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吉祥寺 Fatz's The San Franciscan(ファッツザサンフランシスカン)にハンバーガーを食べにいってきた。

 何でも食べていい休日。下北沢で舞台を観たあと、気になっているお店に行くことにした。

 吉祥寺の

 Fatz's The San Franciscan(ファッツザサンフランシスカン)

 というダイナー。ハンバーガーやプルドポークといったアメリカ料理(っていえばいいの?)のお店。

吉祥寺でハンバーガーをたべる

 吉祥寺のハンバーガー屋さんというのは、なくなったりできたりを繰り返していくつかあることは知ってはいた。少し前にも同じく吉祥寺のハンバーガー店に行ってみたら結構よかったので、もしかして吉祥寺にはいいハンバーガー店が集まり始めているか?と思っていた。

 吉祥寺のハンバーガーっていったらヴィレヴァンが有名なのだろうけど、井の頭通りをそれより少し進んでいった先にこのお店はある。地下1階にあるのだけど、美容院のとなりの隅っこなのではじめは見つけられなかった。ちょっとわかりづらいところにある。

何もかもがでかい店内とでかい店主がすごくいい

 入ってみると、広いし、あとテーブルもでかい。アメリカのサイズなのだろうか。そして、その大きさに引けをとらない、ものすごく恰幅のよいアメリカ人が出迎えてくれた。多分店長さんの一人なのかな?

 オーダーや配膳はこの人がやっていた。実際見てみるとわかるが、これがすごくいい。体が大きいからか、ゆっくりとホールを練り歩きながら配膳をしたりオーダーをとる姿が何とも言えず見ごたえがあって、なんか気持ちいい。

 オーダーの時は急いで行ったり、できるだけ早く提供しようと急いで料理を運んでくるというせせこましい感じとは真逆のゆったりホール。おしゃれなキャップとスニーカー、もじゃもじゃの口髭を蓄えた、日本人の僕らがイメージするアメリカ人のダイナーの店主そのものなのだが、日本語はめちゃくちゃうまい。

 「ぶっちゃけ」とか使われると、おぉ。。。と思ってしまう。逆に英語でなんて言うんだろ?「ぶっちゃっけ」って。

まずはクラフトビール

 そろそろ料理の話に入ろう。おなかがすいていたので、なんでも食ってやるぞと思っていたのだが、とりあえずハンバーガーといったらビールでしょ。このお店はおいしいクラフトビールがあるのも魅力の一つ。

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 クラフトビールは3種類。これで固定ということではなく、その都度メニューは変わる模様。一杯目は、


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フリーモントのヘッドフルオブダイナマイト

 ヘイジーIPAって最近でてきた流行のやつくらいの情報しかなかったが、これがめちゃくちゃおいしい。濃厚でホップの香りががっつりときて、ザ・アメリカのクラフトビールってかんじ。メニューをみてたらモザイクホップを使っていることがわかり、飛びついてしまった。ちょっと濁っていて口当たりもちょっととろみがある感じ。

そして料理へ

 これを飲みながら、まずは頼んでおいたオニオンリングを食べた。

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 オニオンリングはハンバーガー店にいくと必ず頼んでしまう。なぜかわからないが頼んでしまう。オニオンリングにもふわっとしているのとかバリバリいけるやつとかいろいろあるけど、これは衣がバリバリのザクザク系のオニオンリング。いうまでもなくビールとの相性はすごくよい。

なるほど、これを食べてビールを飲みながらハンバーガーを待つのですね?

今そう思ったでしょ?でも、せっかく来たのだしハンバーガー以外のものも楽しみたいと欲がでた。そこで目についたのが、

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 BBQチキンのケサディーヤ

 メキシカンはアメリカではなじみ深いのかな?海外ドラマでも食べているところをよく見る。ちょうどメキシカンも食べたかったのでちょうどよかったと思っていたら、このケサディーヤめちゃくちゃおいしかった。ついてるサルサいい感じ。赤はトマト緑はアボカドかな・・・どっちも結構辛い。ぶっちゃけこれが出てきたとき、わかってはいたけど

俺ハンバーガー食えるのかな…

って不安がよぎった・・・、しかし、それはただの杞憂でしかなかった。

 サルサをつけながらケサディーヤを頬張るているとチーズとチキンにサルサの辛さがプラスされて、食欲が刺激され、まだまだ全然食べられる気分になってきた!これならいけるぞ!

まさかのチョイスミス?

 そろそろビールもなくなってきたので、メニュー二番目のオムニポヨのマズを注文(写真は撮り忘れ)。ビールが来た際、フリーモントがすごくおいしかったことを店主に伝えると、

「うまいっすよねぇ、これもうまいっすよ。でも順番は逆がよかったwぶっちゃけw」

 その通り過ぎることを、はっきり言われて笑ってしまった(やっぱ外国の人に「ぶっちゃけ」って使われるのなんかいい)。フリーモントよりオムニポヨの方がアルコール度数が低い。飲み口もサラッとしていて、上品な感じだから、先にヘイジーIPAなんて重いものを飲んでしまうと物足りなく感じてしまうというわけだ。

 こういうの言ってくれるのもいいなとおもう。最近酒が飲めなくなっているので、一番のおすすめを先に頼んでしまうという保険をかけがちな自分を反省する。

 じゃあ小さいサイズで頼めばいいじゃんていう人もいると思うけど、

 ビールはパイントで飲むのが好きなの!俺は。

 あのおっきなグラスで飲むのがいいの!…あ、聞いてないか。

 ただこのミスチョイス、あながち間違いでもなかった。それに気が付いたのはハンバーガーがでてきてからのことだ。

ついに、ハンバーガー登場

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 期間限定のハンバーガーらしい。肉が二枚でチーズがたっぷり。カロリーの化け物。つぶしながら下の袋に入れると肉汁がこれでもかというほどあふれ出す。いうまでもなくおいしい。

 なんでもそうなんだろうけど、ハンバーガーも、バンズや具のそれぞれのバランスが最終的に完成度を決定するって思っている。これは肉が二枚入っているのに、ハンバーガーとしてのバランスもすごくよかった。

 ちなみにこのハンバーガー二枚の肉を合わせて一枚にしたものや。その一枚にした肉を二枚つかったボリューム版の裏メニューもあるらしい。結構フレキシブルでカロリーへの執念がすごい。

 ミスチョイスの話に戻るけれど、重たいビールを飲んでオニオンリングとケサディーヤを食ってそれなりに腹が膨れている上にこれが入るわけなので、結構な負担になることわかっている。それでいうとさっきのヘイジーIPAだとちょっとしつこくて食べきれなかったかもしれなかった。

 マズはそんなにしつこくなく味が優しかったのと、サラッとした口当たりと飲みやすさがハンバーガーの重さとマッチしていてすごくよかった。結果オーライ。

まとめ

 こういうアメリカっぽい広くて大きいダイナーって行ったことがなかったのですごく新鮮だった。ビールの種類は少し少ない気もしたけど、選び抜いてこれと思うと納得できるしこれで十分だと思う。料理は店は広いんだけど、何となくお店の人との距離感がちょうどいいというか、よい感じのお店。ぜひホールを歩く店主の姿を見てほしい。がっつり食いてぇ!肉くいてぇ!ってときにオススメ。また行きたいなぁ、ご馳走様でした。


チョコ棒を買うのに使わせてもらいます('ω')