YUEHUAMEICHA 月 花 美 茶
「写真」でお役に立つことができたらばと思い、新しい試みとしてお茶会の写真を必要とされる方に一定のお写真を一律5,500円の料金で撮影いたします。都内あるいは東京近郊でお茶会を開く際、お茶会にお邪魔し、会の様子を撮影いたします。撮影した写真は、こちらで選別・データ化した40枚を差し上げます。予め必要な写真をお伝えいただければ、なるべくご希望に沿って撮影いたします。 例: ・茶人や亭主、淹れ手のポートレートを数枚含めて欲しい。 ・お茶を淹れている様子を多めに撮影して欲しい ・お
すごく久しぶりの投稿となりました。 このnoteだけをご覧いただくと、長く時間が空いたように思いますが、私自身としてはとても濃厚な日々を過ごしていたいたように思います。この一年でガラリと変わったことが多く、また、東京での生活はどうしても情報に溢れてしまい、仕事も手を抜けられないので、以前のように身軽に動けないところもありました。 先日一年半ぶりの海外旅行を終えたのですが、久しぶりの休暇をいただき、フランスなどヨーロッパを訪れました。そして今回は、旅先に茶道具を持って行かない
6月のことになりますが、東京は目黒区にある小さな空間で、一日限定のお店開きを致します。 自然を身近に感じていただけるような、茶をまるで纏うかのように肌や感覚で感じていただく、ささやかで静かな茶時間。 "食の間引き" といいましょうか、身体の吸収率を高める為、消化器官や感覚を一旦休めてより洗練させていく為の、ごくシンプルな軽食をご用意します。 休むことの大切さ、整えることの大切さ。そんなテーマも携えております。 身体を整える食に加え、日本茶・台湾茶・中国茶・花草茶などの
こんにちは。4月になりましたね。 春の芽吹きを益々と感じております。 新学期ですし、HPを更新しました。(写真なども諸々変化を加えております。) そして、以前は承認制だったのTea Healing Artのインスタグラムアカウントをオープンアカウントにしました。 それに伴い、改めて、 【 Tea Healing Art 茶 癒 藝 】のコンセプトをご紹介させていただきます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 みなさま、今日もどうぞ佳き一日をお過ごしくださ
今回はいつものコラムと少し変えて、フランス:パリの旅行記がてら、「パリのどこに行けば中国茶を買えるか」と「体調に合わせたお茶の飲み方」という視点でお伝えしたいと思います。 最近はフランスでもお茶ブームがキテいるかもと、なんとなく感じているのですが、今回はパリで手軽に中国茶や日本茶、紅茶などが購入できるお店を紹介いたします。 中国茶に限らず、お茶好きな方は同じだと思うのですが、お茶はどうしても増えて行ってしまいますので近頃は本当に厳選して質の良い物を買うようにしています(難
いつもは中国茶や日本の茶道に関連したコラムを書いていましたが、今回は『わたしが中国茶を学び始めた理由』について書きたいと思います。 中国茶や台湾茶に限らず、お茶の世界を学ぶ方は年々増えているかと思います。その理由やきっかけは様々でしょうが、私の場合はほんの少しだけ特殊かもしれません。 わたしが中国茶をはじめたきっかけを簡単にまとめてしまえば、 〈 母親の遺した物が中国茶(台湾茶)の茶壺だった〉ことです。 大雑把ではありますが、自分とお茶の出会いの物語を記したいと思います
この度、ご縁あって、茅ヶ崎にあるアロマトリートメントサロン nociwsalonさまにて、定期的にお茶会の開催をさせていただくことになりました。 ありがとうございます。 セルフケアに関するワークショップを兼ねた中國茶と調合茶の時間をご用意いたします。 前例のないあたらしい時代 ささやかでも豊かな時間を持つことが大切な時代 自然の恵みの力をふんだんに取り入れて、日々心地よく健やかに過ごすためのセルフケアに関する知識をシェアしてまいります。 西洋と東洋・古今東西の知恵の旅
