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レゴを通して改めてアダルトチルドレンの認知の歪みに気づいた話


突然ですが、最近ブロックの組み立てにハマっています。

といっても、本家のLEGOはかわいいデザインがあまりなく値段も高価なため、

もっぱら中国メーカーのものを買っては作っているのですが、

そこで、アダルトチルドレンの認知の歪みについて気づいたことがあったので、今回はそのことについて書きます。

いつも極端な考え方をしてしまう
0-100思考が手放せない
ネガティブなマインドブロックがある

という方は、どうぞ最後までお付き合いください。




さて、

子ども向けの知育玩具として知られているブロック遊びですが、その効果として、

  • 集中力

  • 想像力

  • 創造性、クリエイティビティ

  • 論理的思考力

  • 空間認知力

  • 美的感覚

  • 問題解決能力

などの能力を向上させると言われています。

そんな中で、私は熱中して組み立てているときにふと、これって大人にとっても効果的なのではないか?と気づきました。

つまり、大人になってもブロック遊びから学ぶことがあるということに、たどり着いたんですね。


ブロック遊びは、お伝えした通りいろいろな能力が鍛えられます。

手順としては、

①必要なパーツを探し出す
②平面の図面から立体的な位置を読み取る
③読み取った情報をもとに正確にブロックを組み立てていく

とシンプルですが、きちんと組み立てるには集中力と忍耐力が必要であり、なおかつ柔軟に頭を切り替えることも大切です。

そんな中で、

必要なパーツが見つからない
使うパーツを間違える
手順を間違える、読み飛ばす
うまく組み立てられない

といった問題にぶつかります。

私はここで、アダルトチルドレンとして自分の中の認知の歪みに改めて気づきました。



そもそも認知の歪みとは、デビッド・D・バーンズ氏が提唱した理論で、主に10項目に分類されています。

1. 全か無か思考
2. 一般化のしすぎ
3. 心のフィルター
4. マイナス化思考
5. 結論への飛躍
6. 課題解釈/過小評価
7. 感情的決めつけ
8. 「すべき」思考
9. レッテル貼り
10. 非難

『不安もパニックもさようなら 不安障害の認知行動療法』デビッド・D・バーンズ著より


これらの特徴を簡単に言ってしまうと、

自分に対してネガティブで極端な考え方をしてしまうこと

または、

自分にとってネガティブなとらえ方で現実を見てしまうこと

と言えます。


例えば、

職場や学校でヒソヒソ声で話している人たちを見かけると、自分の悪口を言っているのではないかと不安に感じてしまう。

思った通りにできなかっただけで、未来永劫うまくいかないのではないかと悲観的に思えてしまう。

自分は能力がなく不出来な人間だから、人よりも努力しないといけないという強迫観念を抱え込む。

などなど。

その根底には、

自分は悪い子だから愛されない
自分はいつも嫌な目に遭う
自分は幸せにはなれない

といった観念が存在しています。



そんな認知の歪みがある状態でブロック遊びをするとどうなるのか。

必要なパーツが見つからない
使うパーツを間違える
手順を間違える、読み飛ばす
うまく組み立てられない

といったトラブルが起こったとき、

不良品に当たった
粗悪品を買わされた

と被害妄想気味になってイライラしたり、

自分にはセンスがない
自分はブロックの組み立てに向いていない

といったネガティブな観念に襲われてしまいます。


認知の歪みがあると、“単なる事象である現実”を自分いじめの材料にしてしまいがちです。

アダルトチルドレンの大元には、

自分は悪い子だから愛されない
自分はいつも嫌な目に遭う
自分は幸せにはなれない

といった観念があり、その観念を現実に見出そうとしてしまいます。

つまり、

自分は悪い子だから愛されない
自分はいつも嫌な目に遭う
自分は幸せにはなれない

と感じることを“ゴール地点”にしてしまい、そこに到達するためにすべての出来事を認知しようとしてしまうんですね。



認知の歪みを抱えてしまっているときは、冷静に自分を俯瞰する必要があります。

例えば、

不良品に当たった
粗悪品を買わされた

とイライラしたときは、

本当にそう?
ちゃんと探してみた?
ちゃんとやってみた?

と、自分に問いかけます。

実際、私はこれまでにかなりのブロックを買いましたが、パーツが足りなかったのは1つだけで、

それも、余っていたパーツで代用して組み立てられたので、特に困ることはありませんでした。

また、

自分にはセンスがない
自分はブロックの組み立てに向いていない

といったネガティブな考えに対しても、

間違えたらまた一からやり直せばいい
楽しくできればそれでいい
向いてるか向いてないかは重要じゃない

と自分に対して冷静に語りかけることで、最後まで楽しく続けることが出来ました。


認知の歪みに悩んだときは、しっかりとその出来事と自分の中の認識を区別する必要があります。

ブロック遊びの場合、冷静に俯瞰して自分の状態をとらえることで、

必要なパーツが見つからない
使うパーツを間違える
手順を間違える、読み飛ばす
うまく組み立てられない

という現象と、

不良品に当たった
粗悪品を買わされた
自分にはセンスがない
自分はブロックの組み立てに向いていない

ということは、また別の次元であることがわかるようになります。


つまり、上手くいかなくてイライラしたりモヤモヤしたりしても、

“それは認知の歪みによるネガティブな意味付けをすることによって見ている現実・・でしかない”

と、気づくことができるようになります。


認知の歪みがあると、視野が狭くなり、何より自分らしく生きることができません。

ブロック遊びに限らず、私たちは日常においてさまざまな形で、自分の中にある認知の歪みによって構成された現実を生きています。

そこで

いつも孤立してしまう
人と分かり合えない
誤解されてしまった
傷つけてしまった

と感じ、自分を責めたり過去を悔やむことがあります。

しかし、認知の歪みが原因で自分に不都合な現実・・を作り出してしまう、ということがわかっていれば、

ネガティブな考えが湧き上がってきても、冷静に対処することができます。


なので、もしも認知の歪みに悩まされたときは、

それってほんと?
本当にそうなの?

と、優しく問いかけてみてください。


本当のあなたは、自分が愛される存在だと知っています。

認知の歪みとは上手に距離をとって、愛されることを自分に許可してあげてください。



ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました🍀


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