ピラティスインストラクターの一軍インナー・お気に入りウエアの条件
こんにちは。副業ピラティスインストラクターのえれなです。
今日はピラティスを行う上で欠かせないインナーとお気に入りウエアの条件についてお話ししていきます。
動きやすいか、美しく見えるか、色々な観点にこだわって、自分の気持ちも高められるようなウエアを選んできた結果、ウエアやインナー選びのポイントも見えてきました。
いち実践者の意見としてご参考になる部分があれば幸いです。
ピラティス用インナーの一軍ブランド
ウエアの記事のゼクシィミックスの項でもお伝えしましたが、どんなきれいなウエアを履いていても、そして仮にどんなに素晴らしいスタイルだとしても、下着のラインまで気を配れていないと…ああっ!と思うことが時々あります。
ここだけの話、たまにレギンスと下着の色の相性が悪く、本当にガッツリ見えちゃっているパターンの方もいらっしゃるのですが、それはまた別の話としまして。
少なくともインストラクターとして見られている時は、最大限のきれいと清潔をつくろいたい。そう考えるわたしがいつも絶対的に頼りにしているブランドをご紹介します。
GU(ジーユー)
ユニクロの妹ブランド・ジーユーさんがやってくれました。
このTバックが最高!と声を大にして言い切れるものを販売されています。
シームレスショーツ(タンガ) という、なんの変哲もないお名前を持つ商品。
タンガ、いわゆるTバック歴はそこそこある中でも履き心地に文句はなく、ピラティスインストラクター必須装備だと思えるアイテムです。
ものすごく薄い生地の本当にシンプルなTバックで、縫い目が一切なく、ピラティスウエアに限らずどのような服の着こなしにも使えます。
着用する時に、ショーツのすそのまくれがないかだけを確認して丁寧にレギンスを被せれば、ほぼ何も履いていないかのような、本当にシームレスな後ろ姿を生み出すことができます。
何より感動するのがお値段です。たったの590円なのです。
ゼクシィミックス、アンダールといった前述のブランドでも、(必要性があるゆえに)シームレスショーツを販売していますが、いずれも2000円前後です。
一生履いていく気持ちで買うなら決して高くないのですが、残念なことに下着は消耗品です。
シームレスショーツと言われるものは、そもそも縫われていないという生い立ちによって、基本的には耐久力が普通の下着より劣ります。いつかダメになってしまう、取り替えることを前提で購入するには、個人的には2000円は高すぎるのではないかと思うのです。
多くの人がまだ知らないだけだと思うので、ピラティスの下着に迷われていて、Tバックスタイルに抵抗がない方はぜひ!こちらを試してみてほしいなと思います。
UNIQLO(ユニクロ)
続いては、姉ブランドにあたるユニクロです。
ユニクロでは、Tバックショーツは現在展開がありません。数年前に販売していたのですが、いつの間にか廃盤になっていました。わたしは買って使っていたのですが、シームレスショーツの宿命と言うべきか、消耗して履けなくなったのですでにお別れしています。
現在、ユニクロブランドの方では、もっと多くの方が受け入れやすいヒップハンガースタイルのシームレスショーツが販売されています。
生地もスポーツにも適するエアリズム素材で作られていて通気性もよく、ほどよいストレッチ感もあるので、日常生活のどのようなシーンでも履きやすいです。
個人的にはジーユーのTバックを強くお勧めしますが、もしどうしてもTバックに抵抗があって無理と言う方は、ユニクロのシームレスショーツをぜひ試してみてください。
Tバック同様、すそがまくれあがらないように丁寧に履けば、外からの見え方にほぼ差はありません。
また、番外編的になりますが、生理中にピラティスに行く時のショーツについても書いておきたいと思います。
わたし個人はいつも、ユニクロの吸水ショーツ一択です。
ユニクロでは40ml吸収するジャストウエスト、20ml吸収するヒップハンガーと展開がありますが、重い日はジャストウエスト、軽い日はヒップハンガーと使い分けることが多いです。
ピラティスに行く時は、よっぽど重い日でなければ、ナプキンは外してタンポンのみか、ショーツの吸収体のみでいくこともあります。
このショーツ、前述のシームレスショーツほどとはいかないものの、極力縫い目を抑え、響きにくいような作りをしています。
ナプキンなしですっきり着用できるのはもちろんのこと、サニタリーショーツとしては奇跡的なほど、外の衣類にもたっと響く感覚が少ないのです。
足ぐり部分の折り返しの硬い部分が波打つことはありますが、濃いレギンスを履いたらじっと見ないと見えないほど(じっと見てほしいとは思わないですね)。
