高橋商店の片隅で「なつかし古本市」をお試し開催しました→次週4/15も開催
昨日は急遽佐賀市の高橋商店の片隅で「なつかし古本市」を開催しました。ご来場やご出店、ご協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
昭和34年、佐賀市に建てられた現役の卸問屋。駄菓子の販売スペース隣に古本を並べました。初対面同士のお客様でも昔なつかしの本やおもちゃを介してお話に花が咲いたり、じっくり品定めしたりする方の姿が見られました。
初の試みの今回、この数年間にedicoに寄贈いただいた本と、出店の呼びかけに手をあげられたクミコさん(マチルダカフェ)や石井さんの本、事前に持ちこまれた本を中心に構成。本好きなクミコさんがたくさんの本や雑誌を広げた真ん中のコーナーは彩り豊かでこの「古本市」の目玉に。
「しょうりゅうのつどい」の龍さんから贈られた本も並びました。
本のお持ち込みは前日2名(花木さん・宮田さん)、当日2名の方々(高畑さん・井村さん)にいただきました。「未来少年」さんにはご自分の作品(CD・ポストカード)を持ってきていただきました。
たくさんの方にご来場いただき、小物玩具・駄菓子も普段の土曜日に比べてご来客・ご購入が増え、伝票は30枚ほどになったそうです。
各出店者はそれぞれでお会計。主催者edico分の売上は12,150円でした(出店者からのご寄付含む)。
そのうち2,150円をレンタカー・ガソリン代、備品購入代の一部に充て、10,000円を高橋商店に寄付いたしました。
この数十年間で、個人の商店や古い建物は取り壊され、このまま街の人通りが少なくなれば、幼い頃から親しんだこの店もどうなるか分からない…という不安な気持ちからのイベント開催でした。昔に比べ子どもたちが楽しめる場所もこの街には少ないだろうなという「申し訳なさ」や「ぶつける場所のない怒り」もなんとなく感じています。
今回、そのような危機感を感じ取って来てくださった方も多いのではないかと思います。また、お子様連れも多く、カタヌキにチャレンジしていた小学生が、中学生のお兄ちゃんに「こうすればもっとうまくできるよ」などと教えてもらっていたのも印象的でした。年代超えて遊べる場が街なかにもっと増えればいいなあと思います。
佐賀県内でも各市町の書店は減少していますが、本を気軽に手に取れる古本屋、手作りの本zineを紹介するショップなどが点在しています。一般書店も含めた「本」にふれられる「地点」が、なんとなく「線」で結ばれて可視化されるとまた楽しそうです。
以前からedicoに多くの本を寄贈いただき、その本の出品利用にも快く応じてくださった鹿児島在住の和田さん(プログラマ)、福岡在住の西林さん(スタジオ楽 主宰・音楽療法士)、心より御礼申し上げます。
古い建物や自然にあるものを生かして街の文化を守ろうと活動されている川﨑さんに現地を見ていただいたのが4月3日。一週間経たないうちに開催を決め、ただならぬものを感じお手伝いに来てくださった徳永さん、古本市を開催することで図々しくも相談すると親切に熱くアドバイスしてくださった古賀さん、当日の朝、本を並べてくださった堤さん、協力するよと応じてくれ当日も立ち寄ってくれた文字展(仮名称・アート & 言葉 で企画中)のメンバーの皆さん、いつも手を差し伸べてくれる宮田さん、ありがとうございました。まだまだお力をお借りすることと思います。
兄がディスプレイや本のレイアウトなど協力してくれて、コレクションの中からレトロ玩具なども並べてくれました。こちらも意外に好評でありがたい限りです。
この試みは、まず4月いっぱい続き、古本市は4月15日(土)も開催します!
また4月10日~14日(金) 9:00~16:30、編集工房edicoは高橋商店内に間借りしております。ここで一緒にできそうな楽しいアイディアも募集中です。