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eiiconを牽引する"T型人材"ーCOO・富田が体現し、進化させる「パーパスドリブン型組織」

eiiconではたらく様々なメンバーにインタビューする #eiiconなひとびと 。今回はeiicon companyでCDO/COOを務める富田直さんをインタビューしました。新たな市場・文化をつくるという自身の思い。さらに、マーケティングからプロモーション、Webサイト開発やデザインまで手がける”T型人材”(※)として活躍する富田さんが目指す、パーパスドリブンなカルチャー・組織づくりについて、お話をうかがいました。
 ※T型人材…ゼネラリスト兼スペシャリスト。特定の分野に精通しながら、その他領域についても幅広い知見を持つ人材のこと。

eiicon company CDO/COO 富田直
大手不動産会社にて社内SEとしてスマホサイトの構築〜タブレットアプリの開発に従事。また、業界初無人店舗端末の構築・運営まで幅広く経験。2014年株式会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア)に入社後、アルバイト求人サイト anのリニューアルプロジェクトを担当。リニューアルによる月次応募の底上げに成功。社内表彰歴多数。その後、eiicon立ち上げ時から参画。サービス全体のマーケティング、プロモーションからWebサイト開発・デザイン~ディレクション、など幅広く、モノづくり全般を担う。

■新しい文化・市場づくりに挑戦したい

――まずは、富田さんの「人となり」を知るために、eiiconにジョインする以前の話からお聞きしていきたいと思います。

新卒で不動産業界に入り、IT部門に所属し、社内SEとしてスマホサイトやアプリの開発などを手がけていました。ITに関するベースとなる知識や経験は、この頃にインプットしています。その後、Webサービスに関わる経験を積みたいと考え、人材サービス企業のインテリジェンス(現・パーソルキャリア)に転職。アルバイト求人サイトである「an」のリニューアルなどに携わりながら、Webに関するマーケティングのスキル・ノウハウも蓄積していきました。それらを活かして求人サイトの応募底上げに貢献するなど、マーケティングという武器を駆使してサービスを磨くという経験ができました。

このようなキャリアを歩み、マーケティングについてはスペシャリストとしての自負もあったのですが、次なる目標として「新しい文化・市場をつくること」に挑みたいと考えていたのです。そうしたタイミングで、eiiconという社内の新規事業を知り、興味を持ちました。

――eiiconにジョインしようと思った理由は?

私自身、「根本的な課題解決をしたい人間である」というのが、一番の理由でしょうか。アルバイト求人サイト事業に関わっている際も「はたらく」ということの本質的な部分をいつも考え、社会課題解決のために行動していました。eiiconが取り組むオープンイノベーションを推進できる社会になれば、今までの固定概念を覆し、「新しい文化・市場」を創る起爆剤になる。そしてこれはあらゆる業種・業界にとってもなくてはならないものだと考え、eiiconにジョインすること決意しました。

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■マーケティングのスペシャリストから、”T型人材”へ

――富田さんがeiiconにジョインしたのが2016年で、サービスのローンチ前というフェーズです。まだカタチにもなっていない新規事業を0→1で立ち上げるのは、相当大変だったのでは?

当時は、代表の中村ともよくぶつかっていましたね(笑)。ただ、「新たな未来や文化をつくりたい」という思いは一緒でした。そのためならお互い何でもやるといったスタンスですね。例えば、その頃に着手していたのはeiiconのFacebookフォロワー数を5000にすること。それだけの数字があれば、広告のパフォーマンス向上も期待できますので。

そのほかにも、イベントに出展して積極的にプロモーションを仕掛けたりと、いろんなことに挑戦しましたね。元々、マーケティングのスペシャリストという自負はあったのですが、気づけばeiiconの”なんでも屋”として業務の幅が日に日に広がっていきました。そういった積み重ねがあるからこそ、今があるんでしょうね。

――まさに、ゼネラリスト兼スペシャリストである”T型人材”ですね。富田さんやメンバーの努力もあり、eiiconは2万社以上が登録するプラットフォームへと成長。オープンイノベーションという手法が徐々に浸透し、新しい市場もできつつあります。

オープンイノベーションに対する企業の考え方も変わってきました。以前なら大企業と繋がるだけで喜んでいたスタートアップも、今では事業化できるかが重要であると認識するようになり、目的に即したマッチングができているかを重視しています。こういったことからも、オープンイノベーションという市場が少しずつ成熟してきたなと感じています。

――プロダクトの責任者から、現在はCDO/COOとして経営に携わっています。そこまでに至る経緯など教えてください。

先ほどもお話ししましたが、最初は代表の中村と揉めてばかりでした(笑)。立ち上げ当初は中村も営業色が強く、サービスサイドにいた私と考え方も違いましたから。また、仕事の進め方についても意見をぶつけ合ったこともあります。

分岐点となったのは、「自分は大企業病に罹っている」と気がついたこと。というのも、これまでに培ってきた大企業のやり方やノウハウ、決められた役割だけではスピーディーに結果を生み出すことが難しいと実感したんです。このままだと、新しい文化や市場をつくりだせない…。それからはリーンなアプローチで物事を進めるようにしましたし、ゼネラリスト兼スペシャリストとして幅広い業務を担当しました。必要だと感じる業務があればなんでも自分ごと化し、トライ&エラーし続けていたんです。

そうする中で次第に中村と衝突することも少なくなりました。時間をかけながら信頼を構築していき、現在のポジション(CDO/COO)を任されるに至ったのです。

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■パーパスドリブンな組織に

――今後、eiiconをどんな組織・カルチャーにしていきたいですか。

私たちは、「価値ある出会いが未来を創る」というビジョンを掲げ、オープンイノベーションという新しい文化や市場を浸透させるべく、日々活動しています。そのために大事にしたいことが、パーパスです。eiiconという組織、そしてその中ではたらく個人が、なんのために存在するのか――つまり、存在意義を明確にしながら、成長できるカルチャーをつくっていきたいと思います。

実際、アシスタントからCS部門に移り、パーパスを明確にすることで大きく変わったメンバーもいます。問い合わせ対応に終始するだけでなく、オンラインコンサルといった領域まで手を広げ、CS部門を組織の中で重要なポジションになるまでに引き上げたのです。

――メンバーの育成などに関して、意識していることなどはありますか。

1on1は必ず行いますし、目標設定は個人目標と事業目標に関して、メンバーと合意形成させながら進めるようにしています。それぞれのメンバーには個性があって、細かい業務が得意な人もいれば、力技が得意な人もいる。それぞれのストロングポイントを考えながら、事業目標に組み込んでいます。

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■新しい市場を生み出す、希有な経験を積むことができる

――eiiconが求めている人物像について教えてください。

業務に対して自分ごと化できる人を求めています。オープンイノベーションという新しい文化をつくっていくためには、結果を出さなくてはなりませんし、コミット力も求められます。スタートアップはまず生き残っていくことが最重要課題。責任を人に押し付けることなく、自分は何が評価されてここで働き、給与をもらっているのか。そういった部分にまで、思い至れる方にぜひ来てほしいですね。

――それでは最後に、eiiconにジョインすることで身に付けられるスキルや経験についてお聞きしたいです。

私たちはオープンイノベーションという、今まで存在しなかったマーケットづくりに挑んでいます。その分、大きなやりがいを実感できますし、マーケットづくりという希有な経験を積むことが可能です。組織の歯車ではなく、文化を一緒につくるメンバーとして手を伸ばせることが多くあります。どんどんチャレンジしながら、自己成長を実現してほしいですね。

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