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ギークハウス新丸子でゴミの価値が急騰した理由

今日はこちらのnoteの続きです。今回はいよいよその核心に迫ります。

2024年4月から日本において法人格をもって組成可能となった合同会社型DAOですが、RooptDAO合同会社もそのうちの一つです。

詳細は上記リンクに譲りますが、もともと2022年から株式会社巻組さんが運営する神楽坂のシェアハウスでDAO的な組織運営が試行されていましたが、2024年4月の合同会社型DAOの解禁をタイミングにRooptDAO合同会社が組成され、現在は新たな組織で新たなフェーズに入った状況です。

RooptDAO合同会社としては公式イベントを2回開催してDAO×シェアハウスの文脈で活発かつ具体的な議論がなされました。noteの箇条書き一つ一つでもnote数本軽く書けちゃうぐらい濃くて刺激的なイベントでした。

合同会社のメンバーは、巻組のRoopt神楽坂の住人や僕のシェアハウスのギークハウス新丸子の住人が多いですが、もちろんそれ以外の方々も入って自由に活動しています。今後も何かしらイベントをするので、ぜひ参加して仲間になってくれたらうれしいです!

ギークハウス新丸子で始まった実験

さて、前回のnoteで話題にしていた「裏付けのないリワードトークン」議論から導かれた結論とは何だったのか。

それは「ゴミ捨てマイニング」です!!
住人はゴミ捨てをすることでマイニング報酬を得られます!!!
…これだけでは全く意味がわからないと思うので簡単に説明します。

いまや膨大な価値を持つに至ったビットコイン(BTC)も、もとはといえば裏付けのない単なるデジタルデータに過ぎませんでした。今回議論の対象としているリワードトークンも現時点では裏付けのない単なる数値に過ぎません。

今回はこのトークンをGMK(…何の略なのかはGomisute Mining KoinとかGeekhouse shinMaruKoとか、ご想像にお任せします)と命名、BTCのたどってきた歴史やルール・思想に従って成長させて膨大な価値を与えるべく、まずは動かしてみようとなったのでした。

この試みが成功したならば、真面目にゴミ捨てをした住人は億り人となります(なるといいな)。失敗したらそれはそれで一つの経験となって次に進めます。だから、まずはやることが大事。

早速、RooptDAO合同会社でギークハウス新丸子用のDAOをDAOX上に作成し、住人にマイニングを可能とするNFTを発行。2024年12月19日、無事に初回のGMKマイニングが完了し報酬が付与されました。以降も順調にマイニング報酬は付与され続けています。

2週間が経過し、2名に合計256*6=1,536GMKが報酬として付与されました

なお、ゴミ捨て以外の活動にマイニング報酬を付与することは考えていません。たとえば内見対応などオーナーがして欲しいと思う活動に対しても同様です。もし報酬を与えたければ、オーナーは何らかの形でこのGMKを自ら獲得し(一番簡単なのはゴミ捨てを代わってあげることです)、活動してくれた方にそのGMKを送金することになります。

ちなみに、DAOXではまだ対応できないのですが、GMKが足りなくても送金して良い、つまり残高がマイナスになることを許す考え方を今回の実験に取り入れる余地はあります。これは通帳型地域通貨に見られる考え方です。リンクに例を貼っておきます。

さあこの実験、RooptDAO合同会社として、ギークハウス新丸子のオーナーとして、住民として、吉と出るか、凶と出るか。

次回は、実際にどんなルールでマイニングを行なっているのか、GMKのマイニングルールについて詳細に触れたいと思います。

マイニングが機械ではなく人間で行われると何が起こるのか。プログラムによる自動化と人間による自動化の違いは何か。そもそもブロックチェーンって本当に必要なんだっけ。そんな疑問に身体性を持って自分なりの答えを見つけられるようになりたい方は、ぜひギークハウス新丸子へ。

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小出俊夫/effy(えふぃー)
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