「5年後の当たり前の社会」はいつ作られるか。
日本福祉大学 金森克浩先生のブログを見ました。文部科学省の特別支援学校の学習指導要領が紹介されていました。かなり具体的な内容になっていました。
僕は様々な配慮申請をするたびに「5年後、10年後には当たり前の社会になっているかもしれない。でも今は無理。」と言われました。その度に「5年後、10年後に当たり前の社会が来るならば、今から始める場所があるはずだ。」とずっと思って諦めずに申請を続けました。しかし高校受験の際、僕が実際に投げかけられた言葉は「君のような生徒はリスクになる。」「我々は一斉教育なので、さっさとお帰りください」というものでした。その後の自分はある種の「日本に対する諦め」を抱いていました。
けれども、金森先生のブログを読んで、「社会は間違いなく変わっているんだ」と希望を感じました。間違いなく大きな一歩です。一方で「本当に当たり前の社会が来るまでに何年かかるんだろう」という疑問もあります。小学校では2年後、中学では3年後、高等学校では4年後(平成34年)実際に移行措置を取る予定になっています。平成34年、僕は21歳です。僕が初めて自分で申請をしたのは12歳の時でした。9年間という時間は社会を動かす時間としては速いのかもしれませんが、子供は大人になってしまいます。だから僕がこれから考えるべきことは「いかに世の中を動かしていくか」です。