![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125170034/rectangle_large_type_2_8f7d03ebf99d9f78fd09246e104c7b27.jpeg?width=1200)
トムヤムクンは 5 分で作れる
らしい。
私はスープ全般大好きだが、特に好きなのはトムヤムクンとけんちん汁である。ごぼうやキノコのポタージュなんかもよい。
トムヤムクンは外で食べようとすると、大体 2 ~ 3 人前の分量がデフォルトである。
パッタイだって食べたいのだから、そんなには食べられない。
私のパートナーは辛いものが苦手であり、タイ料理である事故が起こってからは特に、カオマンガイしか食べない。
カオマンガイには大抵チキン スープが付いてくるのだから、尚更トムヤムクンには食指が動かないだろう。
初めてタイにひとりで行ったときには、ここぞとばかり毎日トムヤムクンを食べ歩いた。お店によって具材も味も違うので、どこがベストか見付けたいと思ったのだ。
しかしそんな私の思惑とは裏腹に、日を追うごとに風邪を引いたような喉の痛みが増えていった。
私はヨーロッパの花粉症持ちなのだが、着いたその年に発症したため、なぜ長期間喉が痛いのか、日本から持ってきた喉スプレーでもまったく緩和しないのかしばらく分らなかった。
ネットで調べて薬局で店員さんに症状を伝えたら 「花粉症じゃない?」 となり、花粉症の薬を飲んだらやっとおさまったのだ。
だからまさか、タイでも何かしらの花粉症にかかったのではないかと思った。
しかし違った。原因はトムヤムクンだ。
トムヤムクンに入っている唐辛子成分 (カプサイシン?) のせいで、喉が焼けたのだろう。
歌手は辛いものを避けると聞いていたが、リアルに喉を痛めるのだとこの時初めて実感した。
これに気付いてからは 「トムヤムクンは 3 日に 1 回まで」 というルールを自分の中で作った。
トムヤムクンはおいしい。1 人前のスープが飲めないのならば、トムヤムクン ラーメンを頼めばいいではないかと思う。
そうしたらとりあえずトムヤムクンは飲めるのだ。
しかし私は多分、トムヤムクンよりパッタイが好きなのだ。
パッタイって何もかもおいしい。生のもやしも砕いたピーナッツも、あまじょっぱすっぱい味付けも、カラカラの厚揚げもたくあんもエビもおいしい。
日本ではタイ レストランはせいぜい 1 日に 1 回しか行かない。だからパッタイを頼んでしまう。
パートナーは特別タイ料理が好きではないので、タイ レストランで外食する頻度も 1 ~ 3 ヶ月に 1 回だ。
そうすると 「こないだはパッタイ食べたから…… (今回はトムヤムクン ラーメン)」 とはならず、またパッタイを食べてしまう。
カイチャオ ムーサップもかなり好きな料理なのだが、パッタイを諦めてトムヤムクン ラーメンを諦めた先に行き着く食べ物なので、ほとんど食べる機会はない。なんならカオ パットクン (エビ チャーハン) も好きだし、カオマンガイ トード (揚げカオマンガイ) も好きだ。
タイ料理は本当においしすぎる。私がタイに行きたがる一番の理由はこれだ。タイにいれば 「1 日に 3 回」 タイ レストランに行くことが自然にできるのである。
朝はカイチャオ ムーサップでご飯、昼はトムヤムクン ラーメン、夜はパッタイにしたら、もうその日じゅうにフルコースが叶うではないか。
あと名前忘れたけどエビと春雨の煮込み麺的なものも好きだ。
私はエビが好きなのでタイ料理に好きなものが多いのだ。
比較的近所に凄くおいしいタイ レストランがあるのだけれど、そこのグリーン カレーがおいしすぎて、他のを試せていない。
(パートナーの) カオマンガイもおいしいし、セットのデザートもおいしいので間違いなくパッタイもおいしいのではないかと思っているのだが、何だかんだいつもグリーン カレーにしてしまう。
