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【写真日記】海と乗り物を楽しむ徳島の旅②/徳島市内散策・眉山からひょうたん島へ

徳島市に到着した私は、早速、市内観光へと出かけました。

《前回のおはなし》


眉山へ

JR徳島駅を出発して、まずは眉山びざんを目指すことにしました。

JR徳島駅前の様子。駅をバックに眉山方面をパチリ📸。ヤシの木が南国っぽくてカッコいいです。

地図で調べると、徳島駅から真っすぐ直進すれば眉山に辿り着けるようです。その間750mなり。私の足なら徒歩で10分くらいかな🙄。意外と近くてビックリしました。

徳島駅から眉山までのルート/Googleマップより

この日の徳島市の気温は23℃。地元の人たちは涼しそうな表情でしたが(←セーターやジャンバーを着ている人もいた!)、寒冷地から来た私には暑い暑い…。歩いていると汗が出てくるので、着ていたカーディガンを脱ぎ、薄い長袖のシャツ一枚になりました。
地元と旅先の気温差が大きいので、いつも着るものに悩むんですよ。今回の旅行も然り。薄めの服を持って行って正解でしたわ。

アーケードの飾りが阿波踊り!
この看板を見て、徳島は「すだち」の産地だ!と思い出しました。
正面に見えてきた山が眉山です。
替わりやすい案内標識。この大通りは「新町橋通り」というらしいです。
…と、これが新町橋通りの名の由来となった「新町橋」。
新町橋の下を流れるのは新町川。ゆったりして穏やかな川でした。
駅前から眉山へと続く新町橋通りは、車道も歩道もかなり広めで、ゆとりを持った設計になっていました。この辺り、夏になると阿波踊りの会場になるようです。
眉山&阿波おどり会館が見えてきました!

通りの突き当り(眉山のふもと)に到着しました。
5階建ての緑色の建物が阿波おどり会館です。

会館の建物から眉山ロープウエイが出ているのが見えました。

おっと、阿波おどり会館に入る前に、左手にある天神様に(徳島訪問のご挨拶がてら)お参りしてきましょう。

徳島眉山天神社を参拝

なかなか厳かな雰囲気。
石段を登ります。

こちらの天神様、徳島眉山天神社というそうです。

境内に入ると、最初に感じた「厳かさ」は一変して、なんだか敷居が低くてフレンドリーな雰囲気に様代わりしました。

手水所。植物の鉢が並んでいました。
これは七五三用の記念写真スポットでしょうか。大きめのお立ち台?の上で写真を撮る仕組みなのかな?子どもが飽きないようにミリオンがセッティングされていました。
ラジオ体操の石像。「なぜ神社にラジオ体操の像???」と不思議に思いながら注視していると、像の右脇下の手が不思議な形になっているのに気付き、思わずガン見。これが正しい体操ポーズなの??首に巻かれた水色の手ぬぐいも気になる…。
社務所の横に回ってみたら、こんな看板を発見!徳島が生んだ国民的作家・瀬戸内寂聴先生のお名前を見つけてテンションUP。寂聴先生が命名したという「知恵の牛」触ってこよう。
こちらが「知恵の牛」。さすればさするほど知恵がついて賢くなるそうです。
なかなか濃い顔をしていらゃっしゃいますね。もちろんさすりまくりましたよ笑。背後にもミリオンがいる…。

神様以外のことで情報量がメッチャ多い天神さまでした笑。

阿波おどり会館にGO!

さて、天神様にご挨拶をした後は、いよいよ阿波おどり会館に入ります。

これが建物の玄関。

まず、一階の券売機でチケットを買いました。
いろんな種類のチケットがあって、どれにしようかメッチャ悩みましたが、『お得』というワードに心惹かれ、「阿波おどりミュージアム」「阿波おどり実演見学」「眉山ロープウエイ」の3種がセットになったお得チケットを購入しました。

どういう順番だと効率よく回れるのか?イマイチよくわからず困っていたら、ちょうど「もうすぐ開場です!」のアナウンスが…。その声に従い、最初に『おどり実演』を鑑賞することにしました。

「阿波おどり公演」で阿波おどりをマスター

まずは会館の2階にある「阿波おどりホール」に向かいました。開場後、ちょうど空いていた最前列の席を運よくゲット。せっかく遠路はるばる来たんだもの、近くでじっくり観なきゃ損々!…ですよね笑

開演前の緞帳。ここは段差がないフラットなステージなのですね。

幕が開いて、いよいよ始まりました!
賑やかなお囃子と共に、阿波おどりの連の皆様がご登場。

可憐な女踊り
お囃子
元気いっぱいの男踊り

この阿波おどり公演、前半は歴史や踊りの変遷を解説しながら本場の踊りを鑑賞します。そして後半には、観客が全員その場に立ち、踊り方を習いながら、最後に会場みんなで一緒に踊るというダンシングタイムがありました。この踊り体験がなかなか面白くて楽しかったんですよね。
私は「阿波踊り」は観るのも踊るのも初めてでしたが、教えてもらった通りに手と足を動かして、それっぽくなりました笑。
阿波踊りは、節も踊りもリズミカルで陽気で、明るい気持ちになりますね。それに足腰を使うから運動にもなります。これを毎年踊っていたら、心身ともに元気が出て健康でいられそうだなぁ…と思いました。

ロープウエイで眉山山頂に登る

さて、2階のホールで阿波おどり実演を観た後は、エレベーターで5階に上がり、ロープウエイ麓駅に向かいました。

乗車の時間になるまで、静かに席に座って待ちました。

ロープウエイは2台。他のお客さんは黄色の先頭ゴンドラに乗り込んでいったけど、いやいや上りの時は、最後尾のゴンドラに乗った方が景色を楽しめるんですよ。
これ、岐阜城の金華山ロープウェイ新穂高ロープウェイに乗った経験から学んだこと。
私の隣にいたミドルエイジっぽい男性が「みんな上のゴンドラに行ったけど、こっちの下の方が景色がよう見えて良いんやで」と連れの彼女に話していたので、私も思わず「そうですよね!こっちが特等席なのにね」と横から共感のお声をかけてしまいました。男性「そやそや。よう見えすぎてちょっと怖いけどな」と笑って応えてくれました。

ほら、下のゴンドラの方が見晴らしは良いでしょ?笑
グングン高度を上げていくゴンドラ。ちなみに麓駅から山頂駅までは約6分です。

そうこうしているうちに、山頂駅に到着しました!

