【本】海外から見た日本、海外にいて日本。
香港に5年もいると、日本で当たり前に思ってきたことで、違和感を感じることも、結構な数になりました。
デパートの店員さんの愛想の良さ、そしてマニュアル文言の多さ。
電車の遅延アナウンス。
組体操。
などなど。
日本の心理学の第一人者の一人である河合隼雄氏と、アメリカで『ねじまき鳥クロニクル』を書き上げ、日本に帰ってきて『アンダーグラウンド』を書いている最中の村上春樹氏の対談。
外から日本を見た時に感じること、海外で過ごす中で感じる現地との文化差などがすぱーんと綺麗に書かれていて、あっという間に読んでしまいました。
日本人は「一丸となること」に本当に長けている一方で、責任はみんなで持ち合っているのだから「わたしの不幸をなんとかしてちょうだい」と、泣いて不満を言うばかりで、結局自分で乗り越えるしかない、というふうになかなかならない。
という事例をちょうど聞きかじったばっかりだったので、なおさら興味深いなぁと思ってしまいました。
よりたくさんの良書をお伝えできるように、頑張ります!