eatreat.身体と心が整うアーユルヴェーダの食のレシピ
このnoteは2022年12月1日に世田谷にオープンしたアーユルヴェーダ料理店「eatreat.ruci」で季節に合わせて定期的に開催するアーユルヴェーダのランチコースの記録用として綴っていきます。 ご来店いただいた方も、あいにくご都合が合わない方も実際に食べていることを想像しながら読んでみてください。
eatreat.主宰の小林静香がアーユルヴェーダの浄化法「パンチャカルマ」を祐天寺ハタイクリニック で受けた時の記録です。レシピ付き。
eatreat.はアーユルヴェーダをもとに、料理や執筆など様々な表現を通じて「あたらしいケア」について考えるブランドです。このマガジンでは、私が「ケア」について様々な視点で考えたことをエッセイにしてお伝えしていきます。
風薫る5月。暦の上では夏が立つ、と書くその言葉通りの晴れ渡る青空が続く時季。夏の始まり。 新緑の青い若葉を吹き渡る初夏の風が私たちの身体の中にもすり抜けて、春の終わりに別れを告げるべくこれまで溜め込んだものを洗い流していくタイミングです。 eatreat.ruciでは、そんな季節の変化に身体のリズムを心地よく合わせていく「からだのなみにのる」ランチコースを始めました。お出しした料理を食べていただいたお客様側の気持ちを想像して日記調で書き記していきます。実際に体験した方も、そ
みなさんこんにちは! noteのオンライン料理教室マガジンも今月末で終了となります。 そして2023からはBASEのコミュニティページに移行。 分かりやすく、特典もついてパワーアップしますので、その説明会も兼ねてオンライン料理教室体験会としてチキンカレーのデモンストレーションをしました。 1、チキンカレーのデモンストレーション動画&レシピ機械トラブルがあり、少々画質が悪いのですが、基本的な作り方はわかるようになっています。動画の中では20人分のチキンカレーを作っていますが、
2022もあっという間におしまい。そしてeatreat.では12/1に新店舗「eatreat.ruci」をオープンしました!新店舗オープンに伴い、料理教室の内容もブラッシュアップしてより利便性高くご参加いただけることになったので、今回はそのご案内です。 実際に味わえる店舗の料理教室はもちろん、オンライン料理教室は遠方の方に参加していただけるなど、それぞれの良さがたくさんあります。 この記事では料理教室2023が ・実際にどう変わるのか ・それぞれの魅力はどこか ・お申込方法
いよいよ秋の養生料理最終回。ドタバタするとうっかりミスをしたり、物理的に転んだり、忘れ物しやすくなる季節なので、ゆっくりした気持ちになる温かい料理を作りましょう。今回から新店舗でのお届けです。 今月はみずみずしい冬野菜を使って、ほっくりしたシチューのような「コルマ」というカレー。そのほかは、さつまいもを挟んだおやきのような「パラタ」というパン、レンコンをジリジリ焼いていただくサブジを作りました。 それでは、以下の有料記事エリアでアーカイブ動画やレシピをチェックしてみよう!
猫湯たんぽが手放せない今日この頃、朝一番の散歩で冬のにおい集めに夢中です。この間、代々木公園でパークヨガをしました。ちょうど1ヶ月前にも同じあたりを歩いたのだけど、お昼頃の陽の光も違えば、地面を踏みしめる足の感触もふわふわした感じからサクサクと音が鳴るようになっていて、乾燥が進んでいるのを感じます。 冬の間食べ物がなくなる森の中でリスたちがナッツをそこらじゅうから集めて口いっぱいに頬張るように、これから乾燥がますます進んでくると私たちの身体もより一層油分を欲します。 スキン
山間部では霜が降りて、季節は冬支度をはじめました。アーユルヴェーダ料理ではいつだって「スープ」を味方につけてほしいものですが、この時期は毎食「スープ」をつけるか、スープっぽいものを食べてほしい。 手軽で、スープっぽくて、いろいろ食べられる料理といえば鍋ですね。 今月はそんな鍋っぽい(ぽいって言い過ぎ)カレーということで、eatreat.でも特に人気の「つゆだくキーマ」を作ってお腹の芯から温めましょう。 というわけで、以下の通りYoutubeLiveでお届けした料理のデモン
ついこの間まで気にならなかったのに、急にあちこち乾燥してきたことに気づく秋の深まり。ひと雨降るごとに季節が前に進み、冬の入り口はもうすぐそこです。 秋が深まるにつれ増えていくのはvata(ヴァータ)のエネルギー。五大元素でいうと風・空にあたり、冷性・軽性・乾性の性質を持ちます。9月の暮らしのレシピでは「空」の方に注目し良くも悪くも創造する「スペース」の力になるとお伝えしました。 もう一つの側面「風」は私たちの身体をあらゆる方向に「動かす」運ぶエネルギーです。正しい方向にリ
