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【読書感想文】三田誠広『釈迦と維摩:小説維摩経』

クライマックスを迎えるあたりで、自我崩壊を起こすほどの衝撃を受けた。仏教の恐ろしいほどの触れ幅。哲学であり、宗教である。法と慈悲と宿願。キリスト教の三位一体のごとく。新しい何かを感じる。高慢な私が恐れる者であるというのも発見。業の深い者にこそ救いがあると。立ち上がることはできないが、まだというだけかもしれないと、希望を持ちつつ。


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