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小1男子に大掃除は早かった

小1の長男は外面がいい。
小学校では違う学年の子とすぐに仲良くなり
運動場や公園で遊んだり
クラスでも発表はもじもじするがグループワークでは全員の意見を聞き出すことができていると
個人懇談で先生から褒められた。
掃除も皆に声をかけて取り組んでいると聞いたので期待してしまった。


家の大掃除に取りかかるまでが長い

昨日から夫も年末休みになり、今日は朝から掃除をしようと決めていた。
夫は朝7:00に起きてすぐ、ベランダを掃除すると言いバケツと雑巾を持って姿を消した。


とってもありがたい。
ありがたいのだが…
子ども5人起きたばかりなんですよね。


朝ご飯食べさせるのも
ぼやーっとしてる次女に床にボトボト落とす次男
ご飯を一口食べては部屋を一周歩いてくる三女
いつまでも寝転びながらゲームと漫画を楽しむ長女と長男
なんとか朝ご飯を終わらせても
おやつを食べたいと冷蔵庫や引き出しを開けて物色している。
私もイライラしだし顔が無になるわ
『片付けたいし早くしてくれへんかな』
と低音ボイス(ドスがきいている声)でねちねち言ってしまう。


いざ大掃除へ

ようやく子どもたちの歯磨きと着替えを終わらせたらもう9:00前だ。
ベランダ、窓拭き掃除、エアコン掃除は背の高い夫に任せ
キッチンはせめて私が頑張ろうと換気扇に取りかかる。


「何してんのー?」
「一緒にやりたいな〜」
「保育園でも掃除したしできるで!」


年中組の次女はお手伝い大好き。
換気扇やレンジフードは手伝ってもらうと却ってめんどくさいな…とネガティヴさんが出てきたけれど
何か仕事を与えたら静かやし私も助かると思い直して
炊飯器と電子レンジをピカピカに拭く係をお願いした。


次女「いいよ!」
  「掃除大好きやしやったげるな!」


普段こっちが掃除をしていても何も言ってこない次女だが
保育園で掃除をすると意識が変わったようだ。
次女がしていると次男も同じようにしたいと拭き始める。
3歳次男は5分できたらいい方だ。
すぐに飽きておもちゃ部屋に走り去っていく。


静かにしているな…
と三女の様子を見にいくと、床にマジックで盛大にお絵描きをしている。
あぁ…やられた…
がっくりして見ていると三女はキラキラした笑顔で見つめてくる。
三女にとったらお絵描きできたぜ!の達成感を味わっている。
水性マジックやから床拭いたら消えるしいいか
と気持ちを切り替えて掃除の続きに取りかかる。


さて戦力になりそうな小学生2人はどこにもいない。
何してるんやろ?と寝室に行くと
…寝転んで漫画を読んでいる。
ちょいちょいちょい!
保育園児が頑張っているんやから小学生はやって当然やろうが!


さすがに動くやろうと期待した私が甘かった。
漫画を片手におもちゃを片付け始めた。
『時間かかるし漫画置いてやった方が良くない?』
とつい言ってしまい


長男「もうしいひんわ!」
と床をドンドン踏み鳴らして寝室に逆戻り。
余計な一言をした私が悪いとは思う。
でも掃除はやるとこいっぱいあるんだよ…。
お昼までに終わらせないとお腹空いたとグズグズ言うのが目に見えているんだよ…。


ついに禁断の奥の手(というか脅し)をやってしまった。


私『お年玉の金額に影響するで〜』


本当は目の前に人参をぶら下げるやり方はしたくない。
お年玉は快く渡したいし
嫌々やらせるのも気持ち良くない。
同じ屋根の下で生活するなら最低限することはやろうと思ってしまうのは
自分が子どもの時に母親からやって当たり前と自分のキャパ以上の家事を引き受けていたからだろう。


我が子にも同じことをしているな…
と書いていて気づくことはたくさんある。
小学生男子は掃除よりも公園で遊んできてもらう方が
お互い平穏に過ごせたな。
来年の大掃除では一緒に掃除をするか講演へ遊びに行くかどっちがいい?と選択肢を与えて
子どもが決めたことに
『いいよ〜』と言える母になろう。


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