バスティに続きお店のオープン前にきっとやろうと思っていたヴィレチャナ!10/13-10/16にかけて行うことができたので今回はそのレポートです。 ヴィレチャナは主にピッタドーシャへアプローチするパンチャカルマ。ピッタは私の本丸的なドーシャ。一番近くにあるものはわかるようでわからないものです。 これでひと皮剥けてほしい!と願いながら懸命に取り組んだら、想像以上に若返りを実感し皮の向こうに残っていたピュアな心身が顔をのぞかせてくれました。バスティ編に続き、ぜひご覧ください。
日に日に涼しさが増して、秋が深まっていきます。 アーユルヴェーダのオイルマッサージ「アビヤンガ」がよりいっそう心地よく感じますね。 10月のオンライン料理教室の料理デモンストレーションは10月25日(火)18:00-19:00にYoutube liveにてお届けします。 今回のメニューは、スープも罪悪感なく飲み干せて、お腹が芯から温まるつゆだくキーマカレーに加えて、根菜を使った炊き込みご飯とかぼちゃの炒め物。 ・人参とフェンネルの炊き込みご飯 ・つゆだくキーマカレー ・か
こんばんは! 本日のオンライン講座「アーユルヴェーダ基礎③」にご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。 3連休前ということもあってちょっとリアルタイム参加が少なかったのですが、アーカイブ参加の方が多いのかな…60名以上お申し込みがあるクラスなので、もしよかったらこのアーカイブをご覧になったら記事のコメント欄にコメントや質問をいただけると嬉しいです^^ どんなことでもお気軽にコメントください。 それでは、以下の有料記事エリアにアーカイブ動画のリンクとgoogleスラ
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中秋の名月が過ぎて、台風シーズンを迎えました。vata(ワータ)の季節です。 朝晩は急に冷え込み、日中はまだ夏の名残と、着るものに少し困るタイミングですね。頬を撫でる涼しい風は心地よく、暑いのが苦手な方はようやくホッとひと息つくことができたのではないでしょうか。 vataは五大元素でいうと風・空にあたり、冷性・軽性・乾性の性質を持ちます。大気中にvataが増えると人間の身体も冷えて不安げになり、肌も乾燥する。台風の中、たくさん風を浴びて冷たい雨に降られて家に帰宅した人がまだ
不安という名前をした、細い橋の上をえんえんと歩いていた26歳の頃、青山ブックセンターで出会った小説家は「抽選に当たったから、君はこの港町まで来てください」と言って、"当選"と手書きした紙切れをわたしに渡した。 薄暗い森の中でずっと細い雨が降っているような空気の中にいたので、記憶の視界が霧に立ち込めていてほとんど覚えていないのだが、きっかけはそんなようなことだった気がする。 言われるがままに港町へ向かったその日、バス停に降り立ったわたしの顔は傘の下、輪郭がぼやけてどこかに消
あっという間に春夏が終わり、これからはvataのシーズン。台風が過ぎたら寒く冷え込む秋冬がやってきます。 vataが優勢になることで身体が乾燥し冷えると、心が不安定になり、寂しさや不安が増えやすくなります。まだ起こっていない未来を想像し悲観的になったりしても意味のないこと。 こんなことが起きたら嫌だな、と想像して起きることは、もしかしたら想像することで自分自身が実現させてしまっているのかもしれません。 そうしたことがないように、秋冬の前に行うvataケアはとても大事なこと
あっという間に9月、2022年も終盤です。 9月のオンライン料理教室の料理デモンストレーションは9月27日(火)18:00-19:00にYoutubeLiveで行います。 今月は前回に引き続き、特別開催。 中秋の名月も迎えて朝晩は一気に冷え込む季節に入りますので、秋の始まりの過ごし方をお話ししつつ、根菜のお料理を作ります。 メニューは、 ・レモンラッサム ・長芋のサンバル ・チャツネ ・焼き芋ギー の予定です。 根菜はたくさん食べすぎるとお腹にガスを生みやすいのが難点です
盆明けですっかり涼しくなった今日この頃。日中は蝉が鳴いたりまだ日差しは暑いものの、風はすっかり秋。とんぼを見かけると和みますね。 アーユルヴェーダでは夏に大気の影響で増えるPittaによる不調は秋に出るとしています。涼しくなってついうっかり気を抜いてしまいそうになりますが、実はこれからが要注意の時期です。 夏の終わり、秋の始まりはこもった熱と失われた油分で何かと肌も気持ちも不安定になりがち。熱を秋の果物でリリースし、良質な肉の出汁で失われた油分を補いたいところです。 とい