こんな時代に、なぜ私は本屋を開くのか①
時々、noteでも書いてきましたが、本屋さん開店の話です。
ついに妄想から実現に近くなってきました。
店名は「書店 有給休暇」といいます。
これまでの「季節の本屋さん」とは響きがだいぶ違いますが、基本的な考え方やスタンスはほとんど変わりません。
いい言い方をすれば、アップデートという感じでしょうか。
本屋さんを開きたいという話、今まで、細切れではnoteにも書いてきましたが、改めて今回、クラファンページを作るにあたって時系列で整理してみました。
それにしても、こんな時代(本屋がなくなっていく、しかもコロナ禍など)によりによって粗利が少ない本屋を開こうなんて、実にクレイジーだなと自分でも思います。思いますし、周りからもよく言われます。
でもみんな、これは見事に学生時代からの昔の知り合いも、わりと最近の知り合いもこう言います。
「でも、ずっと本屋さん開くの夢だったもんね」
理解し難い私の無茶に対して、みんなの落とし所がこれしかないのだろうと思うばかりです。
あとは、そんなに昔からしょっちゅうあっちこっちで公言していたのかなあと当の本人は思っている部分もあるのですが、言っていたみたいです。
その辺りのことや、実際に今、進めているリアルな心境なども含めて、少しずつnoteにも残しておこうと思います。
クラファン開始2日の間に、主に顔見知りの方を中心に15名の方が10万円強のご支援をいただきました。本当にありがとうございます。
それにしても、あと、2ヶ月弱で200万円に本当に届くのか?
考えると怖い。怖すぎる。
あー誰か助けてー!!わーと、急に叫びたくなります笑
手が震えますが、始めてしまったからには頑張ろうと思います。
それと、リターンはかなり楽しいものをたくさん集めました。
ニジノ絵本屋から本当に全面協力をいただきながら、いろいろ考えました。
珈琲がある本屋さんなので、遠方で仮になかなかお店に来れない方でも、お店にいる雰囲気を味わっていただけるような珈琲のセットやオリジナルグッズなど、あと選書セットもあります。
よかったら、ご支援または拡散のほど、よろしくお願いいたします!
以下は、クラファンページにまとめた私の思いの抜粋です。
全部は長いので、少しずつ今の心境プラス、という感じでこれから残していきます。
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はじめまして
こんにちは、ネット書店「働く女性のための選書サービス」“季節の本屋さん”を運営しているナカセコエミコと申します。
私は長く会社員をしていましたが、2017年に株式会社FILAGE(フィラージュ)を設立。
以来、働く大人女性に向けた本の事業をしてきました。
そして、2023年春、東京都国立市に「書店 有給休暇」を開店します。
子どものころから本や絵本に救われた
私が本の事業にたどり着いた経緯を、少しお話しさせてください。
幼少期は体が弱かったこともあり、一冊の本を手に安静にしていなければいけない時間がよくありました。本の中で知らないことを知る喜び、できない体験をできる幸せを感じました。
学生時代も社会人になってからも、本が好きなことに変わりはありませんでした。
が、次第に「本がある場所」そのものに安心感を感じていることに気がついたのです。
「珈琲がある本屋」が心の避難場所に
前職在職中の20代後半に結婚、30代になって管理職に就きました。
仕事も家事も毎日忙しい。ああ、あれもこれも忙しい……。
そんなとき、私はお気に入りのブックカフェに、わずかな時間を見つけては駆け込みました。
本に囲まれて、珈琲の香りがして。
一瞬でもこういう空間に入ると、本来の自分に戻れるような気がしたからです。
そこには本だけではなく、好みの雑貨や洋服もあったり。
そして、一杯の珈琲が。
避難場所のように駆け込むそんな本屋は、自分らしく息をするためにどうしても必要な場所でした。
続く・・・。
全文はこちら↓
“季節の本屋さん”における、よりよい本の選定に使わせていただきます。