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食とヘルスケアのトレンドがこの1年で大きく変化しました

パン屋さんめぐりの専門サイト「パンめぐ」を立ち上げて約10年。そして食やヘルスケアの仕事をしてこの10年で世の中が劇的に変化したと感じています。理由はコロナをきっかけにした出歩かない習慣とコロナ明けの劇的なインフレと節約ブームです。

小麦もバターも人件費も値上がりしてしまい価格が高騰。しかしパンめぐを見て毎日お気に入りのパン屋さん巡りをされる方もたんさんいます。パンマニアは健在。流行りで流されない強い意志でパン屋さんを応援しています。

週末の我が家の近くのカフェやパン屋さん、スイーツ屋さんの行列は短くなりインスタ女子は減りました。代わりに公園で手作りお弁当を広げる家族が増えました。昔は公園ではテイクアウトの2000円の高級ハンバーガーや人気パン店のパンをピクニック気分で食べる人がいましたが。最近はあまりみかけなくなりました。

恵比寿のランチ事情も変わりつつあります。若い世代に人気の高かったファストフード系ハンバーガーが軒並み値上がりしているせいかワンコイン前後で食べられる牛丼チェーンや立ち食いソバ、チェーン町中華、庶民的回転寿司、そしてホカホカ弁当系が台頭。コンビニ弁当も贅沢だと感じる人も増えスーパーの総菜売り場の弁当が人気です。手ごろな価格の珈琲チェーンも朝から満員。1500円のランチなどは毎日だと若い方には難しいようです。

ハンバーカー人気も様変わり。スーパーマーケットの惣菜コーナーのオリジナルハンバーカーが人気。コロッケやハムカツ、ポテトサラダに焼きそば。それぞれの店でなるべく出来立てを出すように工夫されていてそれでいて安いので好まれています。安いだけでなく外食気分が味わえるのがいいと冷凍食品が劇的に台頭。冷凍技術があがったのと外食みたいな本格内食がブームです。お弁当や中食ブームはコロナから継続。クライアントの調味料やおにぎり関連の商品は売れ続けています。節約志向と中食回帰が加速しています。

日用雑貨でいうとこの数年熱中症対策の食品やグッズが爆売れ。5月から10月。夏が半年あるこの国で生き抜くためには冷やしながら過ごすものが必要。涼しく過ごす家電だけでなく命に係わるためにドリンクなども必須です。汗関連グッズや涼しい下着なども人気です。

この1年は神風が吹いたように観光地の外国人の高級外食が凄い。うちの近所にお寿司屋さんがオープンしました。握りが2万と高額ではありますが、英語のHPのためか毎日予約がいっぱいです。コースで5万の店も連日盛況だそう。

コロナからまもなく5年。戦争がはじまりまもなく3年。食関連やエネルギー関連の値段だけでなく原料の供給の不安と人手不足。家計的にお米までが値上がりすると少し閉塞感が出てしまうのは仕方ないのかもしれません。毎日スーパー、ドラッグストア、コンビニで定点観測を繰り返しています。数字よりも自分の目で見て感じることが大切だと思っています。

少子化や高齢化などが深刻になればなるほど人に迷惑をかけずに元気に長く働くことが求められています。お金があるから健康になるんじゃくて、病気したらお金も時間もかかるから心身ともに健康でいることが必要です。

気候変動は病気のリスクをあげます。子供の川崎病は気温が高いと発症率があがります。そして病気を媒体する蚊などの害虫も増えます。夏に運動できないからシニアのフレイルが激増しています。工夫をしながら乗り切りたいもの。食とヘルスケアの専門代理店をスタートさせてから数十年。ここにきて時代はさらに動いてきました。



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