大学・民間企業等と連携した教師人材の確保強化推進事業って何?
2024(令和6)年2月8日、文部科学省が「大学・民間企業等と連携した教師人材の確保強化推進事業」の概要を発表した。
これ正式には、
令和5年度 教員講習開設事業費等補助金 (大学・民間企業等と連携した教師人材の確保強化推進事業)
というもの。
文言だけ見ると、
「教員のなり手が減っているから大学や民間企業と連携して教員を確保しましょう!」
「そのために補助金を出しますよ!」ということが推察される。
それでは、文部科学省のホームぺージに掲載されている公募要領を確認してみましょう。
https://www.mext.go.jp/content/20240208-mxt_kyoikujinzai01-000033800_11.pdf
■事業の背景・目的
やはり
「教師不足が発生している状況にあるところ、現在声掛けをしている採用選考受験者や管理職等の伝手に留まらず、大学、PTA、民間企業等と協力し、新たな領域へ踏み出して教師のなり手を発掘することが必要」
ということのようです。
■募集内容
募集内容は以下の3点となっている。
①マッチングシステム構築事業
②広報発信・研修実施等事業
③合同成果報告等実施事業
内容は以下の通りなのだが
これ推進するだけか。確かに推進事業だからそういうものか。
これはこれで必要な補助金なのかもしれないが、「教師不足」「教員不足」の根本的な解決にはなっていない。
なぜ教員免許を取らないのか
なぜ教員免許を持っているのに教師・教員にならないのか
なぜ教師・教員を辞めてしまうのか
そこの課題をきちんと知ることが必要なのではないでしょうか。