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文学、エッセイ

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#ワーママの読書

【小6と読書】とっつきやすい温故知新とか政治の話

最近読んだ2冊が、どちらも長女にウケがよさそうだったのでご紹介です! 1。予備校講師の世…

【本】女の人の肌の内側

ちょっと久しぶりに、辻村深月さんの小説を読みました。 小さい頃から親友だった幼馴染の家は…

【本】文豪大集合。谷崎、川端、芥川、誰が年上か知ってますか?

自分で本屋で本を選ぶようになったときには、すでに日本の文豪の作品は、常用漢字で記述され、…

今、改めて『1Q84』

発売された当初に読んで、あんまり好きになれなくて、そのままにしてあった『1Q84』。 小学四…

【本】今、再び話題の絵師の本

今、京都で『若冲と応挙』展覧会が開催中だそうですね。 若冲といえば、円山応挙と並に、江戸…

【小五と読書…ならず】最後のおやつは何にする?

小川糸氏の本を2冊まとめて読みました。 どちらも、美味しさを見つめることを通して、命に限…

【小五と読書】理系男子の生態がわかる?物事を突き詰める醍醐味

面白い本を立て続けに読んでしまうと、すぐ追いつかなくなるこの読書記録note^^; 後で見返すこともあるので、特に印象に残ったものからいきます! 福岡伸一ハカセの本お友達の「好きな作家リスト」にあって、初めて知ったお名前。思わず、おすすめの本をいくつか教えてもらって手に取った、分子生物学者でエッセイストの福岡ハカセの本。 理系の人ならではの独特のユーモアがあって、2冊あっという間に読んでしまいました。底に流れるひたむきさは、山中伸弥氏の自伝にもつながるところがあり(これは

【小五と読書】鎖国ジャパン。その、代償

表題からは、何のテーマかわからなかったのですが、中島京子さんの小説は、見かけたらつい手に…

【本】こんなに哀しい恋愛小説

あんなに好きだったことは覚えているのに 今はそうじゃない 恋愛において、一番哀しい瞬間を…

【小五と読書】なぜ引き寄せられたのか

普段手にはとらない、「老い」をテーマにした本。 海外暮らしにはとりわけ幸いなことに、両親…

【本】海外から見た日本、海外にいて日本。

香港に5年もいると、日本で当たり前に思ってきたことで、違和感を感じることも、結構な数にな…

【本】数学はロマン。小川洋子氏の物語たち

小川洋子さんの本は、『猫を抱いて象と泳ぐ』がはじめでした。 生まれつき口が塞がっており、…

【本】誰も彼も魅力的じゃないのに、読ませる恐ろしさ

家庭ある男性と不倫する女性の視点から、仲の良くない兄の家族や仕事仲間などとの淡々としたや…

【小五と読書】亡くなった人と再び会えるなら

すごく昔に読んだきりでしたが、改めて読んでも、辻村氏の本ではこれがいちばん好きかもしれないな、と思いました。 「亡くなった人に満月の出ている間だけ会うことができる」 という、ともすればハートウォーミング、お涙頂戴な設定の中で、まるで、甘い、酸っぱい、苦い、しょっぱい、辛い、、ひと匙ずつ違う味わいがあるようなところが、彼女らしい作品。 論理的に筋の通った話ができる人は賢い。 そして、それと同じくらい、抽象的な物事を語れる人は尊い。 人は死んだらどこへいくのか、 生きている