自分は頭がおかしいのではないかと思うこと
ルッコラの水耕栽培を始めた。
実は 2 回目である。
前回やめた理由は 「ハダニが湧いたから」。
ついでに一緒にシソも育てていたが、同じ理由 + シソの味がしなかったからやめた。
私はとにかく虫が嫌いである。
造形として OK なのは、アリ、ハチ、カマキリ、クワガタ。
この辺はカッコいいのでむしろ好きだ。
頭に G が付く虫は一般的に強く嫌悪されているが、私はそこまで嫌いではない。
いや、もちろん出たらパニックになるし、自宅には駆除剤もあるし・屋外には忌避剤も仕掛けている。
しかし 「一番嫌いな虫」 ではない。TOP 10 には入るかな、というくらいだ。
甲虫と似たような造形である。
「不衛生」 という目に見えない要素を除いたら、個人的にはコオロギやカナブンとそこまで違いはない。
そんなに昆虫に詳しいわけではないので、もしかしたら知らないだけで下記以上に嫌いな虫も存在するかもしれない。
しかし私は何よりも蛾が嫌いだ。
もちろん毛虫もアカン。
そして蝶も結構ダメである。
特にシジミチョウみたいな 「目」 っぽいのがあるもの。
本当に本当に生理的に無理。
マンションの廊下にとまっているのを見かけただけでも泣きそうになるくらい嫌いだ。
Google 検索で画像が出ようもんなら叫んでしまうし、蛾に限らないが、本当に画面を触れなくなる。
ひたすら画面を見ないように遠くから 「戻る」 ボタンを押すばかりである。
なんとか 「嫌い」 を克服しようと思って『ファーブル昆虫記』の蛾のエピソードだけ読んだが、余計気持ち悪くなっただけであった。
ヤママユガとかシロヒトリとかもう本当にアカン。一生その姿を拝まないで暮したい。
昆虫ではないけど多足類も蜘蛛も嫌いだ。
しかし多足類はあまり目にする機会はない。
なぜ、断念した水耕栽培を再度始める気になったのか。
ルッコラが手に入らないのである。
私は結構偏食で、朝食には大体下記のセットを食べている。
ライ麦パン
ルッコラ
生ハム
ルッコラは家庭でも水耕栽培できるくらいなので、年中収穫できるはずの葉物野菜である。
しかしある時期を過ぎると、なぜかあまりスーパーや生協でも取り扱わなくなる。
そうすると私はルッコラ ジプシーになるのだ。
私の普段の行動範囲でルッコラを買えるお店は全部で 5 店舗あるのだが、現在では 2 店舗でしか扱っていない。
しかも、量は少ないのに価格は 2 倍 ―― 結果的に普段の 3 倍くらいの価格になっている。
そして同じようにルッコラ ジプシーになっている人がいるらしく、売っているはずのお店に行っても売り切れてしまっていることがよくある。
その場合は仕方なしにベビー リーフを買って帰るのだが、違うのだ。
ルッコラが食べたいのだ。
商品発送のタイミングでついでに買いに行くからいいや、とそれでも今までは思っていたのだけれど、ルッコラとは別で現在生ハムの価格が高騰しているのだ。
上記が関係あるのか、ただの円安なのか、はたまた某国の侵攻のせいなのか。
原因は分らないが事実として 100g あたり ¥600 → ¥800 になってしまった。
しかしこれがそんなに納得のいくおいしさでなく、納得のいくものを購入しようとすると 100g あたり ¥1,200 くらいになるのだ。
和牛のサーロイン ステーキより高価な価格である。
月に 200g 程度しか買わない、およびその他のこと (服飾や化粧品など) にほとんど出費しないことを考えたら、捻出できない額ではない。
が、上記の朝食が (ライ麦パンもあるので) 1 回あたり 300 ~ 400 円くらいになりそうなのである。
外に朝食を食べに行った方が安価なのでは…… という価格だ。
下手したら昼食や夕食より高価かもしれない。
そしてたかが (全然 「たかが」 じゃないが) 葉物野菜のためにスーパーを 2 ~ 5 件ハシゴするのも嫌なのだ。
非常にめんどくさい。
というわけで、ルッコラだけでも簡単 & 安価に入手するため、水耕栽培再開である。
過去に購入したハイポニカ (液体肥料) も大量に残っているし。
前回は 100 均で購入したスポンジやら容器やらを使用して水耕栽培していたが、今回は本気で虫と戦うつもりで、本気 (?) のキットを購入してみた。
多分、日光を当てるため窓の近くに置いておいたせいでベランダから小さなハダニが侵入したのだろう。
↑ なら LED ライトが付属しているので、窓際に置かなくても良さそうだ。
ガンガン照射してすくすく育ってくれるのだろう。
