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小説家の、小説ができるまで
そんな気なしだったのですが、立て続けに、小説家による「小説ができるまでのエピソード」を読みました。
1冊目は、「氷点」の三浦綾子氏
2冊目は、「博士が愛した数式」の小川洋子氏
どちらも、その物語の核となるものに出会った時のことが、鮮明に書かれていて、物語を読んでいると、あぁそうだったのか…ととても腑に落ちることがありました。
特に、三浦綾子氏は、作風と、「長い闘病生活」と「クリスチャン」というキーワードから、なんとなく凛として人を寄せ付けないような女性を想像していたのですが、無邪気なところ、聞かん坊なところ、どちらかというと世話焼きなところ…と想像とはまた違つ一面に触れられる一冊です。
ただ、どちらもやはり身近に自死を含む人の死がかなりあり、そういう中で強烈に感じたことがあったのだなということが、より印象に残りました。こういう話は、娘に読ませるかは結構悩みます。
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