「 素より然らず。茶道の修養は更にその上のものをねらって居る。何ぞや曰く真実の生活是である。茶の修養は茶室裡にのみ止って居るべきものではない。我々の居間・茶の間・田舎家の炉のほとりにまで進出しなければならぬ。即ち『平常心是道』という所まで進まねばならぬ。日々同事ばかりのようで実は変化窮りないわが家常の中に、極楽世界を見出すことがわが生を潤沢ならしむ。ここに活用してこそお茶のお茶たる功徳がある。」 以上は茶人として高名な奥田正造の言葉です。( 茶味 / 奥田正造 ) 奥田正造
従来の就労者であれば社会と個人の生活を行き来することが多いですが、それは単に勤務先と自宅の実際的な環境の行き来だけではなく、仕事と個人の生活の二つに費やす労力のバランスに意識を置くことが大切であると今では多くの人が気付いています。 このことはワークライフバランスというワードでも知られるように、私たちの人生設計に深く関わる大きな課題となっています。 私は二十代の時、スウェーデンに本社があるホームファニシングの外資企業で4年近く働いていた際、日々このマインドの教育を受けていま
こんばんは。立秋になりましたね。 まだまだ暑い日々が続くでしょうが、少しずつ少しずつ秋の準備をしましょう。 さて今日も道徳経の抜粋を^^ 私は以前、長らくセラピストとして多くの方々と触れていたため、体のことや心のこと、生活や仕事のことなどなど、お客様のお話を伺って、時にアドバイスをする機会も少なくありませんでした。しかしいつ頃からかアドバイスをする内容の、特に言葉遣いにとても敏感になり、また、自分が一方的に自分の考えや価値観で相手の方に私の主観を押し付けていないだろうかと
時間をかけて読んでいる老子の道徳経。進めては戻り、戻っては進み。 特に大切な気づきを得た部分は何度も何度も読んで、心に刻んでいく。 人は成長する上で、間違いも多い。迷惑をかけることも多い。 内省をして、自分の至らない部分を見つけては、そっとそこに光をあてて道を照らす。自分を養うことでどんな光が育つでしょうか。 私の道や、あなたの道が、優しく照らされますように。 私のお茶時間に欠かせない老子の道徳経からの学び。自分のためにもここに記録を残していくことに決めました。気になる方
時間のあるときに、日中の養生に関する本を読み、自分なりに考察を深めています。きっかけは老子の道徳経を読んだことでした。現代人が失ってしまった、あるいは退化している五感や感性を沸き起こすためにも古典から古の感性を学び実践していくことで、新しい息を吹きかけるような新しい目覚めがあり、現代社会の様々な過多な部分とバランスをとることに役立っています。 さまざまな本を目にすると古来から《養生》という言葉はあり、人間が真っ当に生きるために健康と医学に向けられた関心が時代とともに大きくな
今月、台湾からまた日本に拠点が変わりました。 そして、山梨に来たので、山梨のナチュラルミネラルウォーターでお茶を淹れてみました。 先週も今週も老普洱熟茶を淹れてみましたが、茶の滋味や、まろやかさの輪郭がはっきりとして、とてもよい相性だと感じました。 老普洱と菊花のブレンドもとても美味しく感じられ、新しい発見がありました。 わたしが使用したお水は弱アルカリ性のお水で、それがこの老普の成分をよく引き出したように感じます。 調べてみると、雲南の普洱茶が作られる土壌はミネラル
ラジオで、千里金蘭大学の生形貴重名誉教授が「山上宗二記」についてのお話しをされていて、とても面白く拝聴させていただきました。 「山上宗二記」というのは、千利休に二十年間茶の湯を学んだ高弟である山上宗二が記したものです。 その中に記された武野 紹鷗(たけの じょうおう)の言葉をラジオの中で紹介されていました。 武野 紹鷗は、戦国時代の堺の豪商であり、茶人にして和歌に通じた連歌師でもあります。武野紹鴎の弟子に茶湯の天下三宗匠とよばれた千利休や今井宗久、津田宗及らがいます。
中国茶の歴史を学んでいると、必然的に様々な賢人たちの奥深き思想に触れます。東方哲学は実におもしろいです。 伝統的な中国茶の教えのひとつに、劉貞亮の記した『飲茶十德』というものがあります。 唐朝宦官劉貞亮在『飲茶十德』文中提出 , 一, 以茶散鬱氣 二, 以茶驅睡氣 三, 以茶養生氣 四, 以茶除病氣 五, 以茶利禮仁 六, 以茶表敬意 七, 以茶嘗滋味 八, 以茶養身體 九, 以茶可行道 十, 以茶可雅志。 唐代の劉貞亮は『飲茶十徳』の中で飲茶の効能を以下のように記し