凄く評価が良いみたいなので購入してみた。
同時に Amazon でルッコラの種も買ってみた。
ルッコラは品種が何種類かあるため、色々な種を育ててみようと思い、メルカリでも種を数種類購入してみた。
ルッコラ (別品種)
パクチー
黄唐辛子
バジル
シソ
Amazon の種だけ先に届いたため、さっそく発芽させる準備をしたところ、1 日でヒョロヒョロと発芽したところに水耕栽培キットが届いたのでスポンジに植え替えてみた。
そんな風にしていたら、だいぶ前にやめた 「ベランダ家庭菜園」 も、再開しようかなと思い始めた。
水耕栽培をしていた同時期に、キャロルセブンというミニトマトと、ナスを育てていた。
順調に育って収穫もしたのだけれど、なぜか私は食べる気がしなかった。
「え、これ雨ざらしになってたんだよね?」
みたいな謎の嫌悪感が湧いてしまった。
スーパーで購入するものも、温室で育てていない限り雨ざらしで育てられているんだろう。
しかしそれを食べることに抵抗はない。
なんせ私は 「雨ざらしになった姿」 を見ていない。
でも自宅で育てているものは、土から雨水を吸収して雨ざらしになって、時には鳥や虫に突っつかれたかもしれない。
アオムシがトマトの表皮を這ったかも……
そう考えたら一気に食べる気が失せてしまって、パートナーにすべてあげた。
一体何がしたかったのだろう。
小学生の時もキュウリやナスを授業で育てて、おいしく食べたはずなのに。
「頭おかしいのでは? ①」 である。
私はレモングラスが大好きだ。
特に生のレモングラス。
味はおいしくない (食べるものではない) けどムシャムシャ口に含んでしまうし、プーケットに行った時はレモングラス ハウスで色々と買ってしまう。
タイにもレモングラス関連の商品はたくさんあるけれど、ここの商品は本当にあの 「レモングラスそのもの」 の香りと清々しさが閉じ込められている。
↑ いつの間にか日本でも安価に買えるように! タイの 2 倍くらいの価格 & 送料 500 ~ 1,000 円はかなり良心的では!
レモングラスにはどうやら、東インドの品種と西インドの品種があるらしい。
タイ料理に使用されるのは西インドのものが多いようだ。
昔、レモングラスの家庭菜園も検討したことがあるのだが、越冬が難しいらしく、断念した。
「鉢を室内に入れる」 という対策を取れば難しくないらしいが、そんなことをしたら虫が家の中に入ってくるではないか。
却下却下!!
しかしネットを見ていたら 「屋外でも越冬させてます!」 という記事を複数見かけたため、私もチャレンジしようと思ってこれまたレモングラスの株をメルカリで購入してしまう。
レモングラスは害虫も病気もほとんど心配しなくていいらしいので、私にはありがたい存在だ。
問題は越冬だ。
しかし 「一年草」 と割り切って毎年苗を購入する人もいるそうだ。
失敗したらそうしようかな。
私は 「おいしいもの」 も好きで、かなり 「おいしいもの」 に執着する。
こだわる、というよりは執着がピッタリの表現だ。
寒ブリが食べたいと言って北陸に行く。
まぐろと生しらすと桜えびが食べたいと言って静岡に行く。
東京に出店している店も少なくないため、東京で食べればいいじゃんと思うのだが、どうも現地に行ってしまう。
高給取りなら良かったけれど、そうではないため 18 きっぷや LCC のセールなどを駆使して行っている。
その中でも昔、イギリスで食べたレモンライスがおいしすぎて、忘れられなかった。
生のカレー リーフが要るらしい。
ところがこれが日本で売っていない。
KALDI やジュピター、富澤商店など、売っていそうなところは全部探したが全滅。
次にイギリスに行く時に入手してやるんだと意気込んだ。
そしてその機会は訪れた (というか作った)。
しかし生のカレー リーフは検疫の問題でもちろんイギリスから持って帰るわけにはいかないため、ドライ タイプを探した。
結構すぐ見付かるかと思ったらそんなことはなく、スーパーからコンビニからかなりの店を探し回った。
やっと手に入れ無事に日本に持ち帰ったが、1 回もレモン ライスを作っていない。
絶対に期待しているものとは違うものが出来上がると分っているからだ。
ではなぜわざわざイギリスくんだりまで行って探し回ったのだ。
本当に、何がしたいのだろう。
「頭おかしいのでは? ②」 である。
そしてまさかのカレー リーフの苗もメルカリで売っているではないか!
しかも 1 ~ 2 年も育ててくださったものを、送料込で数千円で販売しているなんて!
