マガジンのカバー画像

文学、エッセイ

58
運営しているクリエイター

#バイリンガル育児

【本】小澤征爾さんのお人柄

年末、日本に帰った時に、追悼で平積みになっていたこちらの本。 小澤征爾さんの本は昔から好…

【小6と読書】とっつきやすい温故知新とか政治の話

最近読んだ2冊が、どちらも長女にウケがよさそうだったのでご紹介です! 1。予備校講師の世…

【小6と読書】娘の好きな話と嫌いな登場人物

長女がこれをまた読みたいというので、 一緒に借りてきた瀬尾まいこさんの本。デビュー作『卵…

【小6と読書】9.11の時、アメリカの高校生だった

私は当時、日本の高校生で、休み時間に先生たちがざわざわっとしたかと思ったら、「アメリカの…

【小五と読書】誰もひとくくりにできないから

成長しながら、絶えず変化していく自己認識。 子供の頃の「自分は特別だ」という感覚。 思春…

【小五と読書】え、翻訳本かと思ったミステリー

ひたすら、アガサクリスティ氏と赤川次郎氏を読んだのは小5の時。そのあとぱったり読まなくな…

【小五と読書】等身大でいられるときは、一瞬

図書館が遠かったせいか、「借りた本を返しに行く」のは、ちょっと億劫に感じる方でした。だからということもないですが、本は一冊一冊、書店で吟味して買ってそれを擦り切れるまで読むこととなり、つまりは「多読」の反対「少読」タイプとなりました。 だけれども、買って持ち帰った本の中にも、一言一句覚えているんじゃないかというくらいまで読んだ本もあれば、数回で満足してしまった本もあって、梨木香歩さんは正直に言うと後者でした。 でも、人気もあるし、そろそろ長女もいいかもしれないと思って、改

【本】文豪大集合。谷崎、川端、芥川、誰が年上か知ってますか?

自分で本屋で本を選ぶようになったときには、すでに日本の文豪の作品は、常用漢字で記述され、…

【本】今、再び話題の絵師の本

今、京都で『若冲と応挙』展覧会が開催中だそうですね。 若冲といえば、円山応挙と並に、江戸…

【小五と読書…ならず】最後のおやつは何にする?

小川糸氏の本を2冊まとめて読みました。 どちらも、美味しさを見つめることを通して、命に限…

【小五と読書】理系男子の生態がわかる?物事を突き詰める醍醐味

面白い本を立て続けに読んでしまうと、すぐ追いつかなくなるこの読書記録note^^; 後で見返す…

【小五と読書】鎖国ジャパン。その、代償

表題からは、何のテーマかわからなかったのですが、中島京子さんの小説は、見かけたらつい手に…

【本】こんなに哀しい恋愛小説

あんなに好きだったことは覚えているのに 今はそうじゃない 恋愛において、一番哀しい瞬間を…

小説家の、小説ができるまで

そんな気なしだったのですが、立て続けに、小説家による「小説ができるまでのエピソード」を読みました。 1冊目は、「氷点」の三浦綾子氏 2冊目は、「博士が愛した数式」の小川洋子氏 どちらも、その物語の核となるものに出会った時のことが、鮮明に書かれていて、物語を読んでいると、あぁそうだったのか…ととても腑に落ちることがありました。 特に、三浦綾子氏は、作風と、「長い闘病生活」と「クリスチャン」というキーワードから、なんとなく凛として人を寄せ付けないような女性を想像していたの