仕事は40歳からが面白い
働ける時間は人生のうちのわずか45年。45年×365日=16,425日。賞与90回。ランチ11,880回。給料日540回。平均年収700万だとすると生涯賃金3億1500万円。若い時にいつも願っていたのは早く40歳になりたいということ。ビジネスの世界においてはアンチエイジングなんてとんでもない。経験と時間だけはお金で買えないもの。早くそれを積みたいと思っていました。そして40歳を過ぎたらクライアントやみんなに還元したいと思っていました。
20代で管理職になった私に周りの方は過分に褒めてくれました。それは実力ではなくて「女の人が頑張っているから凄い」という意味だったような気がしています。10年以上やっていたらやっと周りがプロとして認めてくれて、クライアントから頼られるようになりました。頼られるから頑張る。聞かれるから調べる。これがいい循環になっていきました。そして女だからという目線から解放されました。女性の皆さんにはどんなカタチでもいいから40代まで仕事を続けてほしいなといつも思います。代わりがいなくて周囲に必要とされる仕事はやはり楽しいのです。
男性も同様です。業界と業種を変えた場合ゼロから学ぶ覚悟がないと慣れるまでしんどいことがあるのでできれば30歳までに40歳でやっておくべきキャリアをみつけられるといいですよね。向いている向いていないは自分ではなくて周りが決めるもの。でも絶対やってはいけないのが教えてくれた人に対しての感謝の気持ちがなくなること。男性の場合、目先の年収についつい目がいきますが月数万の違いなら成長できるほうかつフェアな場所を選んだほうがいいですよ。
人生一度キリ。そして仕事ができる期間はとても短い。成長できて誰からも教えて貰える時間はもっと短い。その期間に皆さんがいい仕事に出会えるようにいつも祈っています。自分が気にいった仕事、そして信じている人に囲まれている人はカッコいいしいい人生だし思います。