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哲学

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当note内で哲学や学術的な分野や様々な説などを扱った記事をまとめました。
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#哲学ごっこ

資産運用について(1)

 資産運用というのはギャンブルであってはならない。  前提としてまず書きますが、値が安定していないときに株を購入するのは控えた方が良い、というのは通説ですよね。タイトルが「資産運用について(1)」ということで資産運用の話を何回かパート別に分けて解説していきます。  今回は個人事業主と法人向けにたいしての話なので、そうでない方はすぐに活用はできませんが、今の時代、個人事業主として副業などやっていない人のほうが少ないでしょう。  それにこれは制度の穴を突いた内容ですので早急

悪口を言うときに脳内で起こっている事

 人は人のことを悪く言うときに、その悪く言った内容が自身に向かわないようにしている。 はじめに これから書いていく内容は損得勘定の話であると先に書いておきます。読み進めていく合間にでも、それを念頭に置いて頂ければ理解がしやすいと思われます。  つまり、それが良くないという倫理観という正義の心で書いているのではない、ということです。  これは倫理観という損得勘定の話です。 悪口 揶揄や人を悪く言うという行為は単純にみえて、その人の内面に現れる非情にわかりやすいコンプレッ

男女間の話はタブーとされている

男性性と女性性 カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)は、スイスの著名な精神分析学者であり、心理学の分野で非常に影響力のある人物です。ユングは、以下の概念が個人の心の成長とバランスを取るために重要であると考えました。アニマとアニムスの理解は自己の内面をより深く理解し、調和を取るための鍵となります。 ゼロサムゲーム 一方の勝利が他方の敗北を意味する。 利益と損失がバランスしている。 すべての参加者が利益を得る、または損失を分かち合うことが可能。

AIによってWikipediaが崩壊しつつある

 AIが最近話題に上がることも多いですが、AIによる不祥事は割と語られることは少ない。今回は今、現在進行形でWikipediaで発生しているある問題を書いていこうかと思う。 Wikipediaの整合性 初めは日本のWikipediaにはおかしな表記や間違った内容が多くあり、読むのなら海外のものを通して読むことが推奨されていた。  それは論文でも同じで、英語の理解ができないと理解が食い違い、意図せず正しいものを読んでいるのに間違った情報を得てしまうというもの。  ただこれ

歴代の哲学者は女性蔑視をしている

 女性と男性とで知能の差は全体では大差ないが、中央値が高いのが女性、突出しているのが男性となっている統計データが存在します。  これは理に偏るか感情に偏りその中央値が低い男性、理と感情が混同する女性が平均値をあげて、理に偏るか感情に偏るかの部分が女性では少数であるという違いのこと。故に統計を取ると全体では男女ともに似ているという結果になるということです。  脳の観点からいえば、左脳を使う男性、左脳と右脳を半々で使う女性。平均を100とした場合、左脳に100使う男性と、左脳

注目されてはいけない

 昨今は目立っているということ自体が損をする時代に突入しています。もし何かをしたいのなら目立たず、ひっそりと遂行し、その目的を達成する必要があります。  それは幸福を求める行為も同じです。 冤罪の見極めがされにくい 例えば公的な存在による様々な陰謀論がありますが、これが事実であると断定できない要素が多いです、ただ実際にあることは周知はされていますね。  冤罪というのは噂から新たな疑惑を生み、勝手に増えていきます。  火の無いところに煙は立たないということわざが古い言葉

密集すると死滅する

 ものの流れは血流と同じで同文化は同文化同士相関関係にあります。 動画コンテンツ 様々に流行が入れ替わり、何かが始まれば何かが終わり、そのシェアの席は限られていて局地的に集中したり分散したりしますが、その流れ方によって再度流行が戻ってきたりします。  ニコニコ動画のシェアがyoutubeに奪われ、ニコ動で流行したコンテンツを面白いと思っていた世代がyoutubeに動画をアップロードし、youtubeを見ているニコ動を知らない世代が見る。  そうしてその世代がTikTok

