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人は働いたようにしか辞められないことと人生は20代で踏ん張ることが大切なこと

最近お会いした50代の方は仕事を早く辞めたいそう。理由は忙しいからではなく仕事がないから。多分会社にはあるんだけどその方が任せてもらえる仕事がないんだなぁと感じました。受け入れてくれる部署がないのかな?と。

話を聞くと仕事も会社も嫌いなんです。だから社会に出て30年経過したのに仕事と共存できていない感じです。人は働いたようにしか辞められないので、彼が辞めても周りは困らないし、むしろ嫌々仕事をする人が減るから周りの若い方にはよいことだと思います。お金の心配さえなければ嫌いなことを無理してやらないほうが互いのためですね。

一方で仕事側がその方を離したがらない場合もあります。ご近所の散歩仲間。日本初の管理栄養士であり医学博士の一番親しい友人は75を過ぎた今、75歳の一人暮らしの毎日を書いた書籍が話題です。彼女は70を過ぎてから、暮らしも仕事もコンパクトにして法人も畳みました。以前は講演に全国に出かけたり、テレビにかなり出たりしていましたが70歳を境に人前に出ることをセーブしてきました。

そして現在は100歳を超えた施設に入ったお母さんの世話をしながら頑張っています。75歳一人暮らしの女性の介護や自分の加齢との向き合い方、一人で日々無理なくできる家事、孫育と静かに穏やかに時間と向き合っていくコツ。欲張らずそして見栄を張らず、余計な人間関係も増やさず、何より1人の時間を楽しむ姿に共感が集まっています。

仕事や世の中が彼女を必要としています。20代から目の前の仕事をひたむきに続けた人、経験からくるコトバだけでなく時代を受け入れる姿勢は共感を得ます。何かに役立てるならばと今も無理なく仕事を続けています。

20代は60代の定年がずっと先だと感じるかもしれませんが、20代で仕事を楽しいと感じ、30代で使命感を感じられた人だけが、やりがいのある仕事をもち60代以降を迎えられます。ずっとずっと嫌いな会社で嫌いな仕事をしていたらいつも仕事を辞めたい、逃げたい人になります。50代を迎え自分の天職をみつけられないと感じたときに働きたいこともなく絶望感に支配されちゃうんです。目の前の仕事が嫌いだと幸せになりにくいです。まずは隣の席の人を好きなってください

人生の成功は偉くなることや、金持ちになることや、部下がらたくさんいることではなく自分のやるべきことが生涯あること。やるべき仕事で50代である程度稼げるようになっていることだなぁと思います。続けられたことこそが天職。天職は一つしかないから出会えたら幸せだなぁと思います。人生は20代の過ごし方が大切です。

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