『恋心』
君とはじめてキスした
雨交じりの公園で二人
行き先を忘れてもがき
立ちすくむ旅人のよう
お互いだけ全てだった
君を好きだと信じたい
君も僕を好きなのだと
けれど寄りそう僕らは
「恋」という幻だけを
追って疲れていただけ
誰にも理解されない事
誰からも許されない事
それが世界と共存する
歪な僕たちの生き方だ
ルールと正しさの意味
わからないまま従うの
分からず屋の顔でいた
卑怯な手段と知ってた
君を抱きしめる手だけ
熱く僕に生きる意味を
与えていたんだ本当に
君の手が僕の頬触れる
雨に凍えたその手だけ
守れると言えるのか?
君を好きだと言う言葉
僕を好きだという言葉
どこか知らない国から
送られた手紙みたいに
読むことは不可能だね
ねえ、君を心から大事
そう思うならこんな夜
君を連れ出すはずない
僕の戸惑いに君が笑う
「一人じゃないのよ」
嘘をついた恋心見つめ
僕らは抱きしめ合った
閉じた瞼にうつる影を
相手に悟られぬように
【自己お題】
TM NETWORK SEVEN DAYS WARの歌詞を使って