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【リターン症候群は自己破産!】

今日は『リターン候群は自己破産!』
についてお伝えしていきます。

「リターン」を
日本語の意味の視点で
捉えると否定的な印象は
少ないかもしれません。

「リターン」の意味は
[名](スル)
1 戻ること。帰ること。復帰すること。

2 折り返すこと。
 「水泳のコースをリターンする」

3 テニス・卓球などで、ボールを打ち返すこと。
 「リターンエース」

4 「リターンパス(return pass)」に同じ。

5 利益。もうけ。また、利益率。
 「リターンの大きい商売」
                  goo辞書より引用

リスクとリターンの関係で

ハイリスクハイリターン
ハイリスクローリターン
ローリスクハイリターン
ローリスクローリターン

お馴染みのマトリックスで
分析されています。

政治、経済、仕事、プライベート等
どちらかと言えば
何かを「得る」意味で
使われています。

「return」の語源
下記の通りです。

re-「後ろへ」turn「回転する、向きを変える」
後ろへ返す
【動】返還する、帰還する


元々の「返す」の意味に
焦点を当てて
考察していきます。

「返す」の中には
商品の返金や返品も
あります。


英語では
返金=Refund
返品=Return

となっています。

とすれば「リターン」は
相手に返す事の意味での
認識となります。

日本でも返金保証や
クーリングオフ制度によって
消費者側を保護するように
変化しています。


私が鍼灸整骨院業界に
在籍していた頃
施術や物販に対して
会員制を導入していました。

鍼灸整骨院業界には
まだ浸透されていなかったので
便利で最先端をリードする反面
批判批評も受けます。

無いに越したことはありませんが
何かしらのクレームは発生します。

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よくあるクレームとして

「最初の説明では全然聞いてなかったから返金しろ」

「思っていた内容と違うから解約して返品する」

「継続課金する事はおかしい、詐欺ではないか」

etc

中には感情的になって声を荒げ

「お前のところの評判を近隣に言いふらすぞ」

「消費者センターに連絡して訴えるぞ」

「覚えとけよ、出るところ出たるからな」

etc

暴行される等はありませんでしたが
大声で罵声を浴びせられる事は
ありました。

もちろんクレームに対しては
謙虚かつ真摯に受け止め
改善するフィードバックとして
活用しています。

またクレームは自分達が成長出来る
貴重な機会となります。

よって積極的に傾聴して
親身に対応する事が望ましいです。

※クレームに関する対処法は
 別の機会で取り上げます。


提供者側は購入者側に対して
出来る限り損害を与えないよう
様々な配慮をしています。

返金や返品の仕組みは
その実例です。


ところが購入者側の視点では
誰でも絶対に損したくない
という気持ちがあります。

「俺にリスクを負わせるな、お前がリスクを負え」

口に出さなかったとしても
心の中では思っています。


私も購入者の立場であれば
普通に感じています。

傲慢でワガママです(笑)。


今回は自己責任を前提に
話を進めていきます。

商品やサービスに
明白な欠陥、問題があれば
返金や返品をしても
構わないでしょう。


しかし
最初から返金や返品する事が
当たり前の認識でいると
どうでしょうか?

「俺が買っているからお前は繁盛するのだろ」

「俺様のおかげで取引出来ているのだろ」

「俺が購入しなかったらお前の店は潰れるだろ」

etc


背景としては
購入者側が三波春夫さんの
「お客様は神様」を誤解して
乱用している事です。

お客様は神様のように扱われるべき存在だと
ニュアンスだけで判断しています。

完全に早とちりです。


「お客様は神様」が持つ本質的な意味は
お客様を神様のように扱うのではなく
歓ばせるための心構えです。

お客様を歓ばせるには
余計な考え(雑念)を捨て
真っ白な心にします。

それは、まるで神様に祈る時と
同じような姿勢であるからです。

日本のおもてなしの真髄です。


三方よしの視点で俯瞰すれば
売り手、買い手、世間は
全て対等の立場です。

買い手のほうが売り手よりも偉い
という傍若無人な振る舞いを
1ミリでもすれば、その瞬間に
関係性は成立しません。


あくまで個人的な見解ですが
購入者側は商品やサービスを
受け取る以上、提供者と同じく
責任を負う覚悟が必要だと思います。

返金や返品してもらえるから安心
という中途半端な気持ちがあるなら
商品やサービスを
受け取らないほうが良いです。

それまでに想いを込めて
提供してくださった人や
モノに対する冒涜行為です。


全てのモノ&コトには
魂が宿っています。

ぞんざいに扱う事は
自分自身も
粗末にしています。

必ずブーメラン効果で
跳ね返ってきます。

よつて自己破産する意味が
過剰な要求をする事で
自分で自分を苦しめ
奈落の底に落ちる事です。

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モノは有難い気持ちを込めて
最後まで丁寧に扱います。

人のサービスは感謝と尊敬の
気持ちを示して最後まで
責任を持ってやり遂げます。


人生は色々な意味で
「レンタル」です。

あらゆるモノ&コトは
地球から借りているに
過ぎないです。

地球に対して畏敬の念が無く
モノ&コトは使って当然だ
という横柄で傲慢な態度は
自滅の道に進みます。


テーマの主旨をまとめると
自己破産しないための
アプローチとして

1.提供者(売り手)は100%全力で
  購入者(買い手)に価値提供した上で
  返金&返品保証等の特典を付け
  相手を得させるようにする。

  クレームは謙虚かつ素直に受け止め
  今後の発展に活かすよう努める。


2.購入者は全て自己責任のマインドで
  提供者に感謝&尊敬の気持ちを示し
  商品やサービスを受け取る。

  お金を払っているから
  優遇されて当たり前だという
  クレクレ君精神は止める。
  
  基本返金&返品を行わない。
  商品は最後まで使い切り
  サービスはやり遂げる覚悟を持つ。
  
  万が一不備があり
  返金や返品をする場合でも
  悪質な不平不満や批判批評は公言しない。
  建設的な意見を添える等の対応に留める。

  取扱説明書に記載しているから
  売り手に対して感情的に激高して
  文句をぶつけてやるという
  愚かな考えは慎む。


3.地球(宇宙)に対して畏敬の念を持つ。
  
  全てのモノ&コトは使えて当然
  という傲慢不遜な態度は控える。

  人生はレンタルしている想いで
  何事にも丁寧に扱い感謝する。


提供者(売り手)の立場では
色々な配慮をしますが
購入者(買い手)の立場になると
つい忘れがちになります。

社会的欲求や承認欲求を
満たそうとする事が
問題ではありません。


返金&返品ありきは当然
という偏見を捨てます。

双方が真剣に向き合いつつ
思いやりの気持ちを示す事です。

モノ&コト&人に対して
感謝と尊敬の念を抱き
敬意を表していきましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたの
「返金&返品」エピソードを
教えてください。

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