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編プロってどんな組織?働き方や会社制度…現役社員のホンネ座談会|エディマートお茶会vol.2

こんにちは!エディマート入社2年目のおりもです。
突然ですが…“編集者”や“編集プロダクション”に対して、
 
編集者って、実際どんな仕事をするんだろう?」
編プロって、激務なんじゃないの?」
 
こう思ったことはないですか?
 
今回の記事は、編集業界の仕事内容や職場環境・制度が気になっている方にぴったりのテーマです!
 
そんな第2回目となる『エディマートお茶会』のテーマは、「会社自慢」。
おりも含む3名でお茶会を開催し、編集プロダクション「エディマート」の仕事内容の魅力や、過去と現在で違う職場環境・制度についてお話ししました。
 
『エディマートお茶会』の概要は、第1回目の記事でぜひチェックしてくださいね♪
▼前回の記事はこちらから!

お茶会メンバー>
すざき:2009年入社。大学時代の経験から知ることの大切さと伝えることの難しさを感じ、編集業界を志す。現在はマネジメント業務も担当している。
きむら:2019年入社。前職の広告営業で広告制作に携わっていくうちに、編集職への興味が湧く。今は主に新聞や冊子などの紙媒体の編集業務を担当。
おりも:2022年入社。紙媒体やWEBコンテンツの執筆業務を中心に担当しながら、編集者としてのスキルを勉強中。


お茶会のお菓子をご紹介

お茶会では毎回、参加者のなかから1名「お菓子係」を任命。お菓子係の方には、お茶会に合うお菓子や、ほかのメンバーにおすすめしたいお菓子を選んでいただきます。

今回のお菓子係は、きむらさんです!セレクトいただいたお菓子は、名古屋の和菓子屋『菓匠 花桔梗(かしょう はなききょう)』「寒氷(かんごおり)」。透明感のある見た目と、上品な甘さが特徴の寒天菓子です。

きむら:夏も終わりに近づいていますが、まだまだ暑さが続くので「何か涼しげなお菓子はないか」と探していたとき、最初にこれが思い浮かびました。前に和菓子の特集で、このお菓子を取り上げたことがあって。可愛らしさや上品な感じが印象に残っていたんです。

その雰囲気がお茶会にぴったりだなと思い選びました!

すざき:私も仕事で撮影したな~。お菓子の魅力を引き出すために、たくさん工夫した記憶がある。お土産として渡しても喜ばれそうだよね。
 
おりも:確かに!緑茶とも相性ばっちりですね。
 
氷のようにシャリシャリとした食感の「寒氷」が気になる方は、『菓匠 花桔梗』の公式サイトをチェック!
 
それではお菓子とお茶の用意ができたところで、お茶会スタートです♪

入社前に感じていた、仕事内容や職場環境・制度に対する期待と不安

おりも:はじめに、おふたりが仕事内容や職場環境、制度に対して、入社前に感じていたことを伺いたいと思います。

私は仕事内容に関して、期待やワクワクした気持ちが大きかったです。「文章を書く仕事がしたい」という思いでエディマートのアルバイトに応募したので、採用していただいたときは、すごく嬉しかったのを覚えています。
 
職場環境に対しては、インターネットの情報や出版社を題材にしたテレビドラマなどの影響で「激務なのかな」「ほぼ徹夜で仕事をしているのかな」というイメージを持っていました。ですが、どちらかと言えば不安な気持ちよりも覚悟した気持ちで入社しましたね。
 
おふたりはいかがでしょうか?

きむら:私はエディマートに入社する前、広告会社で販売営業をしていたんですけど、働いているうちに仕事のやりがいに対して違和感を抱いていました。でも業務のなかには広告枠をイチからつくる仕事もあって、そのときはやりがいを感じていたんです。
 
そして「何かモノづくりをしたい」という思いが芽生え、転職を決意しました。ご縁があってエディマートへ入社することになり、私も「これから、やりがいのある仕事に就けるんだ!」と期待の気持ちのほうが強かったですね。
 
その反面、前職が営業だったのもあり、どのような業務をするのかイメージできなかったので少し不安はありました。
 
すざき:そうだったんだ。職場環境や制度に対しては、どう思っていたの?
 
