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7月:夏の土用!スパイスで養生レシピの作り方〜暮らし編

梅雨が突然あけて本格的な真夏の到来。ちょうど梅雨明けした7/19頃は「夏の土用入り」。夏の土用は丑の日で有名なので知っている方が多いと思いますが、実は土用は一年に4回あります。立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を指し、その間に養生しておくと次に巡ってくれる季節を元気に過ごすことができますよ、という教えです。

これは五行説に基づいているので、アーユルヴェーダとはちょっと違いますが「次の季節の到来の前に養生しておく」というのは同じですね。突然気温が上がってガクッと消化力が落ちやすいこのタイミングで、アーユルヴェーダ的にどんな養生をしたらいいのかな?ということを、今回はお話ししていきたいと思います。

夏の土用は自分の消化力を見つめ直すベストタイミング

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一年で最も体力が低下するこの時期は、消化力も底辺にあります。この暑さで急に「揚げ物を見ることもできない」「とにかく麺ばかり食べている」という方も多いのではないでしょうか?

一方で、人付き合いで「暑気払いにビールと焼肉」なんてお誘いもあったりするのでしょうか(今年はビールはないかな)。あとはなんだかわからないけど無性に辛いものが食べたくなって辛いカレーを食べたり。

前者では体力がなくなって疲弊し、後者ではお腹を壊したりしますが、いずれにしても「思ったより食べられなくなっている自分」に気づきやすくなるのが夏ですね。

何も食べなければ体力が落ちるばかりですが、そもそも消化力が落ちている時には「なんとかして食べよう」とするよりも「いまの自分が食べられる軽さのものを知っておこう」とした方が無難です。

アーユルヴェーダは食べものを「温めるか、冷たくするか」「重たいか、軽いか」といったように性質で見ます。栄養素で「これは精がつくから」「これは鉄分を蓄えるから」と見るよりも「今の自分が消化力が落ちているなら、これ以上火が消えないように温めるものを。そして軽いものを」と考えることができるので、こんな時、特に便利です。

未消化物は消化できない?毎朝のアーマチェックをしよう

消化力以上のものを食べてしまうと、未消化物が現れます。「毎日お手洗いに行って排泄してるから、消化しきれてないことはない」と思っている方が多そうですが、お通じが出れば食べたものが全て消化し切れているわけではないようです。

未消化物のことをアーユルヴェーダでは「アーマ」といって、体の不調の原因になるのでできるだけ溜めないように促します。アーマがややこしいのは「通常の消化力では消化できない」こと。燃やそうとしても燃えるものではなく「完熟するまで待つしかない」のです。
その様を「未熟な果物をもぎ取ろうとすると、芯が木に残ってしまうように」とアーユルヴェーダでは伝えています。膿んでいる途中のニキビを無理やり潰すと芯が残って、ニキビを繰り返すのと同じですね。

そこでまずは、今の自分がどれくらいアーマを溜めているか?次の表でチェックしてみましょう。

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テキストでのお話と、料理のレモンストデーションの動画(*動画は2020年4月以降)の両方があって、見ながら実際に食事を作って楽しめるところがポイント。

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