今日は、何にもないなぁ、と思ったら
度々、人生にあることだが。
「今日は、やる気が出ない」「アイデアが湧かない」「何も行動する気がしない」という日がある。
そういう日は、「副交感神経」といって、
緊張している時や、集中している時に働いている「交感神経」とは違うもう一方の神経の働きが優位に立っている時である。
こんな時は、そのままゆっくりしていた方がいい。
人間はこの「交感神経」と「副交感神経」両方が、バランスよく働いていないと、やっていけない生き物だからである。
やる気が出ない時も、無理をして頑張り続けていて久しいと、「交感神経」がくたびれきって神経衰弱になったり、心や体が疲れて心の病気になってしまう。
「副交感神経」が働いている時は、リラックスしている時だから、こういう時がないとやはり人間も生き物だから、いつか生き物としての生活が破綻する。
「副交感神経」が優位にたって働いている時は、のんびりしながら、好きなことをしている方がいい。
のんびりした音楽を聴くでもいい。お茶を飲むでもいい。庭のお花をいじるでもいい。こんな一見なんでもない、無駄だと思える時間が、人間に余裕を持たせ、その他の活動に、“バネ“を与える。
一見、無駄に見えることが、そうでもないのである。
ぼーっとしていても、それは、次の活動へのジャンプの動きの「しなり」のように、
それがあると、もの凄く高く飛べる。
かちかちなカリキュラムより、この「余裕」の方が価値があるような気がする。
受験の時に「一日十時間勉強するより、基礎を繰り返し、集中してニ、三時間勉強する方が、合格に役立つ」と、散々言われた。
跳び上がる時、筋肉の緊張がなく、無駄な力がなく、しなるように跳ぶ時が一番高く跳べる。
仕事も、緊張してばかりだと、進みが遅い。
何か、簡単に言ってしまうと。
休むべき時に休まないと。
人間は、生き物。
そこをわきまえて、物事を進めないと、何事も上手には運べない。
以前、申したが、生体エネルギー「プラーナ」や、栄養、睡眠、日頃の体力づくりや、精神的な要素。「心」「技」「体」とでもいうのだろうか、さまざまな要素をバランスよく取っていかないと、
毎日がおぼつかない。
人間は、心だけでも、体だけでも、摂る栄養など環境だけでも、etc….どれ一つだけでも、偏っては生きていけない。
難しく考えそうだったら、「バランスを心がけよう」とすればいい。
「バランスをとって生きる」
だから、何もない日に無理になにかしようとしなくていい。
張り詰めた糸は切れやすい。
強く張った枝より、しなる柳の方が強い。
休んでいる時は、あながち無駄なものでもない。
「馬上枕上厠の中」で、
いいアイデアは、「馬に乗っている時」「寝てうつらうつらしている時」「トイレにいる時」によく浮かぶもの、と昔から言われている。
「たわん」と、糸や、緊張が緩んだ時に、
もの凄く、いいアイデアが浮かぶ。
なので、
退屈だからって焦る方が無駄である。
結
画像は、メイプル楓さんの
「みんなのフォトギャラリー」
です💕
いつも有難うございます💕💕💕
©鈴木江美子.2022.12.3.