きむら:仕事内容を第一に考えて転職活動をしていたので、あまり気にしていなかったのが正直なところです。
 
とは言え、面接の際に「この業界は残業が多い」と聞いていたため、おりもさんと同じように覚悟していた記憶があります。すざきさんは、どうですか?

すざき:私は大学生のときから、編集や本に携わる仕事に就きたいと思っていて。ちょうどその頃、出版社に勤務する雑誌編集者が主人公の『働きマン』というマンガを読んでいて、「あたしは仕事したなーって思って、死にたい」っていうようなセリフが出てくるほど主人公がバリバリ働いている姿が印象的だった。当時は、そのセリフに共感していたな~。
 
私が夜型だったのもあって「編プロってみんな深夜まで働いているんだろうな、楽しそう」って前向きに考えていた。今考えるとヤバいね(笑)。とにかく、「編集者としての第一歩を踏み出せる」と嬉しい気持ちでいっぱいだった。
 
おりも:教えていただきありがとうございました。おふたりとも、エディマートの仕事内容に惹かれて入社したんですね!

会社自慢~仕事内容編~

おりも:それでは、本題に入ります。まずは、エディマートの仕事内容で自慢したいことを教えていただきたいです。

私が自慢したいのは、いろいろなジャンルのコンテンツに携われること。まだ入社2年目ですが、観光スポットの紹介やバラエティ番組のPR、企業へのインタビューなど、多岐にわたるジャンルの原稿を執筆してきました。
 
普段は調べない内容ばかりなので、知識欲のある私にとって、新しいことを知るのはとても楽しいです。これは幅広いジャンルのコンテンツ制作を行っている、エディマートだからこそ感じられることだと思っています。
 
きむら:わかります!『中日新聞』や『東海ウォーカー』、『まっぷる』といった誰もが知っているようなコンテンツに関われるのは、本当にすごいことですよね。

おりも:はい!業務内容も執筆だけでなく、アポ入れや取材同行などがアルバイト時代から経験できるのも魅力的です。編集者としてのスキルを早くから磨けますよね。
 
きむら:確かにそうですね!

私は、さまざまな業界の方とお会いできることに魅力を感じています。他業界の企業の社長や飲食店の店主、タレントの方などにインタビューできる仕事ってなかなかないですよね。
 
私自身、タレントインタビューの経験は数回しかありませんが、すざきさんが〇〇さんにインタビューしたというのを、家族や友人にあたかも自分のことのように「先輩はこんな人に取材したんだよ」と自慢しています(笑)。
 
すざき:知らなかった(笑)。
 
ふたりが言ってくれたことは、私も魅力に感じています。情報誌の取材でラーメン屋へ行ったとき、「ラーメン屋始めるの?」って店主に驚かれるくらい細かな部分まで話を聞いたことがあって。日常生活で店主にガッツリ話を聞くことってないから、すごく楽しかった思い出がある。
 
きむら:取材をする前にも、知識を入れる必要がありますよね。

すざき:そうそう。「”かえし”って何?」とか「どのくらい種類があるんだろう?」ということを自分の知識として蓄えておかないと、回答が返ってきても「そもそも、”かえし”って何ですか?」っていう会話から始めなきゃいけなくなって、貴重な取材時間をムダにしてしまう。
 
事前準備で十分に勉強をしなければいけないけど、何事にも興味を持てる人にとっては楽しい仕事だよね。
 
おりも:そうですね!多彩なジャンルの取材に携われるのも、エディマートならではですよね。
 
すざき:うん。エディマートはとくに得意・不得意を謳っていないので、私たちもそれに応えるよう仕事をしなければいけない。もし自分自身が詳しくないジャンルの仕事に携わることになっても、そこから誰よりも詳しくなれるように向き合う必要がある。それをふたりのように、楽しいと思えるかどうかが重要かも。
 
おりも:すざきさんは、何か不得意なことを克服した経験はありますか?

