセキュリティカードを使って自由に出入りできます。

トイレからシャワーエリアに抜ける廊下

左に2段ベッドと本棚、右側に読書用のソファが並んでいます。

小説とかだけじゃなくて、川島小鳥さんの写真集とかありました。

ソファも結構広くてゆったり読書ができます。

天井も本が飾られていて、本のための空間という感じ。

ベッドのすぐそばに本棚が並んでいます。

泊まってみた感想

とにかく、読書好きにはたまらないコンセプトです。ソファに座って大好きな本を読みながら、寝落ちする。母親にもだれにも咎められることはなく、夜更かしができる、そんな空間です。

ジャンルの幅も広く、小説を読むのもよし、漫画を読むのも、写真集を読むのもありです。科学書とか美術書まで置いてあります。

ただ、コンセプトコピーは「泊まれる本屋」ではありますが、本は売り物ではないので、実際には「泊まれる図書館」という感じです。本棚から借りてきて、読み終わったら返す流れ。

あとは、思ったより冊数が少ないことでしょうか。スペースも限られてはいるので仕方ない部分ではありますが、もうちょっと冊数増やしたり、話題の本とか置いてあると良かったなと思いました。

ただ、前に気になっていて読んでなかった本とか、パッと目に留まった本を読むのにはいいなあという感じです。

あとは、ソファ席が最高ということですね。幅が広いので、靴を脱いで体育座りで、ブランケットかけながら、コーヒー片手に読書ができるので、山奥のペンションに休暇に来て、夜静かにゆったりと読書をするような気分に浸れます。

読んだ本

一冊の本をずっと読んでももったいないなと思ったので、いくつかセレクトしてちょこっとずつ読んでみました。

夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった -谷川俊太郎
→口語的に書かれた、日記を読んでいるような手紙を読んでいるような感覚になる詩集
眠れなくなる宇宙のはなし - 佐藤勝彦
→暇になるとけっこう宇宙のこと考えることがあるんですが、せっかくのBOOK AND BEDで眠れなくなるほど宇宙を考えてみてもいいかなと。
超訳 吉田松陰語録ー運命を動かせ - 齋藤孝
→「公」の人であり「私」の人であった松陰先生の言葉で自分の運命について考えていました。

最終的には、吉田松陰語録をじっくり読み進めましたが、どれもこれまで触れてこなかった分野の本だったし、こういう機会でなければなかなか手にとることのなかった本たちだったので、とても読書ライフとしては充実した時間でした。

さいごに

はじめてのBOOK AND BED TOKYO でしたが、トータルとしては満足でした。読書好きは新しい本を探すも良し、持参の本を読むのも良しで、しっかりと雰囲気に浸れる人には最高だと思います。

「図書館で借りて家でゆっくり本読めばいいじゃん」というような、現実主義の人にはちょっとオススメできないかもです。

週末の小旅行気分でまた何回か言ってみたいと思います。

いけぽん

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池田こーき / ikepon
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