日常生活でもすでに革命的なアイテムの一つでしたが、薄着なことが多いピラティスでは、これしか着用できないと思えるほどに手放せないアイテムとなりました。
ちなみに、個人的に最も気に入っていたのは、かつて展開していたマメクロゴウチコラボだったシームレスサニタリーショーツです。
サニタリーショーツの枠を超えて下着としての美しさが果てしなく、生理でもないのに履きたいし、着用中も眺めていたいと思えるような奇跡的な商品でした。
最後はセールで投げ売り状態になっていましたが、あの時もっと買っておけばよかった…と後悔せずにはいられないほど気に入っています。
生理が軽い日のピラティスの時には、いつも欠かせない相棒です。
お気に入りウエアの条件
かつてウエイトトレーニングやボクシングといった高強度のトレーニングを愛好していた時と、ピラティスインストラクターとしてもっぱらピラティスをする現在で、ウエアに求めるもの、着方のニーズは明確に違いがあるなと感じています。
ジムで高強度トレーニングをしていた時は下記のニーズがありました。
胸部のハイサポート(ブラ機能重視)
ブラ、タンクトップ、レギンスの3点でコーディネート完成
ジムで着替えてシャワーを浴びて帰宅するため、トレーニング時だけ着用
対して、ピラティスを行うようになった現在はこうです。
腹部を圧迫しない、適度なサポート(レギンス機能重視)
ブラ・レギンスの2点でコーディネート完成
家からウエアでスタジオに行き、そのまま帰宅か、街に行くので終日着用
トレーニングのその現場だけで着用するものから、1日着用するものに変化したというところが最も大きな変化で、この変化を中心に衣類として求める機能が変わってきています。
まずはサポート力。いわゆるフィットネスウエアでは、割と着圧感が強く、身体をホールドして運動の動きやすさを作ることが前提になっているところがありますが、ピラティスにおいては肉が揺れるほどのホップステップジャンプをすることはさほどありません。
ピラティスの動きは、あくまでも感覚を自身の内に向け、ごく小さな動きをコントロールすることが主です。
自然と、着ていることをある意味忘れるような、柔らかい着心地のウエアを求めるようになりました。以前は着心地の良さのようなものはフィットネスウエアにあまり求めたことがありませんでしたが、最近はとにかく着た時に楽で、締め付け感を感じないものが特にお気に入りに残りやすくなっています。
ブラを選ぶ時は、バックホックタイプほどサポートがなくてもいいのですが、体に密着して適度にサポートする感覚のものを選びます。
背中のデザインのおしゃれさがあり、かつストラップの線の細すぎないものが個人的にはベストです。アンダーバスト部分のつくりが、か細すぎると、肩紐の強さにかかわらずサポート力が落ちるので、注目してみてください。
レギンスでは脚部分のサポートに加え、お腹周りのサポート力も重要ポイントです。お腹の履き込みもハイライズすぎると、身長によってはまくれ上がって気になりますし、ローライズすぎるとお腹が丸出しになり、それまた気が散る原因になります。レギンスはブラよりもある意味、これだ!というのを見つけるのは個人個人の感覚によってきます。レビューなども適度に参考にしつつ、たくさん試着をして、自分の体に合うものを見つけてみてください。
自分がピラティスをする時は、ブラとレギンスで2点だけのシンプルコーディネートをします。Tシャツなどのトップスを着て行う時もありますが、ピラティスをする時はじんわり汗をかくので、結局やりながら脱ぎ捨てています(笑)。
また、先生に動きを見てもらう時、お腹や背中が見えていると、動きのエラーがあった際に直しやすいと言ってもらえることが多いです。街中を歩く時は、ブラの上にTシャツなどを着てそのまま歩いています。冬は、裏起毛素材のレギンスの上にさらにスウェットなどを着用して防寒しています。
レギンス姿で街を歩くことには全く抵抗がないのですが、エクササイズと、食べたり飲んだりの予定を一緒に組み合わせると、1日の後半はお腹周りがキツくなってくることがあります。
日常的に着用するには、やはりほどほどのサポート感のレギンスが助かります。
なお、ここまでいわゆる大手スポーツブランドのことは言及してきませんでしたが、個人的にはあまり好まないことが多いです。
なぜなら、文字が大きく書いてある服が、普段着も含めてあまり得意ではないからです…。ウエアについてお伝えした回では、柄と色、質感で楽しめるブランドをいくつかご紹介したので、ぜひ参考になさってください。