どうやら私は青唐辛子も好きみたいだ。旅行先で柚子胡椒を見かければ買ってしまうし、東北では南蛮味噌を買うのを楽しみにしている。
いちど南蛮味噌を自分で作ったら物凄く辛辣 (辛いレベルではなく、痛い) なものができてしまって、素人が安易に手を出すものではないと反省している。
そんな訳でタイ料理は大好きだけれども、タイ レストランではジレンマが多い。普段、飲み会などの人の集まりが嫌いな私だが、「タイ料理のコース」 と言われたら飛んでいってしまうかもしれない。
そのくらいタイ料理の 「ちょい食べ」 は難しく、注文するメニューの厳選を毎回強いられている。
こんな感じで長らくトムヤムクンを食す機会に恵まれなかった。京都で 「ランチに +200 円でトムヤムクン スープ付けられます!」 的なところを発見したのだが、その日は定休日だった……。
運が悪いと諦めるより他はない。
さて、冒頭の件だがトムヤムクンは 5 分で作れるらしい。
日本人的な感覚で言えば味噌汁のようなところか。
今までは 1 回しか作ったことがないように思うが、そう言われるとなんだか肩肘張らず、気軽に作れるような気がする。
というわけで朝から作ってみた。
本当はもっと前から作りたかったのだが、材料を取り寄せたり買い出しに出たりして、材料が揃ったのがやっと昨日の夜だったのだ。
一晩置いたらそれだけ腐りやすくなるだろうと思い、昨夜は作るのを見送って今日の朝になったというわけだ。
ちなみに私はなんとなく 「フクロタケ」 は絶対に入れたい気がしていて、今回これの入手に時間がかかった。
↑ 富澤商店が近くにある方は、店舗に取り寄せてもらえば 1 点から送料無料で購入することができる。
お店によっては店頭になかったりするので、在庫確認は必須だ。うちの最寄りにはなかった😭 2 つ目の最寄りにはあった。
味噌汁と同じ感覚で作ることにしたので、材料もバーッと適当に。
【材料】
エビ (有頭だといいらしい)
しょうが
レモングラスの茎 (冷凍)
ミニトマト
豆腐
パクチー
フクロタケ (しめじ or マッシュルームで代用可)
【調味料】
トムヤムクン ペースト
ナンプラー
ココナッツ シュガー
多分こんな感じ。ココナッツ シュガーもなければ買わなくていいと思うが、家でもパッタイ作りたかったらおすすめ。
↑ 途中 (3・4) まではこれを見て作っていたが、5 あたりから味噌汁感覚で作ることに。
なお、フクロタケは水煮だし椎茸のようにダシが出るわけではないので、なくても大丈夫だ。私は缶詰のを半分に切って使う。
今回は無頭エビしか入手できなかったので残念だ。
豆腐は日本のどこかのタイ レストランのトムヤムクンに入っていた気がして、おいしかったように記憶しているので入れてみた。
ミニトマトも好みで。
トムヤム ペーストは何種類か輸入されているが、個人的にはニンニクの入っていない ↓ が好きだ。
私はココナッツ ミルクなしのトムヤムクンの方が好きなので、なしで作る場合は余計に ↑ のシンプルな材料の方がおいしく感じる気がする。
ナンプラーはわざわざタイから持ち帰ったけど、Amazon でも売ってた……。
ココナッツ シュガー
【パッタイの余談】
↑ ココナッツ シュガーは結構値が張るのだけれど、タマリンド ペーストからパッタイ ソースを作る場合は大量に使うので、パッタイ好き (かつ家で面倒でも作りたい人) には大きい方がおすすめ。
タマリンド ペーストも Amazon で買える。
私はいつも下記のサイトを参照して作っている。正直、パッタイ ペーストを買ってくるよりもタマリンド ペーストを作ってから作ったパッタイの方がおいしい。
ただかなりめんどくさいので、本当に一念発起しないと作れない。
肝心のパッタイのレシピを見失った😭😭
でも ↓ のもおいしそう。
ココナッツ シュガーを 「こんなに!?」 ってくらい多めに入れるのがおすすめ。
あと個人的に麺はそこそこ細いのがおいしいと思っている。今のところいちばん好きなセンレック ↓。
