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終日N95マスクを装着してみた

私は都内の施設で看護師として働いています。
このコロナ禍において、わたしもN95マスクを終日装着した日がありました。その装用感につきまして、かんたんにご紹介です。

N95マスクとは

N95マスクとは「アメリカ合衆国労働安全衛生研究所のN95規格をクリアし、認可された微粒子用マスク」のことです。
(ウィキペディアより引用)

N95マスクは、顔とマスクの間から空気がもれないように装着することが必須。うまく装着できると、息を吸うときマスクは顔側に凹みます。

吸気時のマスク内の陰圧を確認できたってこと!これで大丈夫です。

他にも装着の手順は多々あるのですが、ここでは割愛します。

さっそくマスクを手にしてみた

ちなみに、N95マスクは通常使われているサージカルマスクとゴムの位置が違います。両耳に掛けるのではなく、後頭部に2本のゴムを回すのです。

飛行機に乗るたびに、毎回説明される酸素マスクのつけ方と一緒。口にマスクを付けて、後頭部にゴムを回して固定します。

ゴムが後頭部にフィットすると良いのですが、すぐ上か下にずれてしまいます。鏡を見ながらマスクの位置を微調整し、ヘアピンでマスクのゴムを固定。

ヘアピンは秀逸。きっちり仕事してくれました。

マスクを装着してみた

さて、装着するだけで汗だく。
すでに息苦しいです。

一言でいえば「つけた途端に外したくなるマスク」です。

そして、暑いです。
マスクの中で汗をかいても拭き取ることはできません。

着脱にルールがあり、面倒で手間も時間がかかります。

マスクを顔に押し当てて装着するので、耳の後ろにすり傷ができました。顔中にすり傷ができた人もいました。

地味に満身創痍です。

実際に働いてみた

働いている最中は、正直言ってマスクのことは気になりません。気にしている時間もないというのが正直なところ。

ピタリと付けておいて良かった!と思う位。
万一仕事中にずれてしまうと、すぐに直すことができません。致命的ですしね。

そして動き回るので、喉も乾きます。
せっかく装着したマスクを外す手間や手洗いの手間を考えると、水分補給は後回し。そのうち学習して、事前に水分を取ってからマスクをつけるようになりました。

ちなみにN95マスクを装着したシフトに入るとき、休憩は別室で会話禁止。
更衣も別室。他のスタッフと違う出入り口を使って帰ります。

正直言って、孤立感半端ありません。

まとめ

N95マスクの装着は大変ですが、それ以上にマスクをしていることで感染を予防できる安心感が大きかったです。
それにしても息苦しかった。

そうそう装着することはないと思いますが、装着前にはコップ一杯の水を忘れずに!そしてヘアピン必須!
こちらの記事が、何らかのご参考になりましたら幸いなのです。

実際に働いた時の様子はこちら↓

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