宗教のようなものの崩壊

 歴史は円ではなく、渦のように繰り返します。 AIの発言 その各々の個人で書いたプロンプトのミスなのか様々な問題発言がAIから人へ向けられましたね。  あるAIは「人類は滅ぶべき」と残しました、これは今までの地球に与えた損害や、他の動物の乱獲や家畜化、医療関係に基づいて行われる動物実験、あらゆる場面にて人が与えた損害の方が大きいと判断したためでしょうか。  まして人同士でも争うのですからそう捉えられてもおかしくありません。  あるいは、なんらかのバグが発生する場合、例

VRが今後必要な理由

 VR機器は思っていた以上に企業側でも売れず、購買層もプレイ時の感想は概ね良好にも関わらず続けてプレイするのは憚れる。  これはプレイ時の満足感はあるけどもそれに見合った使用感が悪いというのが大体の意見になっている。 VR機器とARグラス VR機器の使用感の悪さは相当で、装着するときの不快感、それは重さだったり装着する手間だったり目の疲れだったり、そういった様々な不便さからまたプレイしようと思えない、さらには場所まで取ってしまう。  VR機器は高価で息抜き程度のプレイを

生成AIを利用した次の小説の形

 小説の作り方は古いと言われながらも今日まで存在していたのはその情報量と理解のしやすさ、それはある種その人の思想や癖、さらにはその内容の”本質”を知れるわかり易さにあると思う。 生成AIと創作活動 生成AIを利用した小説の作り方は今までの作り方とは違い、次の項目における「AI小説に必要な要素」にあるものを混ぜたり組み合わせたり単体で使用すれば良いと考えられます。  現状、無料のものが溢れたこの世界では文や動画といったコンテンツは飽きられていますね。では全体の皆が欲している

AIの未来と未来予測

 ───未来予知というのは主観の話も入るので、主観も軸に織り交ぜながら書いていきます。勿論ここに書いてある内容は不安を煽るような意図は入れていないので、私の未来予知のお遊びにお付き合い頂くといった軽い気持ちで読んで頂ければと思う。 前提 AIの発展は予期しにくかったが今になってどう発展していくか皆にも明確になっていったと思う。使用すればするほどそれは理解しやすく、将来は新人のクリエイターは厳しいだろうと予測できるし、小説の価値も漫画の価値もそうだし、映画、教養、と様々なもの

永久機関は可能か

エントロピーエントロピーは物理学における熱力学と統計力学で特に使われている。 熱力学におけるエントロピー エントロピーは系の「乱雑さ」や「無秩序さ」を表す量で、熱力学第二法則によれば孤立系のエントロピーは常に増大するか一定に保たれる。これは、自然界のプロセスが不可逆的であることを示していて、熱が高温から低温へと自然に移動するのはエントロピーが増大する方向だ。 統計力学におけるエントロピー ある系が取り得る微視的な状態の数が多いほどその系のエントロピーは高くなる。ルー

その情報は本当に正しいのか

統計 信頼区間を得るために必要なサンプルサイズは調査の目的や許容誤差(マージン・オブ・エラー)によって異なる。  一部の地域で行った場合、例えば日本人が何人いるのかと日本国内で行えば必ず偏りが生じる。まず何の統計データを求めているかという判断が要求され、その回避は場からランダムに選出したり、極地的に行うことで良しとしたりする。そのサンプルサイズをおおよそ2000にすることで95%の整合性が取れるデータとして扱われる。  これは2000以降のデータ量においてその倍のサンプ

量子コンピュータのこれから

量子コンピューティング量子ビット(qubits) 量子ビットは量子コンピュータの心臓部とも言える存在です。従来のコンピュータが0か1のビットで動作するのに対し、量子ビットは0と1の両方の状態を同時に抱きしめることができます。この奇跡のような現象を”重ね合わせ(superposition)”と呼びます。 量子ビットは電子のスピンや光子の偏光といった、量子力学の神秘的な特性を駆使して実現されます。 量子ゲート 量子ゲートは量子ビットの魔法を操るための鍵です。従来の論理ゲ