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【苦しくて大変な事ほど美しく見える】

今日は

『苦しくて大変な事ほど美しく見える』

について考察していきます。


仕事、運動、ダイエット等において
最初から完璧に整って出来る人は
殆ど居ないと思われます。

※名門一族の家系で生まれた瞬間から
 地位や財産等が全て揃っている事や
 遺産を受け継いでいる事は除外します。

どんな人でも
ゼロあるいはマイナス状態から
スタートしていきます。


例えば、野球を始めるとします。

イチローさんや大谷翔平選手も

「グローブを付けてキャッチボールをする事」

「バットで素振りをして打ち方を覚える事」

「ランニングで走塁を行う事」

「内野と外野の守備を身に付ける事」

投げて、打って、走って、守っての
野球の原点を習得します。


基本的な土台を無視して

「160キロ以上の豪速球を投げる」

「年間55本以上のホームランを打つ」

「年間30盗塁以上の走塁を叩き出す」

「毎年守備部門でゴールデングラブ賞を受賞する」

大記録ばかりを
打ち出す事は皆無です。


仮に良い結果が出たとしても
たまたまあるいはまぐれくらいと
認識しておく事です。

必ず洗礼を受ける時が来ます。

むしろ洗礼は早めに
受けたほうが良いです。


【洗礼】の解説
1 キリスト教徒となるために教会が執行する儀式。
  全身を水にひたすか、または頭部に水を注ぐことによって罪を洗い清め、神の子として新しい生命を与えられるあかしとする。バプテスマ。

2 その後に影響を与えるようなことについて初めての経験をすること。
  また、ある集団の一員となるためなどに、避けて通れない試練。
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プロ野球選手で
デビュー当時から引退まで
完全無欠の方を見た事がありません。

メディアでは
スター選手や常勝球団の長所が
ピックアップされて報道されるので
記録に目が行きがちです。


しかし、名選手も人間なので
何かしら痛い経験をしています。

表向きには出て来ない
どん底状態に陥って挫折を体験し
引退勧告を通達されるような
苦渋を味わっているでしょう。


正直苦痛を伴う事は
避けたいものです。

出来れば安心&安全&安定が
整った環境で楽して進みたいと
願っています。


もし全く摩擦も葛藤も無く
居心地の良い場所で
ぬくぬくと温室栽培育ちで
歩んでいくとどうなるでしょうか。

辛い、悲しい
苦しい、しんどい等の
ネガティブな感情は感じられず
ほんわかする状況です。

人との激しい対立や
いざこざは無く
ノーストレスです。

人間にとって
理想状態かもしれません。


ところが
人生は右肩上がりで一直線に
進んで行きません。

山あり谷ありで
縦や横に動きつつも
螺旋状に進むように
設計されています。


また人間は良くも悪くも
常に刺激を求めています。

良い刺激は
肉体面&感情面&精神面において
自分を進化向上させる貴重な
経験をもたらします。

悪い刺激は
甘い誘惑やマイナスの内容で
楽して自分だけ得する
短期的欲求をもたらします。


安心&安全&安定志向に
なっている時は
現状維持をしたいか
悪い刺激を要望しています。

安心&安全&安定という
耳障りの良い大義名分は
堕落を求めている事になります。


つまり、実際の現実は
逆説的(パラドックス)です。

本当に安心&安全&安定を
得たいのであれば
真逆である居心地の悪い状況に
飛び込んでいく事です。

自由が欲しいのであれば
不自由な環境を設定して
体験する事です。


摩擦、葛藤、ストレスの無い
美しく輝いた人生を
送りたいのであれば

摩擦、葛藤、ストレスと向き合い
1つずつ乗り越えていくだけです。


苦しみたくなければ
苦しみを受け入れる事です。

全て執着しては
逃げようとするから
苦しくて大変になります。

素直に受け入れると
解放されます。


特に心の中で

「ああっ、キツ過ぎてギブアップしたい」

「こんなハードスケジュールは止めたい」

「厳しい鍛錬に何の意味があるのだろうか」

etc

弱音を吐きそうになった時に
しんどい事を受け入れて
自分をプッシュします。


他者や周囲には
苦難困難に対して
ワクワクして楽しんでいる姿を
見せていくようにします。

苦しさや辛さは
自分の内側に留めておきます。


例えば

「自分はこれだけ努力しているのだ」

「自分の奮闘している姿を見てほしい」

「自分のストイックさを分かってほしい」

etc

承認欲求を猛アピールする事は控えます。

リーダーが承認欲求を見せれば
誰もついて来なくなります。


どんなリーダー像なら
皆がついて来るかを考えると
自ずと道は見えてきます。

自分が付いて行きたいと思える
リーダー像を自分で磨いて
自分で作り上げる事です。


「苦しいは楽しい」

「大変は大きく変わる」

と解釈すれば視点も移動します。


苦しくて大変な事こそ
楽しくて大きく変わる
美しい旅の過程です。

辛い、しんどいと思っている時こそ
ラッキーゾーンに入っています。

いわゆるフロー状態です。

簡単過ぎず難し過ぎず
程良く背伸びして
集中出来る範囲です。

逆説的(パラドックス)を
意識して楽しみましょう。

最後までお読み頂き
ありがとうございます。


追伸
あなたにとって
「苦しくて大変な事」を
教えてください。

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