すざき:私は本や雑誌などの誌面をつくることには興味があったけど、実は人と話すことが得意じゃなくて。とくにインタビューの仕事に対しては消極的だった。
 
でもエディマートで働く以上、インタビューの仕事は避けられないと覚悟を決め、まずはインタビューに慣れようと思ったんだ。エディマートでは「こういう仕事が来ているけど、やりたい人いる?」と聞いてくれるので、インタビューの仕事が来たら、興味あるなし関係なく真っ先に手を上げていたな。そして、何度も経験を重ねるうちに、今では好きな仕事になった
 
当時、先輩がいるなかでも「やりたいです!」って言えば、先輩後輩関係なく公平にじゃんけんやくじ引きで担当を決めていて、やりたい気持ちに応えてくれる環境がすごくありがたいなと思っていたよ。
 
きむら:苦手なのに、あえて行かれているのがすごいです。
 
すざき:急に「インタビュー行ってきて」って言われるのが怖くて。だったら、「自分から行こう!」ってなった。

苦手なことや、身近じゃなかったものも、仕事で出合って得意になったり詳しくなれたりするのは面白いよね。

会社自慢~職場環境・制度編~

おりも:続いては、職場環境と制度についてです。

私は、勤務場所・時間の自由度の高さが魅力的だと思っています!エディマートはテレワークが主流なので、会社、自宅、コワーキングスペースから勤務場所を選択可能です。入社したとき、「こんなに自由に選べるんだ!」と驚きました。
 
勤務時間に関しても、「フレックス制度」や「中抜け」が使いやすい環境です。勤務開始時間を30分ずらしたり、業務が終われば早めに退勤したりなど、自分のライフスタイルに合った働き方ができます。

きむら:人数が少ない会社だからこそだと思いますが、柔軟性がありますよね
 
おそらく、ほかの会社だと社長の確認や許可に至るまでの時間が長く、「じゃあ、来年に」と先延ばしになってしまう場合が多いのかなと。一方でエディマートは、意見が出てから導入するまでの期間が短いと感じます。
 
すざき: 確かに。あとは、社長の柔軟性があるのも大きいと思う。私たちマネージャー陣が出した意見に対して、「1回やってみよう」と一緒に形にしていってくれるんだよね。
 
おりも:なるほど。マネージャー陣、そして社長の柔軟性が自由度の高い働き方につながっているんですね。例えば、今までどのようなことが改善されましたか?

すざき:テレワークが主流になる前は、全員が会社に出社していたので、周りでは電話やミーティングをしていたり、ラジオがかかっていたりと、にぎやかな環境だった。でも、原稿を書くときは集中できないのが難点で。
 
日中は執筆以外の仕事をして、夜みんなが帰ってからひとりになって原稿を書いていたこともしばしば。それだと、残業がかなり多くなってしまうのが問題になり、カフェで数時間の集中作業ができる制度を取り入れた。同時に、持ち運びやすい軽量のノートパソコンも導入してもらったんだよね。カフェでの利用はもちろん、外出したときの移動先や移動時間に仕事をするのがとても楽になったよ。
 
きむら社員の声を聞き、改善に向けて真摯に取り組むところも、エディマートの魅力ですね。
 
おりも:話は変わりますが、残業っておふたりが入社したときよりも減っていますか?

きむら:減っていると思います!この4年でガラッと改善されました。
 
すざき:きむらさんが入社した頃くらいから、結構減ってきたよね。時間の面で言うと、ほかにもいろいろ変わった部分があるよ。

例えば、以前は毎週、土日のどちらかに休日出勤する人が多かった。今は取材などの理由がないと許可がおりないし、休日出勤する場合は代休をあわせて申請するようになっています。
 
おりも:そうだったんですね!ほかにも、気になっていることがあるんですけど…。

私が入社してから、全員が参加対象の「勉強会」「クリーニングデー」が導入されましたが、それぞれどのような思いで取り入れたのかお聞きしたいです!
 
すざき:まず「勉強会」を始めたのは、会社として学びの場をつくりたいと思ったから。一般的な企業にある研修が、エディマートにはなかったので、勉強会コンテンツ『ロクゼロ』の教材や自社で制作した教材を用いて、社会人や編集者としてのスキルを学べる時間を設けました。
 
昨年はマネージャー陣がファシリテーターを務めていたけど、今年度からは全員がファシリテーターになって主体的に「勉強会」を開催できるようにしたんだよね。今期の「勉強会」は、どうですか?

きむら:今までは受ける側でしたが、ファシリテーターという立場になり、説明する側の難しさを実感しています。ですが、立場が変わってから内容の吸収力が格段に違うと感じているので、とても有意義な時間を過ごせていると思います。
 
おりも:「勉強会」で培ったファシリテーターのスキルは、取材や打ち合わせなど、実際の仕事に役立ちますよね。「クリーニングデー」については、いかがですか?
 