みなさん展望台へ。山頂は風が強かったです。
展望台より。水平線の向こうの遥か遠くにうっすら見える島は淡路島かな。
こちらは紀伊水道(徳島県・和歌山県・淡路島に囲まれた海域)側。海と河口がくっきり見えます。
眉山の山頂は、とても見晴らしが良くてオープンな所でした。
なんだろう?とよく見たら、元横綱白鵬(現・宮城野親方)と奥様の名前が刻まれた鍵のオブジェでした。あっそうだ!元白鵬関の奥様は徳島のご出身でしたね。

さて、時間が押してきたので急がなくては…!

急いで山頂駅に戻りました。
これが3種セット券。山頂での滞在時間は約10分!笑。今から下りのロープウエイに乗ります。

阿波おどりミュージアム

ロープウエイに乗り込み、麓駅(←阿波おどり会館の5階)に戻った私は、急いで同じ建物内の3階に行きました。
そうです。3種セットの残る1種「阿波おどりミュージアム」を観るためです。せっかく買ったチケットだから、しっかり元を取りますわよ!

ミュージアム入口の阿波おどりドールたち。決めポーズがカッコいい!

すごく充実した内容なのに、観客は私だけ。貸し切り状態でした。

興味深い展示で、ついつい見入ってしまいます。
徳島の歴史と文化に触れられる貴重な資料がいっぱい。

時間があれば、もっとじっくり観たかったのですが…。タイムオーバーで泣く泣く退館しました。

今度またここを訪れる時は、3階のミュージアムと1階のお土産コーナーをもっと時間をかけてしっかり見るぞ!…と心に誓ったのでした。

ひょうたん島クルーズへ

さて、急いで鑑賞して阿波おどり会館を後にした私は、次の目的地・ひょうたん島クルーズの船乗り場へと走って向かいました。
何故こんなに慌てているのか?って。それは、クルーズ船の最終便が15時40分出航だから…ですよ。阿波おどり会館を出たのが15時30分過ぎ。あと10分を切っていて焦る焦る…。必死で走りましたよ。久しぶりの猛ダッシュ!

これは最初に撮っておいた写真。まさか数時間後にここを激走することになるとは…。のんびり写真を撮った時は思いもよらずでした。

もと来た道を走り続けて新町橋を渡り、橋の下を流れる新町川の河川沿いをまた更に走りました。

ゼーゼー言いながら、やっとこさ乗り場に到着!

ギリギリ間に合ったみたい!良かった~😭

受付で400円を支払い、浮きベストを着用して、船に乗り込みました。

これに乗りました。

お客さんは、アジア系外国人観光客のカップルと一人旅らしき高齢の女性、そして私の合計4人。いざ出発です!

天気がよかったので、走行中の風が涼しくて心地よかったです。

ちなみに「何故、ひょうたん島なの?」というと、徳島市街地の川に囲まれた中州が瓢箪型に見えるところから「ひょうたん島」と呼ばれるようになったそうです。この島を船でぐるりと一周するのが、ひょうたん島クルーズ

徳島市の地図・Googleマップ。川がたくさん流れていて水路になっているのがわかります。

でも、私が乗った時は満潮のため、ひょうたん島を一周することはできず、海の方に出て帰ってくるというコースでした。それでも充分!迫力満点でしたよ。

上は私のInstagram。クルーズ中の動画が入っています。

海に近づいていったところで、入港する南海フェリーに遭遇しました。明日これに乗ります!
船から眉山が見えました。

川から海へ。雄大な風景に、心洗われる気がしました。
私が住んでいる所は山岳地なので「川」と言えば渓流なんですよね。海に近い街のゆったり滔々と流れる大きな川は、私にはとても魅力的です。懐広くて何でも包み込んでくれる温かなイメージがあります。徳島のこの光景がまさにそれ。小さなことにとらわれていないで、もっと大きな心で物事を受け止めていこう…という気持ちになりました。

あっという間の30分間。すごく楽しかったなぁ。

船から下りて、新町川沿いを散策

船は無事、もとの乗り場へと戻りました。

これが船乗り場。受付のお兄さんが手を振ってお出迎えしてくれました。
これがひょうたん島クルーズの看板。

興奮冷めやらぬまま、乗り場を後にしました。徳島のnote友達のおすすめだけあって、メッチャ面白かったなぁ。私もこれ推しますわ!

川沿いに造られたこの公園は「新町川・阿波製紙水際公園」というそうです。きれいに整備されていて、お散歩によさげな小径が通っていました。
なんだか縄文の巨岩群みたいなオブジェ。背後で輝く夕陽が古代みを高めています。
こんなところで寂聴先生とまた遭遇!青空説法のお声が耳元で聞こえてきそうです。
暮れゆく新町川の風景。

高速バスに乗り、阿波おどりを踊ってロープウエイに乗り、走って走って周遊船に乗り…と、あちこち行って、いろいろ乗って、とても充実した濃い一日した。

③につづく



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Emiko(シモハタエミコ)
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