忘れるということ

今日某SNSでちいかわ不穏という言葉がトレンドに上がっていて、私は昔のことを思い出していた。
私が高校生だった頃、学校もバイトも同じの吉沢亮似の後輩の男の子がいた。（仮に吉沢くんと名付けよう）
バイト中その子が「今日でワニ死にますね」と言った。そのころSNSをなにもしていなかった私は「いや何の話？そんなニュースやってる？テレビ最近みやんからわからんわ」って返事したら、「え！！！幽霊さん100日後に死ぬワニしらないんすかやばいっすよ、たぶん学校で知らないの幽霊さんくらいですよ！！絶対家帰ったら見てくださいすぐみてください」って吉沢くんに言われた。
私は帰ってすぐ100日後に死ぬワニの最終話だけみた。それから私はSNSをたくさんするようになって世間のいろんなことを知れることを知った。

きっとあの時吉沢くんに言われてなかったらSNSやってなかった気がするし、100日後に死ぬワニも知ることはなかったと思う。でもみんなあの頃はそのワニについてあんなに騒いでたのに、いまあのワニについて話す人はほとんどいなくて忘れてしまうことがとても悲しいと思った。私にとっては100日後に死ぬワニは思い出深くて大切で忘れたりしないんだろうなと思う。でもきっと吉沢くんは忘れてるだろうし、私の存在も忘れてるかもしれないな。

忘れることは大切ってある人に言われた、過去のこととか今日あったことをずっと覚えていたら辛くて生きていけない日々だと思う、でも忘れたくない記憶だってあるしでも人って忘れてしまうからこの記憶は覚えとく、この記憶は覚えとかないスイッチとかあったらいいのにね。