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駄菓子屋と昔と私

「駄菓子屋」

小学生の頃はよく行っていたな。

ここ最近はショッピングモールにあるのがメジャーなのだろうか?初めて見たのは10年前くらい。

「今の駄菓子屋はこんな感じなんだ。」と思った記憶がある。
特に懐かしい気持ちにもならなかったし、駄菓子が欲しいとも思わなかった。

特にその感情を気にもしていなかったのだが、急に自分の中でなんとなく合点がいったので昔話とともに記事にしてみる。

結論から言えば、
「駄菓子屋に駄菓子を買いに行ってるわけではなかった」という事。


・・・・・

「駄菓子屋・ほしな」

最後に行ったのは小学6年生だろうか?中学生になってから行った記憶はない。社会人になってからは間違いなく行ってないな。

自然と行かなくなった、そんな感じ。

それでも「ここの駄菓子屋よく行ったな」とか店の前を通ると思い出す事はある。とは言ってもおそらくもう営業していないだろうが。

「ほしな」とか「こぐち」とかそんな名前で駄菓子屋を呼んでいた。それが本当に店の名前だったのか、看板も無かったし定かではない。それでも何故かみんな同じ呼び方をしていたから不思議だ。


1番行っていたのは「ほしな」かな。みんなそれぞれ好きな駄菓子屋はあったと思う。

駄菓子屋もそれぞれ置いてある物が微妙に違っていたからね。お菓子もそうだけど、ゲーム機があるところもあった。

でもそんな事よりも駄菓子屋の「おばちゃん」との相性が選ぶ理由の1位かもしれない。

「ほしなのおばちゃん」は話しやすかったし優しかった。

スーパーの近くで友達と遊んでいたらたまたま会って、中でお菓子を買ってくれた出来事は今でも鮮明に覚えている。
(だけどおばちゃんの顔は覚えてないwもう30年以上前だからね。)

その他にも「ほしな」は小学校の目の前だった事も行きやすかった要因かな。
とは言っても一度帰ってからランドセル置いて、また来るからなかなか距離はあるのだが。

小学校の近くだから友達が集まりやすい。つまりそういう事。


「100円は大金」

大人だって100円は大切なお金。でも小学生の100円の価値の高さは計り知れない。

もっとも自販機のジュースが100円か110円になったか?の頃なので物価の違いはある。今の子に100円渡しても喜ばないんじゃないかという不安はあるよね。


さておき、当時は100円あれば何でも買えるくらいの価値はあった。

ブタメンは60円、コーラ風ジュースは30円、10円ならベビースターみたいなやつ、酢だこさん太郎、チロルチョコとか色々あった。

駄菓子って当たり付きのものも多くて、10円のお菓子でまた10円当たるとかよくあった。友達は5連続くらい当ててた気がする。
それも駄菓子の醍醐味。

だから100円でも楽しめる。100円なのに200円分くらいお菓子が食べれる時も…いや、そこまではないなw

限られたお金で何を買うか。そんな感覚を身につけるのにちょうど良かった気はしている。

とはいえ、100円持っていく事が稀で2.30円持ってるか、お金自体持ってない時も多かったな。


「駄菓子屋とは」

それでも友達と一緒だし、駄菓子が買えなくても楽しかったかな!遊びの一環として駄菓子屋があって、そこで話してふざけて…。


だから駄菓子屋っていうのは、駄菓子を買うための店じゃなくて、憩いの場っていうか遊び場?

今風に言えばサードプレイスって感じかな!
カフェでもいい!いや、違うか。

そんな町のコミュニケーションが取れる場所だったのは間違いないよね。


だからショッピングモールにあるのは「なんか違うなー。」という気がしている。ただこれは私の感覚なので、純粋に駄菓子を買うのを楽しむのは良いと思う。

安いし、色々あるし、自分のこづかいでどうやって買うのかを身につけるのも良いし。

子どもが行きたいって言ったら100円渡して好きなように買わせてみたい。どんな買い方するのか楽しみだね。


でもそこに「店員さん」はいても「おばちゃん」はいないかもしれない。


あ、急激に思い出したんだけど、

当時「ほしな」にいる時に車に乗ったお兄さんが来て『お久しぶりです!』っておばちゃんに挨拶していて、すごいカッコいいなって思った。

成人しても「ほしな」が好きで、また寄りたくなるそんな駄菓子屋。何年も前の代から愛されているのって凄いなって小学生ながら思ったのを思い出しましたw


あと一つエピソードがありますが、こちらは思った以上に自分の琴線に触れた内容だったので有料にしました。


「ほしなに通う前の話」

確か「ほしな」に通い始めたのは小4だった気がする。それより前だから小3かな?

年齢はうる覚えだけど、内容はハッキリ覚えている。

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