のびしろがある時に負荷をかけくれたキョーレツ顧問に感謝
部活の思い出といったら中学高校と6年間バレーボール部に所属していた事だ。特に中学校時代の顧問がキョーレツだった。だけど、今思えばそのキョーレツ顧問にいろんな免疫をつけてもらえた。あの時代だから許されたんだろうな。
「しゅうごーーーう!」キャプテンの号令に合わせ「はーーーーー(5秒間伸ばす)ーい」…謎のロングブレス「はい」をかます私たちメンバー。顧問が部活に現れたらこのお決まり行動で忠誠を表す。
顧問が目の前に到着すると「おはようございます!!お願いします!!」と大声でかます。挨拶の声が小さければ(決して小さくはないのだが)顧問は無視して職員室へ帰る。(キョーレツ)それを追いかけないと、また怒られるので、一応追ってみるが、顧問は職員室へ入ってしまう。(お決まりのパターン)
中学生の私たちは、どうしようと考える。まずはキャプテンが代表で職員室の中へ。数分後、泣きながら出てくる。次は副キャプテン、泣いて出てくる。次はメンバー…。ガクガクブルブル…。
なぜ大きな声で挨拶出来なかったのかを自分なりに考えて、顧問に説明し、今後はどうするかまで言えたメンバーは解放、といったパターンであった。ある時は朝練で怒らせてしまい、授業の休み時間に謝りに行くため、授業中にバレーボール部のメンバーで手紙を回して、顧問に何て謝るかのやりとり。授業もそっちのけであった。
とにかく中学生三年間の部活の思い出は、練習よりも怒られて?指導をうけて?ばかりで、もちろんバレーボールの成績は弱小であった。
でも何でだろう、いい思い出として残ってる。怒られると辛いし、顧問に謝りに行って泣かされたのも嫌だったけれど、不思議と親にそのことを話していなかった事に最近気づいた。中学生の私なりに、意味があることなんだ、と捉えていたんかな。
怒られていた内容は理不尽な事もあったけれど、それを乗り越える力をつけてもらったのは間違いない。あのキョーレツ顧問以上に怒られたことなんて、そうそうない。
子どもというのは、成長段階にある。そんなのびしろがあるときに免疫をいっぱいつけてくれた愛情のあるキョーレツ顧問に感謝します。