
テレビドラマに学ぶモチベートのコツとは
「浜畑譲」と聞いて、誰を思い浮かべますか?
通称「浜さん」ですよ〜!!!
誰っ!?って思われた人もいるかもしれませんが・・・。
ドラマ ノーサイドゲームに出演していた人と言ったら、ピンと来る人はいるでしょうか?
特に最終回が最高で、たくさんの学びがあったのです!!
ハマったシーン
そして、このドラマで勉強になったシーンがこちらです。
ドラマの最終回では、ラグビーのリーグ最終戦が描かれています。
この試合に勝てば優勝という大一番です。
2年前には想像できなかった盛り上がりで、試合会場の観客は満員、それどころか都内のパブリックビューイングでは3万人が集まるという状況です。
しかし、前半は6-26という劣勢でハーフタイムを迎えます。
そこで監督が浜さんに向かって「後半いけるか?」と声をかけます。
そうなんです、チームの中心である浜さんは前節で怪我をして、最終戦はスタメンから外れていたのです。
もちろん返事は即答で「はい、いつでも行けます」です。
2年前には日本代表にも選ばれていた浜さんは、度重なる怪我の影響もあり、この試合を現役最後の試合と決めていたのです。
そして後半開始前に、浜さんの後継者となる七尾選手とやり取りをした会話がこちらです。
ドラマ ノーサイドゲームの浜畑譲の名言に学ぶ!
浜さん:司令塔はプレイだけじゃない!15人を引っ張るんや!!
浜さん:みんなこの点数だったら負けるんちゃうかと思ってる。みんなを勝てるかもって思わせるには、何が必要や?
七尾選手:えっ!?
浜さん:簡単な話や。点数や。点差を2トライ圏内に持っていったら、仲間に点数以上に大切な力を与えることができる。
七尾選手:えっ!? どうやって???
浜さん:お前にはとんでもない武器があるやろ!
七尾選手:えっ!? でも・・・。
浜さん:あいつら(相手チーム)が届かん距離から蹴ったらええねん!!
人を動かすポイント
このシーンをもう20回以上は見ました(笑)
私なりに「人を動かす」という観点で感じたことを、時系列で5つご紹介します。
① 原点回帰
15人を引っ張るんや!!
自身の役割を再確認させます。
そして自分(浜さん)が入っても、遠慮せずに司令塔としてやれというエールも感じます。
② 共感トーク
みんなこの点数だったら負けるんちゃうかと思ってる。
「そうそう」と心の中で何度も首を縦に動かす共感トークです。
これによって、会話に引き込まれていきます。
③ 心のど真ん中にタッチ(本質にタッチ)
みんなを勝てるかもって思わせるには、何が必要や?
七尾選手がもっとも悩んでいることです。
もっとも答えが欲しいと思っていることで、今もっとも関心のあることです。
でも自分では答えが見つけられないのです。
④ 目標の明確化
点差を2トライ圏内に持っていったら、仲間に点数以上に大切な力を与えることができる。
具体的な数値目標が設定されます。一気に20点差を追いついて同点ということは難しくても、2トライ圏内であれば少し頑張れば手が届きます。
やれるという気持ちが、七尾選手に芽生えてきます。
⑤ やるべきことの整理とモチベート
お前にはとんでもない武器があるやろ! あいつら(相手チーム)が届かん距離から蹴ったらええねん!!
自信のある長所を再認識させ、その長所で目標が達成できるとイメージさせる。
そして、長所を発揮することにフォーカスすることで、モチベーションが高まります。
もちろんドラマであり脚本があるから、こういう台詞(セリフ)になるのですが、それにしても勉強になりましたし、浜さんが最高にカッコよかったです。