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食と健康を考えること

2030年。10年後の世界は食糧が無くなり、水も減ってそれらが高騰してそれらを奪い合うためにそれぞれの国の争いが始まるとも言われています。東日本大震災、そしてコロナ。10年毎におこる「まさか」。しかし今度はまさかではなくて「真実」の近未来の問題かもしれません。

私の世代は子どもの頃は貧しかったけれど20代後半のバブル崩壊を迎えるまでは日本は成長過程にありました。若者は自分のなりたいイメージや夢が語れた時代です。そして昨年冬、コロナが蔓延するまでは、安全でかつ安心なこの国で「生き残る」という感覚がつかめていませんでした。しかしこれからの若い世代は「サバイブ」のために考えなければなりません。

空気・水・食糧、そして安全。これからのものが当たり前にあってこその暮らしと働き方でした。それを気づかせてくれたのが「コロナ」と「リモートワーク」です。医療機関を守る暮らし方、自分の免疫を意識した食べ方や運動、感染予防のための働き方など全て根本から見直されました。

米、野菜や果物、肉や魚、加工食品。全て暮らしの必需品。そして外食もアルコールも暮らしのインフラです。安全な食糧を確保し、安全な加工品を見極める時代になりました。安くて便利なだけではもう選ばれない時代なのかもしれません。

私の場合は、40歳のときの持病「掌蹠膿疱症性骨関節炎(しょうせきのうほうしょうせいこつかんせつえん」という手足の皮膚が荒れて骨が変形するという原因不明の症状に病名がつきました。腸内でビタミンBの一種のビオチンが産生できず、それが不足しておこるアレルギーと自己免疫疾患の間に位置する病気であることがわかりました。

それ以来食べる物と全身がつながっていて、病気が起きた場所で病気を見るのでなく、細胞レベルで免疫を捉える「栄養学」を学びはじめました。10万人に1人くらいの珍しい病気なので医師も症例をつかみきれていませんでした。

腸内環境が騒がれるずっと前から、自身の病気のためにいろいろと海外論文を読んだりしていました。食べることはお腹をいっぱいにすることでも、気持ちよくなることでもなく、病気予防そのものだったのです。しかも足りないものは人によって違っていたのです。

それ以来、毎日ビオチンをはじめとしたビタミンB群と粘膜を守るトリペプチドも飲んでいます。血中濃度を意識して、腸内の状態が悪いときや抗生剤を飲んだら注射でビオチンを入れることもあります。

発症から15年も原因不明だった病気が、副作用もまったくなく、かつ保険がきいて月1000円くらいで済むビタミンのBの一種、ビオチンを飲んでたった3日で劇的に良くなりました。症状が出るのは皮膚と骨ですが、実は血液と腸の病気だったんです。このように自分の身体を治療しながら栄養を学んでいきました。

父からの遺伝で今も「ビタミンB群が腸で摂りこめない体質」は変わらないのでビタミンを入れながら毎日元気で過ごしています。

このように何か1つの栄養が食べても体内に摂りこめないだけで全身の細胞や骨や関節、脳までが働かくなってしまうのです。このように食べ方や、食べる物で人生は変わります。一 

今も食のクライアントと食べ方や付き合い方を一緒に学んでいます。直近のコロナ、10年後の食糧問題もすぐ近くにある問題です。食べるを考えるのは生きるを考えること。生き方は食べ方だと思います。1日3食1か月で90回の食事を賢くしかも楽しく食べられるといいなと思います。読んで頂きありがとうございました。

ウイズコロナで体重で2~5キロ。中性脂肪やコレステロールの数値も悪化されている方が多くなっているそう。食べ方や運動を今一度見直してください。


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