40g の小分けで便利。100g で作ると大量にできるので、1 人前は 80g で充分だ。
↑ 冷蔵で届くのかな? かなり安い! 今度買ってみよう。
実は Amazon でも買えるのだけれど、送料込だと結構高い。
トムヤム ペースト然り。近くに KALDI がある方は KALDI の方がおすすめ。
このトムヤム ペーストを少し薄めて味見してみたところ、かなり完成された味だったので本当にこれの濃度を調整するだけでおいしくできるのではないかと思う。
あれこれナンプラーやココナッツ シュガーで調整しようとしなくても大丈夫だと思う。
まさしく味噌汁のようだ。
ただ、上澄みの辛味オイルはかなり辛い上に入りやすいので、なるべく底に溜まった醤から掻き出していくのがコツかもしれない。
ちなみにトムヤム ペーストのエビ成分は 「カピ」 というようなものだったりするらしいのだが、よっっっっっぽどじゃない場合は購入をおすすめしない。
これもタイから買って帰ったのだが、冷蔵庫がひどいにおいになり、2 重にジップロックに入れたのに耐えきれないにおいを発していて最終的に捨てた。
上述のカオ パットクンなんかにも使うようだが、私には使いこなせなかった。というかフタを開けるのすら無理だ。
5 分ではできなかったけれど、完成度の高いトムヤム ペーストのおかげで満足のいくトムヤムクンができた。
とりあえず味噌汁のように味見して、「ここでいいな!」 と思う瞬間まで味をつけたら良い。
思ったより神経質にならなくていいようだ。何せマイペンライの国だし。
ライムもすだち (東南アジアのライムはなんかグリーン ライムよりもすだちに近い気がしているので) も買ってはきたけれど、↑ のトムヤム ペーストにしっかり入っているので要らないかも。
そして私は汁物全般に言えることだけれど、いつも具を入れすぎてそのせいで 「スープ」 ではなく 「〇〇 煮込み」 みたいになってしまう。
これを解決するために汁部分を増やすのだが、そうすると大量にできてしまう。
「タイでは 3 日に 1 回」 しか飲まないスープを 2 リットル以上作ってしまった。
加えてパートナーはトムヤムクンがあまり好きではないはずなので、大して減らしてはくれないだろう。
ただ今回、自分で作っているので辛味調整ができている。辛さの面では 「本場の味」 とかまったく目指していない。
タイ人の 「辛い」 は本気で辛い (はず)。
だから連食しても大丈夫だろう。
私はタイのママーのトムヤムクン ラーメンが大好きなのだが、これについてくるトムヤム ペースト (好みで加える) を最初何も考えずに全部入れたら大変な目に遭った。死にそうなくらいむせた。
タイで買うと凄く安いので、自分用のお土産に最後スーツ ケースにたくさん詰めて帰る。
なぜか台湾の三越でも売っていて、なぜか私も買って帰ってしまった。
先日たまたま旅行先の大阪でタイ食材屋の前を通りかかり、そこでも買ってしまった。
本店は新大久保にあり、新大久保なら行ける距離だ。でも出社していない今はもうきっと行かない。だからいいのだけれど、ちょっと旅行先でインスタント ラーメンを買うことにどうかなと思ってしまった。
タイの即席ラーメンも複数のメーカーから発売されているが、私はママーがいちばんおいしいと思う。
あまり見かけないので見かけたら買うようにしている。
そうしたら台湾と大阪で買ってしまったというわけだ。
新宿・天満エリアに行ける方は ↑ のお店だとフレッシュなレモングラスやコブミカン、ホーリー バジルなども手に入るためおすすめ。
化粧品なども少し売っている。
私はいつか新大久保店に行ってみたい。
いいなと思ったら応援しよう!
![EarlyBird](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/64181684/profile_b5be2a36f91cc02ea24169b88a1f321a.png?width=600&crop=1:1,smart)