すざき:もともと「クリーニングデー」は、マネージャーのみが実施していた取り組みで、会社の課題を解決する時間として月1回取り入れていたもの。日常の制作業務に追われていると、そっちを優先してしまい、会社のことを進める時間が確保できないのが課題になっていて。「クリーニングデー」は、スタート前に「今日はこの時間に〇〇をやります」というのを宣言しなければいけないから、必然的に時間をつくれるのが効果的でした。
 
そして、今年度からは対象を社員全員に変更し、会社のことだけでなく、自己研鑽のために使う時間としても活用できることにしました。例えば、編集についての本を読む、今後の仕事に活かせそうな展覧会に行くなど、使い方はそれぞれにお任せしています。その代わり、学んだことはしっかりアウトプットしなければいけません
 
きむら:自身のスキルアップにも使えるので、本当に貴重な時間ですよね。

おりも:そうですね。もっと活用したいと思います!

エディマートの“とくに好き”なポイントをフリップで発表!

おりも:やはり、働く場所や時間の融通が利くことが魅力的です。
 
仕事に集中できる場所は人それぞれだと思うので、自分で選択できるのはとてもありがたいです。仕事内容も、ジャンルの制限がないくらい豊富。さらに、若手でもさまざな仕事に挑戦できる環境のため、編集者としてのスキルを早い段階から磨くことができます!

きむら:とにかく、柔軟性があること。多彩なジャンルのコンテンツを扱っているので、「こういう仕事をしてみたい」と言えば、それをできる環境が整っています。柔軟に対応してくれる会社なので、積極的に声をあげれば自分次第でいくらでもスキルアップできますよ

すざき:仕事内容や職場環境・制度、すべてにおいて「やりたいに応えてくれる」に尽きるなと。
 
私は20代後半に中途で採用してもらいましたが、それも「やりたい!」という気持ちに応えてくれたからだと思います。入社後も、タレントインタビューや海外取材など、自分がやってみたい仕事を伝えれば経験させてもらえる環境でしたね。

アフタートーク~ぶっちゃけ、ワークライフバランスって取れてる?~

おりも:入社前はワークライフバランスが取りづらい環境だと思っていましたが、実際に働いて取れていると感じています!休日出勤はありませんし、平日も深夜まで働くことはありません。
 
会社全体で「なるべく残業をしないようにしよう」という雰囲気があるので、「残って仕事しなきゃ」よりも「時間内に終わるよう、効率的に進めなきゃ」という気持ちが強いです。おふたりは、どうですか?
 
きむら:テレワークがスタートしてからは、バランスが取れるようになりました!職場環境は整えてくださっていますが、自分自身でなかなか仕事を切り上げられなくて夜遅くに退勤する日もあります。
 
会社全体で見ると、「リフレッシュ休暇」「ノー残業デー」という制度も活用できるので、ワークライフバランスは取りやすいと思います。
 
すざき:私は入社したてのとき、「早く一人前の編集者になりたい」と思っていたから、休日も仕事のことを考えていたくらい、仕事に没頭していて。
 
でも今は、毎日残業していると年齢的にも疲れてしまうから、意識を変えてメリハリをつけることにした。定時で帰る日を作る「フレックス制度」を利用して早めに上がるなど工夫しているよ。

お茶会を終えて

今回のお茶会で気づいたのは、3人とも同じような魅力を会社や仕事に感じているということ。「編集者」や「編集プロダクション」はイメージ通り、大変だと思うことや目が回るほど忙しいときもあります。

しかし、お茶会でお話を聞き、エディマートは以前よりも確実に働きやすい会社になってると思いました。また、おふたりが「編集」という仕事に対して誇りを持っているのも、エピソード一つひとつから伝わってきました。
 
最後まで読んでくださったみなさんは、編集者やエディマートについて少しは知っていただけましたか?編集業界を目指している方は、ぜひ、ひとつの参考にしてくださいね♪
 
ということで、次回のお茶会のお知らせです。テーマは「私の就活」。どのような就活や経歴を経て、エディマートで働くことになったのかお話を伺います。
 
それでは、次回のお茶会でお会いしましょう!
 
取材・執筆:織茂麗
 
写真:スタジオアッシュ(太田昌宏)


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