買った。
さて、うちには余っている土 & ポットが充分にない。
↓ と同様のものにすでに桜の木を植えているが、問題なさそうなのでこれにしてみよう。
12 個もいらないけど。
あとはこんな感じのものを越冬対策用に。
レモングラスは、水はけがいい方がいいようなので、評判のいいこれを買ってみよう。
カレー リーフの土は神経質にならなくていいらしいが、ミカン科の植物だというからこれにしてみようかな。
なんだか売れそうなネーミングだ。
レモングラスの鉢はもっと大きめだから、7 ガロン用のものを買ってみよう。
これも 6 個もいらないけど。
ハッ!
生ハムやルッコラ高騰の費用を抑えたくて水耕栽培にしようとしたのではないのか!?
水耕栽培キット & 苗やら土やらポットやらで、すでに 25,000 円くらいかかっているのだが。
その金額で生ハム or ルッコラが約 1 年分ペイできるではないか。
「頭おかしいのでは? ③」
上記の水耕栽培キット、実は結構 LED が眩しい。
ダイニングに置いているが、それでも結構気になる。
昨日出かけたばかりであまり出かけたくなかったけれど、かなり眩しいので囲いになるものを調達しようと、本日も 100 均に行くことにした。
水耕栽培キットと、載せているテーブルのサイズを測り、金巻尺も持って出かけた。
不織布の収納ボックス (底をくり抜いて使う)
35 × 35cm のセミ DIY 用黒いパネル
段ボール構造のプラスチック板 (35 × 50cm)
どれが最適なのか分らず、結局全部買ってしまう (「頭おかしいのでは? ④」)。
不織布は一番設置がめんどくさくないけど、1cm 奥行きが狭いので入るか分らない。
折りたたまれているため、巻尺でも測れない。
購入するしかない。
入らなかったらくり抜く前にチャリティ ショップに寄付すればいいや。
黒パネルは簡単だけれど、奥行きが 5cm ほどテーブルからはみ出る。
プラスチック板は自由自在だが、正直作るのがめんどくさい。
ただの板で自立するすべがないため、そこも設計しなければならない。
ただ、不織布もパネルも、ライトの位置を最大まで上げた時に高さが足りなくなる。
かくなる上はプラスチック板を完全に DIY することになるが、まだライトを最大まで上げる必要はないから、まだ DIY したくない。
めんどくさい。ギリギリまで引っ張っていたい。
不織布で済むならそれがいいし、それがダメならパネルで間に合って欲しいし、プラスチック板は最後の保険だ。
最初からプラスチック板オンリーでいいではないかと思うかもしれないが、高さ40cm 以上で作成しなければならないため、今からそれは邪魔である (植物が育っていないのでライトは低くて良い)。
また 100 均に行く労力と時間を考えると、数百円ケチるのがウンザリするのだ。
「やっぱり違った!」
と、再度買いに行った時に必要なものが売り切れていたらどうするのだ。
買える時に買っておくのだ。
収納ボックスは 200 円商品なので、チャリティ ショップに新品で寄付したらきっと売れるだろう。
間接的に寄付していると思えば無駄ではないはずだ。
パネルやプラスチック板は越冬対策にも使えるかもしれない。
しかし自分の本末転倒さに呆れている。
全然水耕栽培と関係ないけれど、蒸籠も買ったことで調子に乗って冷凍小籠包 100 個を買ってしまった。
チマチマ買いに行くのが面倒 & 楽天のクーポンが 7,000 円以上ではないと使えなかったから。
ついでにいちごの練乳アイスとかいうのも買ってしまう。
冷凍のいちごに練乳を詰めたものらしいが、10 年くらい前から気になってたからいいかなと思って。小籠包だけじゃ 7,000 円に届かなかったし。
冷凍庫は常にパンパンなんだけれど (朝食用のライ麦パンも詰まっているし)、小籠包が届く日を目いっぱい遅くして、なんとか冷凍庫の整理をここ数日頑張っていた。
結果、無駄に水餃子を 8 個くらい食べることに。
しかしついに明日 (もう本日) の AM に届いてしまう。
私は中華が好きなんだなぁというのを改めて認識したが、ああ、「頭おかしいのでは? ⑤」 だなぁと思って少しヘコんでいる。
とにかく少しでも挽回するために、家庭菜園を頑張ろうと思う。
ここまで食べ物しか育ててないなんて、食べることばっかりだなぁ。
でもオリーブを育てるのもいいなぁとか思い始めている。
ちなみに金木犀と沈丁花の鉢を楽天で昔購入したが、届いたその年から咲いたし、今でも放置していても毎年花を咲かせてくれる。
やはりプロは凄い。
長々お読みくださりありがとうございました m(_ _)m