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東京マラソン2024出走レポ
2024年3月3日。
目標にしていた東京マラソンに出走しました。42.195キロを、自分のペースで完走するチャレンジの一つです。
都内は快晴!運営のスムーズさとボランティアさんの力に助けられた一日になりました。
本記事では、かんたんに東京マラソン景色と個人的な感想をご紹介しますね。
東京がひとつになる日。
1 スタートラインに立つ
事前に出走エントリーしていたので、受付は簡素そのもの。決められたゲートで、ビブスとリストバンドを提示すれば終了です。なのに、セキュリティチェックとトイレの行列は想像以上に長かった!
スタミナをつけるため、ひたすら食べつつけます。おにぎりにバナナにゼリー。糖質ばっかりで笑
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コロナ禍の開催時と比べると、圧倒的な人・人・人!
待ち人多すぎて、SNSほとんどつながりません。
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ランナーが多いので、開会セレモニーは高層ビルの向こう側です。多くのランナーは音声だけで楽しみました。それでも嬉しくて仕方ない。やっとスタートできます!
2 レース前半 新宿から下町の方へ
しょっぱな、周囲はけっこうなハイペース。
巻き込まれないよう、自制しながら予定のペースで走ります。
実際、出走するために来日した人が多いです。
ラテン系パパの「自作・等身大ポスター」を持ち歩いて、応援する大家族をたびたび発見!家族総出で応援に来たのね。応戦する方もお祭り騒ぎ。カーニバルと一緒。
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ちなみに、コース上のトイレ誘導も英語でした。
トイレのドア一つ一つに、番号が振ってあります。「真っすぐ行って!」「16!」と、トイレの個室を指示される感じ。違和感なし。
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コスプレして走る人も多いです。
「結婚おめでとう〜」と声をかけられたと思ったら、後ろに大谷選手がビニールバットを持って走っていた!
「アンパンマンがんばれ!」と声をかけられたと思ったら、後ろにアンパンマンがいました!
なんとアンパンマンの前を走る快走!
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都内在住ながら、行ったことがないスカイツリーを遠目に眺めます。
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途中、家族や友人から応援のエールをもらいました。そのたび立ち話して、差し入れ食べて、記念写真撮って、また出走。お祭りの延長。タイムは二の次。
ちなみにトイレも並びます。コースから離れていたり、地下に誘導されたりすることもあるので、ロスタイム10分くらい。
待ち時間はストレッチし、スマホで連絡取り合います。電話したら「電話する時間あるの?」とびっくりされることも。
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ぶじに、半分地点まで来ました。
体力的には、ここがいちばんきつかった!とにかく暑い。毎回、このあたりでレース離脱しようか迷うくらいです。
「その痛みは、気のせい」という応援メッセージが目に入ります。
気のせいじゃない、ほんとに痛いんだよと、叫びたくなる。
3 レース後半 銀座を抜けて丸の内へ
気を紛らしながら、残りの距離を走ります。
ここでリタイアしたら銀座を走れないではないかと、気持ちをふるい起こしながら。
そして無事に銀座を通過!
日差しが強くてとにかく暑い。3月とは思えない体感。セイコーハウスには、街灯の影もクッキリ!記念に一枚だけ。
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セイコーハウス
コースに向けて、キーボード弾きつつ生歌唱している子がいたよ!
ZARDの『負けないで』の歌詞に元気をもらいました。時代を超えて、名曲は歌いつがれるし、勇気ももらえる。ありがとう!
数寄屋橋を通過し、増上寺・東京タワーの方向へ。それにしても暑かった!(まだ言う)
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東京タワー
このあたりに来ると、ふたたび走る調子を取り戻すことができます。
ハーフ(21.0975キロ)の壁は厚く感じたのに、30キロ過ぎるとそうでもなくなる不思議。
残り10キロを切ると、とたんにゾーンに入る感じ。10キロなら走り慣れた距離なので、あまり不安がありません。どんな走り方をすれば、残りどんなタイムでどんな状態でゴールできるか、たいてい予測がつくからです。
残り10キロ=ウィニングロードって感覚もありますしね。完走へのカウントダウンと、レースが終わっしまう一抹の寂しさと。良い集中状態のまま、ゴールまで向かいます。
「その痛みは、気のせい」という応援メッセージが目に入ります。
そうだ、気のせいだ!と素直に感じられる自分が、不思議である。
最後の折り返しも通過し、丸の内に帰ってきました。
家族やコーチや仲間が待ってくれていた嬉しい瞬間!途中ハーフ地点で離脱しようかと思っていたのに、まだまだ走れる自分にびっくり。
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あと1キロ!
ゴールの東京駅に到着しました!振り返れば東京駅が見えます。やった〜
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おわりに
無事に42.195キロ完走することができました!嬉しかったです。応援が、走る力になりました。ありがとうございます。
応援の力を信じられる貴重な機会に感謝したいと思えた一日でした。キラキラの金メダル、いただきました。想像よりも重かったです。ずっしり。
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裏側には点字での刻印がありました
学んだことは、気持ちを切り替えてたんたんと走る大切さ。不思議なことに、毎回残り10キロになると調子が上がるのです。
レース中、モチベーションを保つ不思議や、ゴールできた感動、日々の努力がつながり報われる感覚があるのです。
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走りながらすべての感覚に集中できる時間、絶妙なバランスに保たれた自分、気づきのすべてがプラスに感じられた一日でした!
これからも、自分のペースでランニングを続けていきたいと思います。今後もどうぞよろしくお願いします。
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